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げんちゃんのテストは、あれからひどいのも帰ってきてます。家庭科18点、国語17点。これはほんとにひどい。
でも、げんちゃんは、国語のドリルをさせた時は、そんなにわかっていないとは思えませんでした。
げんちゃんの学校の国語のテストは、私が見ても、解きたくないな~と思わせるようなレイアウトです。1年生の時から同じレイアウトが続いて、いつも、さんざんな点数です。
どうも、解きたくない、と思わせるいやなインパクトのため、げんちゃんの意識低下がどっとおこっているようです。大問5問のうち、今回は、なんと1問だけしかやっていないというありさま。「枕草紙」なんて、けっこう覚えていたし、4択の問題くらいはけっこうできるものもあるようなのに、拒否感が強いので先にすすめない・・・・そんな感じなんだろうと思われます。
学校の先生たちは、とにかく問題が同じなら結果も同じ、と思っているのかもしれませんが、それは、あまりに無知というものです。
業者テストみたいにすっきりしたレイアウトだったら、まちがいなく、げんちゃんは、30点もしくはそれ以上とっていたんじゃないか、と思われます。
最近は読字障害というお子さんもけっこう表面に現れてくるようになっているのに、先生方の認識は、まだまだ遅れているのかもしれません。私が校長だったら、この問題を作った国語の先生を呼んで、ちょっとアドバイス差し上げたいな~と思います。PTAの時に、上の先生つかまえて言ってみようかな~・・・
自分の教科が悪い平均点だったら、教師の面目もまるつぶれかもしれませんから、ちょっとそこを改善したらいいのにな~。
実は、老眼が入っている私さえ、そのテストを見た途端、いやな感じに襲われました・・・・笑
国語は初日にあって、私はいつも国語がさんざんなげんちゃんに、
「あのね、漢字を先にやりなさい。後ろの方に、漢字の問題があるから、そこからやるのよ!」
と直前に言い含めていましたが、げんちゃんは、1からやって、見事に撃沈してます。
帰ってきてやってないことが判明した時点で、たまたまげんちゃんを視察に来ていた(笑)Sさんが、げんちゃんに、なぜわかる問題からやって、わからない問題をとばすのか、ということを、図説して掘り下げて教えてくれました。(なんせ、家がそばなので、ちょくちょくお世話になってしまってます。)
横で見ていた私は、そんなこと当たり前じゃん、と思っていましたが、げんちゃんは、真剣にうなづいていました。
げんちゃんの中に、最初からやるべき・・・みたいなこだわりがくずせないでいたらしいです。
そして、次の日の理科は、ましな地学からやって、化学をあとまわしにしたらしく、大問12問あったのに、全部書き込めていました。結果は、30点ちょいにとどまっていますが、げんちゃんが、この問題を、適当にでっちあげたのを含めて、全部書き込めたことは、相当な成長と感じます。
つまり、げんちゃんの能力は、ずいぶん気持ちに影響することがわかります。意識が低下した場合、意識が高く保っている場合。まったく反対に振ってしまうということを、今回ほどリアルに納得できた試験は初めてかもしれません。
発達障害イコール低いIQ、と思っていた部分は、頭の問題ではなく、心の問題だったのでしょう。
心を変えることは、頭を進化させることより、ある意味難しいです。でも、心は、何かのきっかけで大きく変わる可能性がある。そうなると、IQも、絶対上がっていく。
Sさんが、勉強はメインじゃない。勉強よりまず心だよ、と私に言い続けていたのは、そういうことだったのかもですね。心が発達していけば、おのずとIQは上がる。そっちの順番の方が早い。
勉強もしなくてはならないけれど、心の反映としての学習であり、目的ではなく、手段だったということでしょうね。
ほんとに、げんちゃんのプロジェクトは佳境に入ってきたのかな~と思います。
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発達障害とは、能力を発揮しにくい障害だと私は思っていて、能力を発揮するために声掛けや勉強、運動などの様々なアプローチが必要だと思っています。
しかし、それらの目的は全て、S先生がおっしゃる通り、心の発達を促すことなんですよね。心が育つから、モチベーションが上がったり、柔軟性が出て来たり、洞察力がついて来たりして、本来の能力が発揮出来るようになって行くんですよね。おっしゃる通り、IQに変化が出るのも心の変化があってのことだと思います。
roboの変化を見ていても、心が先に動いて、それから結果がついて来ているので、それがよく分かります。
