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T高校の体験入学に行きました。
その前日げんちゃんは、ほんとに抜いていて、K先生はあきれ返って大変でした。
最近では、勉強をしてみないと、彼が抜いているのは、すぐにはわからないことが多いです。
その朝も、げんちゃんは、自分と私の朝ご飯を作ってくれました。さらに、急須で暖かい日本茶までいれてくれてました。
まさかそれが抜いているなんて、私さえよくわかりません。(朝は少しは入っていたのかも・・・よくわからない・・・)
とにかく、できるはずの問題がまったくできないし、返答もなんかおかしい・・・K先生は疲弊!!
私は、頭来て、こう言い放ちました。
「明日のT高校のオープンキャンパスは、お休みしましょう。外側だけ作って、俺はなんとかなる、なんて思ったら大間違いよ。明日は行かなくていい!」
げんちゃんは、あせってこう言いました。
「だめだよ。T高校には行くよ~・・・僕が、今日気持ちを抜いていたってことは、ちゃんと認めるから。」
やれやれ、何言ってんだ。認めるから行かせてくれって、変でしょうよ。これから絶対気持ちを入れてがんばる、って言うなら、わかるけど、どこまでずれてるんだ。こいつは。
「じゃあ、さっきまったくできなかった数学の問題をやりなさい。できるはずの問題でしょ!
ちゃんと取り組めなかったら、絶対行きませんから!」
さあ、そのあとのげんちゃんはどうだったでしょう・・・
そうです。さきほどとはうってかわったようなできでした。
たぶん、げんちゃんは、学校で、中3の課題は無理なんじゃ・・・なんてレベルのとこで、頑張ってるふりだけをしてるんでしょうね。このように、本気モードを出せば、それなりにできるげんちゃんになる、ということは、なかなかわかりにくいようです。
とにかく、めんどくさい。気持ちを入れて捉えると、とても疲れるから、どうしても、余裕がある状態にしておきたい。もちろん、頭ではがんばって、気持ちを入れないと、とわかっているから、表面は素直です。
そして、やる気の演出も、嘘とばかりは言えないのでしょう。でも、そんな余裕がある状態である限り、のびは頭打ちです。
そして、今回の事件でもわかるように、げんちゃんは、T高校に相当魅力を感じている模様です。体験入学の剥奪はかなりこたえたようです。
さて、翌日の朝、
げんちゃんは、誰よりも早く起き、用意をしました。もちろん抜けもありました。しかし最終的には、何十分もかかりましたが、駅からの徒歩の時間も考慮に入れた、交通手段の詳細を自分でゲットしました。ネットで、時刻表や所要時間を調べ、なんとか全部一人で用意しました。
私は、彼の報告してきた時間を聞いて、車で駅まで送る。私は家族に車で学校まで送ってもらうという別行動でした。
げんちゃんは、意外なほど、さっさと一人で学校について、先に教室に入っていました。
ほんとに~。やりゃできるんだよ。・・・
先日、列車の一日旅をしたときとは、全然違います。あの時は、大して興味もない旅行だったので、あきれるほど、抜けまくりました。
続く
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本当に、この子達の本気モードと非本気モードのギャップにはおったまげ~ですよね。そんなに出来るなら、なんで普段からやらないの~?もったいないじゃん!マジで何なの?と一瞬怒りさえ湧いて来ますよね。そして、その次の瞬間、まぁ仕方ないかぁ、となります。
私もあの手この手で演出したり仕掛けたりしていますが、やはり人工的にやるのも限界があって、今回の英検のように偶然発生した場合の方がより大きいパワーをもたらすことが分かりました。
でも、それも普段からげんちゃんママさんがされているように本人の心が動きやすい土壌を作っておいた上でのことだと思います。偶然のチャンスを捉えて意識レベルを上げられるかは日々の取り組みによると思います。
げんちゃん、高校が余程気に入ったようですね。やはり目標があると伸ばして行きやすいと思います。
ロボママさん
ほんとにおったまげ~ですよ。
最近では、勉強にあまりかかわっていないので、抜いているのかどうかよくわかりませn。私でさえ。
この子は、これくらいの能力なんだな、とため息をつくと、S先生が
「抜いてるよ。」
というので、そうかな~と思います。でも、たまにできるシーンが出現して、やっぱり、こっちが本来だな、って思います。
どっちを本来、とするかによって、指導の考えが全く違います。K先生はできるところを本来としているのに、学校ではできないところが、本来。
もちろん、学校では抜き放題・・・
学校で落とされてる、と思うときも多いです。もっと、自分はがけっぷちにいる、ということを認識しろよ・・・と思います。
いつも余裕があるんですよ。焦ったりしているように見えても、外側だけ・・・私がだまされるんだから、学校の先生がだまされてもしかたないですが・・
今は、学校の先生は、まともな人たちなんだから、げんちゃんみたいに狂った感覚は指導できないんだ、という言い方を、げんちゃんにしています。
そういう中で、先生方に指導されないから、いいや、とやっていれば、自分はどうなるか・・・自覚しろ。それでいいのか・・・って。
げんちゃんが、学校の先生を基準にしてしまえば、大変だから、そこの部分にたよらなくていいように。自覚しないと、お前はやばいことになるんだぞ、と。
ほんとあの手この手です。でも、T高校に行きたいという気持ちは、日々つのっているようです。
しばらくは、そこをネタに使おうと思います。落ちるのも、いい薬になるし、行けたら行けたで、またいろんな仕掛けをしていかないといけないと思います。