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テスト帰ってきています。
考えてみれば、1年生の最初は、解答用紙が別の紙で、解答欄を探すだけで右往左往して、半分も書き込めなかったり、解答欄が全部間違って、0点のテストがあったりしました。
親切丁寧な小学校から、ものすごいギャップの中学の試験です。それに、初日の1時目のテストで、すべて終わり、あとは、幽体離脱、というのもありましたね~。
でも、2年生になってみると、テスト自体受けることへのハードルは、さすがに下がっています。解答欄のことで、やきもきすることもあんまりない。
テスト明け、げんちゃんは、テストを全く持ち帰りませんでした。聞いてみると、テストの点が悪かったので、意図的に持って帰らなかったというので、びっくりです。
1年の最初、まるで私の試験だったような定期試験のあと、帰ってきたテスト用紙に対して、何の思い入れもないどころか、存在さえ把握していないようなげんちゃんにあきれました。
そこからすると、げんちゃんの意識はずいぶん進化したものだと思います。
が、しかし、
「んで、何点だったの?」
げんちゃんに聞くと、覚えてないようで驚きます。テストが帰ったとき、ちらっと一瞬意識が入って、「あ、ひどい点」と思って、また意識が離れたのでしょうか。
悪い点だと把握したのなら、なぜ点数をまったく覚えていないのか。げんちゃんが、かくして言わない、というのとは違います。
ほんとにわからないようです。
これに関しては、たぶん、一度ちょっと見て、一瞬とどまって、またすっと抜けたのではないか、と思います。
なんか、ちぐはぐなげんちゃんです。しかも、聞いても、何の教科が返されたのかもしどろもどろ・・・何をもって、点が悪いから、持って帰らなかった、という帰結になるのか、摩訶不思議なげんちゃんです。普通のお子さんなら、ありえないんじゃないかな~・・・
「げんちゃん、普通の子って、げんちゃんと違う行動すると思うのよ。どこが違うと思う?」
「え? 覚えてる?(点を)・」(普通の人は、点数を覚えている、と言いたいのでしょうが、なんか、たどたどしい。
「そうだよね~。だって、げんちゃんなりに、テストに向けて少しはがんばったんでしょ。普通の子なら、その成果が見たい、って思うのよ。真っ先に点数を見て、次には、どこが間違ったか、とか、なぜ、点数が悪いのか、とか、あれこれ考える。テストがなくても、何点かしっかり覚えてしまうと思うよ。」
「あ、うん」(この、うんがくせもの・・・)
「げんちゃんのやることは、いつも、普通の人の常識からずれてるよね。そんなんじゃ、普通の世界では生きていけないわよ。」
「あ、うん。」
ほんと、わかったような返事だけするけど、わかってるためしがない。
「じゃあ、普通の常識では、どうするのが当たり前なの?」
「え~、ちゃんとテストの点を覚えている。」
やっとここんとこ、こういう問答がかみあったりするところが進歩です。
「ねえ、テストの点が悪かったって言ったけど、げんちゃんって、普通の子より、時間だけは、長く勉強しているよね。なんで、たくさん勉強して、なぜ成果が全然でないの?」
(まあ、ぜんぜん成果がでてないわけでもないのかもですが・・・・げんちゃんには、大げさに表現する必要があります。)
「意識を入れないから。」
「そうだよね。正しい勉強の仕方をしてないからだよね。外がわだけやっているふりをしても、心が入ってない勉強なんて、やっていないのと同じだってことだよね。」
げんちゃんはうなづきます。
しかも、テストが終わった時に出すようになっていた英語ドリルも、なんとカバンに入っているじゃありませんか。ほんと、どっと疲れます。私の努力は水の泡・・・・なんてエネルギー効率の悪い息子・・・・(´;ω;`)
英語は47点。社会は29点、理科は31点 美術は62点 技術42点
あとはまだ帰ってませんが、げんちゃんの進化と課題がよく見えました。。
意識抜いちゃって、準備もぱっとせず、内容は、2年で難しくなって、範囲もばかに広い。それを考えたら、げんちゃんは伸びてると言えるのかもしれません。
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げんちゃんは本当に一歩一歩前進して行っているのですね。そう言えば、初めは解答用紙の書き方が分からないところからスタートして、試験期間の途中で幽体離脱したり、試験の結果に興味ゼロだったりしたんですよね。