げんちゃんも心が動き出しているので、本当にこれからが、げんちゃんプロジェクトの佳境に入って行くのだと思います。
教わった通りに理科のテストで地学から取り組んだのですから、心が動いていますよね。
要するに勉強を使うと、手っ取り早く心を動かす練習が出来るので、使う意味が大きいのだと私は考えています。
roboなどは、水泳のタイムも心を動かしやすいようで、自ら工夫して、じわじわタイムを上げています。数字のインパクトが強いからだと思います。あとは、友達付き合いについても試行錯誤をしているので、友達付き合いもいい練習になっている気がします。
でも、一つ一つ地道に積み重ねていくしかないので、近道はないように思います。時間を掛けた方が成長も確実なものになると思いますので、げんちゃんは土台がしっかりした人になって行っていると思います。
いや、それにしても、国語のテストは目がチカチカしますね。
本文の方はあらかじめ教科書で読んでいるから、これくらいでも仕方ないにしても、せめて設問部分だけでも、もう少し行間を取ってほしいですよね。詰まりすぎていますね。
先生としては、一枚に本文と設問がおさまっていた方が見やすいと思ってぎゅうぎゅうに詰めているのでしょうか。本文と設問が別の紙になると見にくくなるので。
でも、逆効果のような…。
逆を言えば、IOの高い発達のお子さんは 親も教師も 何か違和感を感じながらも 「成績はいいから」「勉強はできるから」と やり過ごしてしまうのでしょうね。学生時代は 成績が良いから 何とかなっていても、社会に出てから壁にぶつかり、挫折を味わってしまうのは、この「心」が育っていないからなんでしょうね。
ワタシ達の子供は幸運にも 成績の良いタイプではないですし、S先生やげんママさんのお陰で真理を知ることが出来て、大人になる前になんとか正しい軌道に乗せられるのではないかと、思っています。
ウチの息子も勉強が振るわないのは、完全に「心」の問題と思っています。 最近はもう下がらないけど上がりもしない状態をキープです。ワタシは常々ムスコには「下がらないのはママのおかげ、上がらないのはあなたのせい」と言ってますよ(汗)
ここから先は 本人の自覚と意識がないと、成績は上がっていきません。親としては勉強に関しては「待つ」時期と割り切っています。
そして 少しでも心が動くように 働きかけ続けています。
大変ですよねーーー(汗)
ロボママさん
なるほど~。国語のテストは、一ページに収めようとしたんですね。
国語は、本文が長いので、レイアウトが難しいのは確かだけど、ひどすぎますよね。
発達を学ぶと、ほんと、普通の子にもクオリティーの高いことを考えるようになりますね。親切心というか・・・
今度、学校に行って、アドバイスしてこようと思います。こういうの、先生も言われないとかわれないでしょうから。
親戚の国語の先生に聞いたら、けっこう国語教師は、そうやって、ぎゅうぎゅう詰めにする人が多いそうです。彼女は、かなり気を配るらしいですが。ここは全国的にも、どうするか、という指針を作った方がいいと思いました。
心の成長がおこれば、能力はのびますよね。
げんちゃんは、週末から少しかわりはじめています。また、どかんと落ちるかもですが、数週間前に出た峰が続いて出ています。
でも、まだまだ疲れるようで、いっきにというわけにはいかないようです。
でも、げんちゃんのメンタルの細かいところを握って、それにあわせた指導や抑制や、後ろから押す、とか、あらゆる演出がいりました。
たぶん、これからも。
夏休みに向けて、どんと伸びてほしいです。
でも、まだまだ数学をするメンタルは、逃げが相当入っちゃって、体が動かないようです。
げんちゃんを解き放つには、まだ時間がいりそうです。ロボ君は、心の発達がめざましく、どんどん階段をのぼっていくようですね。
ひつじさん
今日、アサイチで発達障害の思春期をやっていましたね。
出ている子みんな、自分の意見とかちゃんと言えていて、お~、グレーだな~、と思いました。
ほんとげんちゃんは、がっつりだったんだ~、と今更のように思います。早くから、改善に向けて全力で取り組んできたけれど、思春期まで普通と思っていっていた場合は、やはり、そこで大きなためができてくるかもしれませんよね。
げんちゃんは、まだ思春期というより、おこちゃまです。心が、小学生の段階を上がっていっていて、場合によっては、幼児とすら思うくらいです。
ある意味、みにくいアヒルの子を、はじめからあひるの子として育てられているわけだから、まあ、メリットもあるのでしょうね。
しかし、思春期に発達がわかった方にしても、そのサポートは語られるけれど改善策は、まだまだほんとに遅れています。そう感じました。
