新学期、げんちゃんの学校は、理系、文系、就職コースに分かれます。
げんちゃんといっしょのクラスだった、発達障害のお子さんの多くは就職クラスに行ったような感じです。
(げんちゃんの言なんで、あてにならないけど。)
げんちゃんは文系クラス。
私はしっかりくぎをさす。
「げんちゃん、今までは、中学の復習だったけど、これからは、高校の勉強になるから、マジにがんばらないとやばいよ。
毎日のスケジュール管理も、できないんじゃ、すまないからね。
そういうのができないんだったら、普通の高校に行く資格はないから・・・支援学校でサポートしてもらった方がいい。」
圧をかけた登校初日でした。
げんちゃん、やはり、春休み前とは違って、やや気合が入っている様子。
カバンから、もらったプリント類を出す。明日の予定はうんぬん、と自分が把握してきたことをしゃべります。
しかし、ふと見ると、プリントは、角を全然無視して、でたらめに二つ折りになっています。
ついでにカバンを見たら、予備のマスクもぐちゃぐちゃに入って、入れっぱなしのタオルがごろん・・・分厚い手袋がそのまんまin!
やれやれ!
「何、これ! ありえない。プリントこんな風に折って気持ち悪くないの?
手袋、まだ必要?(福岡はかなり暖か) タオル、入れっぱなしでぐちゃぐちゃ。マスク、こんなんで感染予防に使えるの?・・・
こんないいかげんを、何にも感じないんだったら、終わってるよ。」
げんちゃんは、ばたばたあせって、つくろいます。
カバンの中のものを出して、考えようとしている・・・
当たり前のことなんですが、やはり、春休み前より、レスポンスは良くなってるような気がします。
とにかく、今年の目標は例年通りですが、自立。
一つ一つの事象を、平気でばらばらで捉え、平気でポイっと捨てるげんちゃんですから。つながりをしっかり考える。
スケジュール管理を必死でやる。
学習は自力で考えてつなげていく。
そんな感じでしょうか。
新しい場所に、一人で、乗り継ぎや時間を考えてたどりつき、そこで展開される、初めての経験にチャレンジする。
春休みは、アソビューというサイトから、色々選んで、一日体験というのを、やらせてみました。
以前から、陶芸やら、ボルダリングやら、色々あって使えるので、たまに利用していましたが、今回は一人で行かせるのは初めてです。
今回は美術関係のものを選んで行かせました。
自力で行ける範囲を選んで申し込み、一人で行かせる。
ぼ~っとしてはいられないので、なまじ抜いた勉強をさせるよりよかったです。
当日行って、挨拶して、申込書を書く・・・それなりの会話をして、体験・・
げんちゃん、初めての場所に、一人で行くのはもう大丈夫になってきました。これも進歩だと思います。
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Mさん
ほんと、以前は、一人で行かせて・・・なんてことしたら、けっこうとんちんかんだらけでした。
今は、げんちゃんその場の雰囲気だけは察知して、けっこう普通にやりこなしてきます。
そもそも、陶芸も手芸も、折り紙なんかも、こつこつできるようになってきました。
スマートに上手にって感じではありませんが、まあ、いっしょに行くジム、とりあえず、なんとか普通のレンジの隅っこに引っ掛かています。どんくさいくらいの感じです。申込書類などは、毎回、結構気合入れて書くようになりました。そこのTPOを少しは意識して、アジャストできてきたようです。
高校の入学直後はだめでした・・・
去年の春休みのパソコン春休み教室なんかに行ったとき、申し込み書のきたなさといったらなかったです。場数を踏んでいくうちに、あまり心配なく出すことができるようになりました。
まあ、深くいろいろやっていくと、ぼろが出るはずなので、容赦なく、外からの圧がかかればいいと思います。
お子さんのことは、まわりが少し配慮してくれるんですね。
そのことを、ちゃんと理解して、申し訳ない、とか思えるのって、なかなかすごいことですよね。
かなり心は普通のお子さんと同じ感じに見えます。
グレーゾーンと言っていいんじゃないですか。
それだけ、普通のお子さんに近いと言うことなんだと思いますよ。この調子でどんどん成長していきそうですね~。
気の合うお友達が、同じ学校に入学されてこられたんですね~。それはうらやましいです。
げんちゃん、なかなかそういう子が身近にいません。
ラインでやりとりなんて、それもすごいと思います。
言語能力も上がりそうですね。