>先週 あんまり、げんちゃんの態度が自己中心的で、私は、もてあましていました。私が帰っても、お帰りとも言わず、すれちがいざまに、
「じゃま!」
と言い放つ。
今度催される絵画教室の展覧会について、げんちゃんは、何も把握してこず、今日教室に行って来たら、聞いてくると言う流れだったのですが、報告もありません。
げんちゃんときたら、相変わらず、何も考えていないようです。
「はあ?月謝なら渡したけど!・・」
なんか文句あるか・・・みたいな態度です。いやいやいや、朝、あれだけ、すったもんだしたでしょうに・・・(月謝も、2週間忘れているしまつ。)
「はあ?、これ? どうぞ!」
最初からけんかごしに、今日描いたスケッチをこっちに投げますが、展覧会の話はどうなったんじゃ~・・・
とにかく、態度はでかい。自分は、一点の間違いもない、いつも、腹が立つのは、そういうスタンスです。
とにかく、自分一人では何一つできないくせに、人を見下してくる態度・・・どうして、そこまで図々しくなれるのか、不思議・・・・(学校では、よそ行きを作っているらしいので、成長はあるけど・・・)
その他にも、自己中炸裂というできごとが、もろもろあって、ついに、姉が怒ってしまいました。
「あんたね~。何考えてるの? 自分が何もできないくせに、なに、その態度!」
げんちゃんの腕をにぎりしめ、一触即発・・・・まあ、よくある、家族劇だと思うのですが、ここからが、普通の子と違うのです。1時間くらい、家族ですったもんだして、げんちゃんに一つ一つ説明して、指導しました。私もお姉ちゃんもくったくた。
しかし、また敗北。当のげんちゃんは、まるで妖怪です。心をみじんだに動かす気配はなく、涼しい顔です。そう、くもんを辞めさせられた時も、家を真昼間追い出された時も、どんなことがあっても、彼は、ずるく、するっと通り抜けます
。
「はあ?知らん知らん・・・え~。別に~。」
知らん知らん・・・・というのは、げんちゃんの逃げるときのいつもの口癖です。完全にスイッチを切り、すっとかわします。まわりは疲弊します。
S先生は、
「そうですよ。げんちゃんは、ほんとに図太いですから、大変ですよ。発達障害のお子さんがみなそうではありませんよ。げんちゃんは特別です。とにかく、どんなことも、自分に不利になることは、するっと通り抜けて、シャットアウトします。上手に逃げる。自分が間違っていても、自分が正しいとした方が、自分の立ち位置を常にキープできるから。
自分を否定されると、すっと立ち位置を変えて、逃げる。
僕も、げんちゃんと合宿をするときは、大変なエネルギーを使います。」
と言ってました。
私はため息をつきつつ・・・
「ほんとに、げんちゃんはずるがしこいですね。自分が有利になる話とかだったら、すっと入り口をあけて、ぱっとつかみます。でも、そうでなければ、するするとのれんになって、よける。
いろいろ説教して、あなたはどう考えているの? と最後に聞くと。けろっとして、
別に何も思わないけど・・と平然と言い切る。 尊敬すらしたくなるほど強いんだよね~・・・」
Sさんはそれに対して答えます。
「最後に、どう思う?って聞かれて、何も答えない方が、めんどくさくならない・・・自分が有利に立てる・・・そういう先読みもできるんですよ。自分じゃわかっていないようだけど。
つまり、そこまでできるのは、かしこい。ばかじゃないってことなんだよね。ばかじゃ、そこまで狡猾によめてないからね。本人の自覚あるなしにかかわらず、それができているわけだ。
今は、モンスターの皮をかぶっている、と考えたほうがいいね。
とにかく、都合の良いことをつないで、自分の世界観を創っていくから、今のステージは、ほんとに大事なんだよ。しっかり、マイナスを矯めるように指導できないと、自分の世界観が確立してしまうよ。
家族については、どうせそういいながら、俺の面倒みるんだろ、そういうスタンスでいる。だから、ぜんぜん説教も入っていかないんだね。
(俺の面倒を見てくれるんだよ、じゃなく、見るんだろ?と思っているらしい。)
げんちゃんへの圧のかけかたは、ほんとに難しいよ。やさしい言葉で、なめられるように言えば、しっかりなめてきて、自分の世界観をどんどん広げていく。