感覚過敏なんて、もっとすぱっと治ってもいいような気がします。これだけ医学が発達しているのだし。
でも、Sさんが言うように、意識と体の乖離、なら、やはり、現代医学でも、なかなかやっかいなのでしょうね~。
結局、心のことが、まだ医学では解明されていないので、発達障害も、処方箋がしっかりしていないのではないかな、と思います。
どういう生き方が正しいのか、という一本の大きな幹を持っていないと、発達障害の子の育児はとても迷うものになりますよね~。持っていたって、大変なのに。どこまで許して、どこまでだめとするか、なんてところがね・・・あいまいになる。
障害は障害・・・正しい生き方は正しい生き方・・・絶対値だもんね~。そのあたりが、なんか、テレビ見ていると、ごちゃごちゃになっているようなところもありますね。
障害があろうとなかろうと、人生、一歩ずつ向上していくために努力することはかわりません。
げんちゃんにも、そこは曲げずに教えたいですよね~。自分の人生を切り開いていくのは、自分しかないです。手伝いはすれど、最後は、自分の心ですよね~・・・
がんばってほしいです。
おっしゃる通り、テストのレイアウトだけでも大きく左右されるのが発達の子たちですよね。
こちらは国語はとてもスッキリしたレイアウトなのですが、社会と理科が、うぇ〜ってなります。テストの結果は理解力だけを反映しているのではないですね。
朝イチ、発達障害のことやってたんですね。見そびれました。うちもまだまだ幼くて、精神年齢は小学校の中学年くらいに感じています。参観とかで同年齢の子を見ると、びっくりします。
今回のテスト勉強は少〜し前向き取り組んでくれている気がします。結果に表れるかどうかはわかりませんし、やはりまた落ちてしまうかもしれませんが…夏休みの過ごし方もそろそろ作戦たてないと、ですね。
ゆうママさん
発達育児を丁寧にやっていると、中学校というとこは、金太郎あめみたいに、大味に、とにかく、なんとかでっちあげながら、つじつまを合わせている組織だな~と、思ってしまいます。
限られた予算の中で、先生方もブラックの労働の中で、とにかく、なんとか、子供たちを、とりあえず、形にする・・・みたいな感じで、ほんと余裕がないんだな、と思います。
賢いお子さんは、それでも、適当に泳ぎながら、すりぬけて成長していきますが、平均点からずいぶん下にいるような子は、そのざっくりの網の目から落ちてしまいますよね。
そこを親がしっかりサポートしてあげている子はまだいいですが、親も大きな網の目で、平気で放置しているようなところの子供はかわいそうですね。
成績だけの問題ではありません。愛の問題ですよね~・・・中学は、心を育てて、下からちょっと押し上げてあげるくらいの環境だと素晴らしいですが、なかなかそういう力は、公立中学にはないようです。
個人的に先生方は、優れた先生もいますが、組織として、うまくなかなか回りにくい面がありますね。
もっと教育に対する、国家の取り組み方がきめこまやかに、予算もかけて、スタッフも増やし、うまく回るようになるといいですよね~。
先生方一人一人の思いはないわけではないのに、なんか、こんなんでは、日本の未来は大丈夫? と、思っちゃいますよ~。
お子さんは、少しいいきざしがあるんですね。げんちゃんより、意志力を感じます。気持ちが向けば、もっと上がっていきますよね。
夏休みか~。いつもあっというまで、敗北感に終わります。なんか、来る前からこわいな~・・・
Kさん
モチベーション、心が大事・・・発達障害は心の障害だ・・・ということを、Sさんは、何年も私に言い続けていたのですが、できないことが多すぎたげんちゃんは、とにかくできないことをつぶしていくことに目がいっていた私でした。
ある程度いろんなことができてはじめて、あれ、何にもかわってない・・・となって、そういえば、Sさんが言ってたな~、と気づいたのです。
IQが低すぎるんですよね。げんちゃん。時々できることがあるわりに。学習に関しては、まったく興味がわかないのでしょうね。リアルなことに結びつかないようです。
そして、生活のいろんな気づきもげんちゃんは無視します。部屋がかたづいていようがなかろうが、ズボンが落ちていようが・・・おちゃっぱを大量に入れてお茶を出しても、どうでもいい・・・そんなことすべてが、改善をはばみます。
自分がこれでいいと平気で思っていると、まったく変えようとしないげんちゃん。世の中は、障害児にほんとのことを言わないです。
がんばらないと、福祉のお世話になるんだよ。それでいいの?
別に差別でもなく、事実だから、まわりがちゃんと教えるべきだけど、耳障りのいいことだけ言うので、げんちゃんは、危機感がなく、努力しようとしない。ここをかえるのに、ずいぶんかかっています。