夏休みに、もう一つ新しいことを始めました。
16歳になったので、げんちゃんは、私が通っているジムの家族会員になりました。(高校生からしか入れなかったの。)
私は、なんとか週に2回ほど行っていたのですが、いっしょに行くようになりました。
よくあるマシーンでの筋トレだけでなく、毎日自由に入れる、いろんなスタジオメニューが用意されています。
エアロビクスダンスのあれこれ、たまにヨガもあります。
げんちゃんと、45分間のエアロダンスに入るとき、私は、げんちゃんがまともに踊れるか心配でした。
大きな鏡の前で、おじさんおばさんを中心に、50人くらいが一斉に、インストラクターの真似をしてダンスするのですが、きっとできなくて浮いてしまうに違いない、と思っていました。
体力は続いても・・・・
でも意外に、げんちゃんの様子は、ほんとにぎこちなかったのですが、浮きまくってしまうということはありませんでした。まあ、この程度の下手な人はいるよね、くらいのことで、回を重ねるごとに、それも改善していきました。(まだへたくそですが。)
意外だったのは、げんちゃんが周りの人と、右左がずれておかしい時に、ちゃんと修正しようと、インストラクターの動きを見て自分の動きを変えようとしている点でした。
私でもやれるくらいの振り付けなので、ほんとに一般的な難易度のダンスなのですが、手と足、重心の取り方、めちゃくちゃ、ということではない。
そして、1か月ちょっと経ち、げんちゃんはダンスが楽しいらしく、下手なりに、音楽に乗って、周りを見て、特に目立たずに踊っています。
そういえば、最近”鬼滅の刃”のテーマソングなど、ユーチューブをかけて、たまに、歌うようになり、その音痴ぶりが、相当ましになっています。どっちにしても、自分が出力したことを、客観的に判断して、修正していく作業が、それなりにできてきているということで、ちゃんとそこに気持ちを入れて、とらえようとする思いが出てきたということだと思っています。
ま、好きなことだからしっかりやれているだけなんでしょうが、そもそもそういうことが、ほとんどできなかったげんちゃんが、好きなことに限ってでも、しっかりやれてきたということは、評価に値すると思います。
その心の使い方を、しっかりマスターして、他のことにも再現できるようになるためには、まずは好きなことに、しっかり気持ちを使えるようにならなくてはなりません。
なんたって、好きなことさえ、しっかり気持ちを出して、追及することは少なく、たまにあっても、いわゆる発達天才系の子に比べたら、浅いのなんの。ほんとに、意識障害重症のげんちゃんだったわけです。
音痴は、最初、音痴と呼べるレベルにもないほどひどいものでした。やっと、普通の音痴になってきて、自分でずれた音を修正してくるようになってきたのです。
これは、本質的な部分の進化と呼んでもいいのではないかと思います。
ジムのエアロビクスダンスは、音楽が様々で、げんちゃんは現代っ子よろしく、Adoの早い曲や、今はやりの聞いたことある曲に体を合わせて、踊るのがとても楽しいようです。
そして、意外なことに、体も理想的、というスコアでした。体の測定をしてもらったら、筋肉量、脂肪量、理想的・・・だって。びっくりです。
やや側弯。と学校から紙をもらってきてるし、運動部にも入っていないので、どうかな~と思ったのですが、なぜか、よいスコア。
パパががっちりなので、半分は遺伝かもですね。スタミナはあると思っていましたが、ジムからお墨付きもらえるとは・・・・。
げんちゃん、取柄もあるんだな~・・・(笑)
ダンスが気に入ったせいか、Adoの”ギラギラ”を、ピアノで弾きたいと言い出したので、簡単そうな楽譜を注文しました。
一人で弾きこなしてくるのかな~・・・
「もう、モーッツアルトとかは、いやだよ。」
と言っていました。ふ~ん。人間らしい、好みとか、言ってきたんだ・・・。
「いいよ。好きな曲練習すれば・・・」
飽きずに弾きこなしたら、ほめてあげようかな・・・
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最近のげんちゃん、すごい変貌ぶりですね。出来ないはずだったことが次々に出来るようになっているのは、そこに意識を入れられるようになって来ているからだと思います。
私は発達障害特有の脳が完全に治るということは、あまりないのではないかと思っています。ある、ということを証明することは比較的簡単ですが、ない、ということを証明することは、とても難しいので断言は出来ませんし、実際ゼロとも言い切れないとは思いますが。
つまり、改善したり克服したりする場合、発達障害特有の脳を保持したまま、別の能力を発動させて、課題を克服出来るように進化したのではないかと思います。これはニュータイプと言えると思います。
要するに定型発達の人達はほぼ自動で必要なことに注意を払い、必要なことに必要性を感じて必要な努力を出来る性質を持っているのだと思います。個人差はもちろんありますが、オートマティック状態です。発達障害の人が、努力でこのオートマティック状態の脳に変わるということは、あまりないように思うのです。
マニュアル車であることは変わらず、ただ、マニュアル車の操作方法を習得してオートマ車以上のパフォーマンスが分野によっては出来るようになる場合が結構あるのだと思います。
お見受けするに、げんちゃんママさんも、そのタイプを目指して、げんちゃんを導いていらっしゃるように思います。げんちゃんも、ずいぶん成長して、ダンスの時、バイトの時、それぞれの場で必要とされることを理解して必要な努力が出来るようになって来ていますが、それはニュータイプとして進化している様子だと思います。意識を操作できる場面が増えて来ていますし、操作能力も格段にアップしていると思います。
ただし、この子達の宿命として、意識が入りにくい分野はとことん入りにくいという性質があり、苦手分野に意識を入れることは相当難しいのだと思います。げんちゃんで言えば、それが数なのでしょうね。と言っても、バイトでの体験があったので、割引の計算などに、ずいぶん生かされると思います。
私が治るというより、直るという方が正確な表現だと思っているのは、そういうわけですし、発達障害で活躍している方々も、どこか風変わりで脳のベース部分は生まれつきの状態からは変わっていないけれど、その特殊性を生かせるように独自の進化を遂げたのではないかと思います。
げんちゃん、ギラギラ好きなんですね!