それなのに、解答用紙の記入は心配なくなり、幽体離脱もなくなり、結果を気にするまでに至ったのですね。おまけに、内容がぐっと難しくなる2年生になっても点数が下がっていないということは、実質的には、かなり成長しているということだと思います。
しかし、美術などの技能教科まで準備して行くことは、ママさんが本当に大変ですよね。お疲れ様でした。仕事もされているので、疲れきりますよね。
でも、だんだん、げんちゃんが試験の意味を感じられるようになった今は、サポートのしがいもより出て来ると思います。
げんちゃん、どんどん成長してるんてますね!試験直前の記事からは、とっても大変そうな様子が伝わってきましたが、テストの結果を見ていると、そこまでひどい気がしないです。
英語なんて進行形〜未来形〜SVOOの文型〜to不定詞が範囲です。次のテストで半分近く取れる気がしないですよ。
副教科は本当に手が回らないです。とにかく提出課題を仕上げることに時間がとられてしまいます。
今思えば、うちの子は1年生の1学期が一番よかったです(涙)
多くの子が下がって行く中、上がっていってるのはやはりすごいことだと思います。
この点数くらいの子は、割といると思いますよ。息子の学校は二極分化しています。こんな息子でもビリではないので…。そして息子は自分より点数が低かった子をチェックしてきます(苦笑)
ロボママさん
ありがとうございます。確かに、能力は上がっているように思います。でも、それを出せない、というのがジレンマです。
意識をしっかり入れないと持っている能力の半分さえ出せないげんちゃんなんだ、と思います。
テストも、あとでかえってきた国語は17点くらいで、初日にあったのですが、わからないところで、止まって意識レベルを落とす、ということをやらかしてしまいました。大問5問のうち、1問で終わり。
エネルギーの空ぶかし・・・自分のマイルールにこだわって、順番にやらなければならない、とか、わからなかったらそこをなんとかする、とか、結局こだわりで撃沈したようです。
国語なんて、30点は絶対とれるはずなのに・・・
とにかく、しなやかさがゼロ。そこまで教えないといけないの?って感じ。
「漢字からやるのよ。」
と言って送り出したのに、それです。帰ってきてから、なぜ、わからないところをとばすのか、図説して理解できるように落としてやった結果、理科は大問12問あったのに、全部とりあえず書き込みました。
いったいこの子の能力はどこなんだ、と思いたくなります。
能力は、まわりの必死の努力でついていますが、本人が気持ちをいれず、出さない。出す方法を模索しようとしない。
げんちゃんの問題点は厄介だと思います。
まあ、それでもこつこつ能力をつけてやるしかないですね~。
ほんと、手がかかってしようがない!
ゆうママさん
できたときのことを書くと、ほんとに伸びているんですが、ロボママさんのコメにも書いたように、げんちゃんは、出力拒否ってのがあって、能力が全く出せないことがとても多いです。
国語は、できるはずなのに、問題が、みっちり紙に書いてぎっしり感が強いからか、最初からなげているようです。前半の5分の1しか解いていないです。それに対して、理科は、ドリルの問題とかと同じ、レイアウトなので、最後までやった。
そういうこともあるように思います。
気が向けば、気持ちをいれる、向かなければ入れない。
私は、げんちゃんが、その状態を克服して、常に気持ちを入れて、とらえるべきことをとらえられるようにできたらな~と思います。
まず、試験に対して、ちょっとだけ気持ちが変わったのは第一歩でしょうね。
でも、お子さんは、周りの人の点数まで気にかけられるのですごいな~と思います。
ゲンちゃんより、一つ前を行ってるな~。次は、そこまでいけるといいです。
お子さんもげんちゃんも、試験のあとの結果から、フィードバックするおとができて、次につなげられるといいですよね~。
ゆうママさん
実技科目は、げんちゃんは、普通の教科より好きなのかな、と思います。でも、今回の家庭科は、たんぱく質とか、ちょっと化学っぽかったのでだめですが、(18点だったような)より生活密着のものはふつうの教科より教えやすかったりします。
今回、美術は最高点。デザインの実技が入ったのですが、そこでとっていました。昔なら考えられない。
げんちゃんは、抽象的なものより、実体的なものの方がいいんでしょうね。音楽は、ピアノの先生も直前のレッスンで少しやってくれて、本人も好きなので、少しましです。まだ見てませんが。
なんか、ものごとを、触ってなめてみて、そんな感じでとらえていくげんちゃんなんだな~と感じています。
実技教科は、チャレンジの実技まとめブックがあるので、準備してやれます。あれがなかったら、私もどこがやまかわかりません。