げんちゃん、あいかわらず、やらかすときはやらかすのですが、新しい良い行動が出ています。
先日福岡が大きな台風に見舞われた時、（大丈夫でした～）、げんちゃんは家で、マインクラフトの攻略本を熱心に見ていました。
我が家は、スマホもゲームも与えていないので、攻略本だけ時々見るげんちゃんなのです。
そして、ごくたま～に、パソコンのマイクラを３０分ほどさせます。
その日は、いきなり、支援クラスの隣のクラスにいるゆうすけ君に電話がしたい、と言い出しました。
げんちゃんが、友達とコンタクト取りたいなんて言うことは、ほんとにまれです。ほう、と思って、すぐに電話させました。
げんちゃんは、マイクラ好きの友達と、マイクラについて話したかった模様です。
３０分くらい、今読んだ本の知識をベースに話していたようです。もう夜の９時もずいぶん回っていました。
げんちゃんは、電話口で
「こんなに遅く電話かけてごめんね～。」
と言っているではありませんか。ひょえ～。そんなこと言えるんだ！ 実は、これには伏線があります。だいぶ前に、おけいこごとの休みの連絡を、１０時過ぎて電話したために、先生に叱られたのです。
たぶん、そのことがここで生きてきたのでしょう。
なんせ、そもそも、まだまだ時間の感覚がしっかりついていないげんちゃんです。よく言えたな～と思いました。
そして次の日、業者さんから電話があった時も、固定電話を取らせてみました。
げんちゃん
「お母さんに、代わっていただきます。」
と言うではありませんか。
私に敬語を使うのはおかしいのですが、そこで、自分なりに丁寧な対応をしようとした結果なのだと思います。
つまり、そういうことに気をまわした、ってことです。
今まで、なかなかそういう場面は出てこなかったので、ちょっとびっくり・・・・気持ちがしっかり入ったのだろうと思います。
テストもぼちぼち帰ってきました。
「英語何点だった？」
なんて聞くと、
「４２点」（違ったかも）
なんて即答します。中学初めのげんちゃんなんて、テストが帰ってきたかどうかも、把握していませんでしたから、相当成長したもんだ、と思います。
テストもらってもやりっぱなし・・・とか、まだまだ頂上へは行けないのだけど、中３の伸びは、けっこう大きいのかもな～と思います。
さあ、何点とってこれるのか？
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発達の子は自分が経験したことからしか学べない場合が多いので、10時すぎに電話して叱られたことが良かったのですね。
しかも、経験しても学べないことも多いので、その経験を生かせているげんちゃんはすごいです。内面的な成長が著しいです。
ちなみに、私は人の賢さは、勉強だけでなく、こういう部分に出て来るものだと思っています。
１番賢い人は経験しなくても、想像したり本や人から聞いた経験談などから学んで分かる人です。次は経験して初めて分かる人です。痛い目に合ってようやく分かるような場合です。そして、１番賢くないのは、経験しても分からない人です。懲りない人です。
せめて体験したら分かる人になってほしいのですが、ただ体験しただけでは分からないことも多いので、こちらの解説が必要です。でも、げんちゃんは、だんだん自分で気付けるようにもなって来ているのでしょうね。成長だと思います。
テストにも意識が向いていて点数が言えるのも変わりましたね。木のピノキオじゃないですね。
ロボママさん
ほんと、経験を何度しても、同じことを繰り返す。まさに、げんちゃんはそれでした。
学ばずに捨てる‼️
それが、少し学ぶようになったのでしょうかね。
ほんと、ピノキオだったのが、少しずつ人間らしさが出てきました。
こんなピノキオを育てるのって、せんないですよね。親としては。心が通じ会う体験ができないのですから。支援学校に行っていた、脳性麻痺のひさし君を見ていて、できることが少ないけど、お母さんと、心が通ていてうらやましいなー、とおもっていましたから。
でも、少し、人らしい会話ができてきました。まだ、ほんのスタートですけどね。
中学卒業したら、かなり自由度の高いことができそうなので、ちょっと楽しもうかな、なんて思います。
この子に何をさせせたら伸びるかな、食いつくかな。
そういう意味では、今までは、ほんとに凄まじい凄まじい、人になっていないげんちゃんとの格闘だったのね、と思います。
やっと、人になってきた、と思います。
普通の大変な育児は、ここから、始まってるんですから、発達君の育児は、凄まじいものがあります。
どんどん体験から学ぶようになったら、加速度がつくはずだ、と思います。楽しめる育児になるといいな、と思います。
楽しいとはいえ、ほんと大変すぎる育児でしたからねー。
あま、安心してると、どかーんとくるげんちゃんなので、ぬか喜びはやめないと！笑