私も好きです(^^)
Adoの才能ある歌声はとても心に響きますね。
サビの迫力はたまりません!
歌詞も深く考えられていると思います。
「神様が左手で書いた〜」なんて歌詞がありますが、息子は神様が左足で書いた(作った)んじゃないの〜?!なんて1人心の中でツッコミ入れながら聞いています。
げんちゃん、歌詞を深く考察すると良いかもしれませんよ。言葉が広がると意識も広がっていくように思います。
鬼滅は紅蓮華でしょうか、炎でしょうか。
どちらも良い歌ですし、アニメの世界観とマッチしているのでアニメや漫画と歌詞を重ねて考察してみると大変面白いです。
人間の持ってる良い部分、嫌な部分、気持ちの動きや成長が丁寧に描かれている作品なので、自分や他人の感情に気付く、理解する、雰囲気を読む、流れを読むようなことの教科書として使いました。
息子はただ作品を楽しんでいるだけで、潜在的に私がそのように導いて理解を深める教材にしてました。これがけっこう息子には合ってて、世界観を堪能した後、日常生活の場面で普通に正論で注意するより、替え歌にして訴えたり(笑)漫画のセリフを言って促したりすると、意識に届きやすいんですよね。こちらも真正面からぶつかるより、楽しくエネルギーを使えるのでwin-winです。
げんちゃん、ピアノで弾いてみたいって意欲を出してくれたのですね。素敵です!
ロボママさん
ありがとうございました。
確かにおっしゃる通りだと思います。
マニュアルでオートマがやってることをやろうとしているんだと思います。
私は、マニュアル車も運転できるのですが、(年がばれる・・・)オートマになったら、楽でもどれません。
しかし、無理してやろうと思えばやれるわけで、そうなると、すごく疲れると思います。しかし、マニュアルしかなかったときは、それで慣れていたのですから、げんちゃんだって、慣れりゃいいってことなんだと思います。
逃げるな、やり続けたら慣れる・・・
これは、S先生も言ってましたよね~。めちゃ疲れるそうです、最初はね・・
今は、前より慣れたようです。
とはいえ、まだまだ、エンストしょっちゅう。あるときは、止まってる。
しかし、F1レーサーみたいな人たちはマニュアルでしょう。
だから、慣れてしまって、ほぼなんとか大台に乗ってしまったら、意識レベルは高いはずですよね。
普通になったら、普通はこえている・・・
これは、Sさんがよく言うことです。
精神性が高くないと普通にはなれない、なれたときは、普通よりずっとメンタルは上行ってるはず。
わかるような気がします。
しかし、そこは、とても高いところだから、まだまだ、裾野の入り口付近です。登って行けるのかもわからない。
でも、5年高校生をしたらいいや、なんて思っていたのが、なんとなく、3年で次のステップを考えようかな・・・夏休みそんな気になっています。
やはり伸びているのでしょうかね~。そばにいると、ほんとにやっかいで、滞っているようにしか見えないのですが、ロボママさんが伸びている、と言ってくださるとはげみになります。
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夏みかんさん
Adoの曲が好きなんて若いですね~。
きっと若いママなんじゃ~・・
私は、早くて、うるさいな~、くらいだったのですが、げんちゃんにつられて、ピアノだけのメロディーを聞くと、なるほど~と思いました。
つまり、デジタル技術だからこそ、このメロディーなんだ・・・って。昭和のアナログで作る曲ではこうはならないな~って。
妙に納得してしまいました。でも、子供がいなかったら、アンテナはらないです。ギラギラの詩、聞き取りにくくて、聞こうなんて思ってなかったです。
どうせ、適当に詩つけてるんでしょ~・・・なんて。
これぞおばさん感覚でしたね~。無茶苦茶昭和ですから~
笑
よく聞いてみますね~。なんせ、うっせいわ、でドン引きしてました。笑
それにしても今の曲早い。確かに70年代80年代くらいの曲って、ダンスがやばいですよね~。今見ると、学芸会ですもの。
あの頃は、イケイケで踊っていたのに・・・
今のこの速い曲に合わせて踊るんですから、そりゃ~きれっきれっのダンスになりますね。
げんちゃん、ピアノだけでなく、もっとうまく踊りたい、とか言って、ダンスにめざめないかな~。そしたら、もっと空間認知があがるかもしれないですね~。
ほんとにひどいんですよ。(´;ω;`)
鬼滅も、まだ実は見ていません。げんちゃんって、自分から映画見たい、なんて、言ったことないです。
コナンだけは、こっちが誘導したら行く、と言いますが、それ以外は、別にいい、と言います。
そこも、心の世界がまだまだ狭いんだと思います。
少し広がってくるといいです。 1