逆に言えば、その分、逆転していけば、大物にもなる可能性もあるんだけど。(そう言われても喜べない・・・)
は~・・・
繊細で、色んなことに過敏に反応して、気になってしまって、不登校をおこしたりするお子さんもいます。
でも、げんちゃんは、どういう状況でも、心を動かさない、と決めたら、絶対動こうとしないところを持っています。おかげで、特に友達ができなくても、一人で登校しても、寂しいと思うこともないし、学級崩壊おこっても、自分のエリアは、しっかり守っているし、ショックなことを言われても、「あ、そう、じゃあ、しかたないね。」で終わる。
ここが良い方向に向かっていけば、メンタルの強さになるのでしょうが、今は、せっかくのS先生の指導も、突っぱねてきたりするようで、もったいないったらありゃしない・・・
ここを切り崩すには、もっと危機感を感じてもらうしかないのかもしれませんし、状況理解を深めてやらないといけないのかもしれません。自分自ら、これはいけない、と、感じなければ、ここは突き抜けられないと感じます。
加えて、逃げを封じ込めないといけないのでしょう。
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いやぁ、roboの説明によると、げんちゃんとroboは真逆の状態にあるのかもしれません。
roboは「他の子は、親に怒られても、結構平気みたいなんだけど、僕は親に対して耐性がないんだ。」と言っていたり、「僕は、怒られることがとても苦手なんだ。」と自己分析していました。
ですから、roboは怒られると、自分を変えなければ、という気持ちには、比較的なりやすいのかもしれません。
それに対して、げんちゃんは、怒られても、公文をやめさせられても、あまり動じることもなく淡々としていて大物ぶりを発揮していますね。
また、げんちゃんは少しほめると勘違いするということですが、roboはほめても「そんなことを言ってくれるのはお母さんだけだよ。」なんて言っていますからね。
これは、どちらがいいという話しではなくて、タイプが違うということですね。
でも、げんちゃんの場合は、強く自分を持っているだけに、何かを志したらとことんやり抜きそうですよね。
roboは過敏なので、強い刺激に弱くて、私の方は毎日毎日心配ばかりしていますよ。一生、夏休みが終わらないでほしいくらいなんですから😅
まぁ、思春期は、ホルモンの変化などでイライラして、3割くらいは生産性が落ちるもののようなので、そのような条件の中では、げんちゃんは、伸びている方ですよね。
しかし、この時期、繊細な子は繊細な子で、ややこしいことばかり言っていて心配ですし、強い子は強い子で手強くて大変ですし、どっちみち周囲はヘトヘトですよね。
ところで、げんちゃんは、どう思う?と聞かれて、何か答えてしまうと、それをネタにつっこまれてしまうのが面倒で、「なんも思わない。」と言うようになってしまったのですね。賢いだけに、あなどれませんね!
でも、学校ではきちんと出来ているのがいいと思います。自分を律する時間を毎日持っていた方が、より意識を高めていけますからね。
息子とは違いますね〜
息子に怒るとすぐ激情して、手と言葉でどうしょうもなくなるのでこちらはできるだけ冷静に、怒る時は慎重になります。
怒ってしまうと、意識が大きくマイナスになり、なかなか戻ってこないし、戻すのもこちらの神経もかなり使うし、結果やらないってことも多くて💦
息子の場合は、褒められたほうがプラスの意識が動きやすいため、小さなことでもしょっちゅう褒めてます。
常に私は褒め褒めポイントを探してる感じです。
そんな感じなので、げんちゃんみたいに「褒めてほしい」って感じのことも言ってきませんね〜。
家族が怒るとすぐ激情するくせに、他の人に怒られた場合は、ちゃんと聞くか、泣きだしたりもするらしく、家と外での態度の違いも気になります。
外で怒られた場合も教えてくれませんが、褒められたことも教えてくれず、他の子や先生、ママ友などに聞いて知ることも多いです。
褒められたことも知って突っ込んでもはぐらかされたりしてしまいます。
げんちゃんは逃げを封じ込めないようにしなければならないんですね。
息子に怒る時は逆で、逃げを作っておかないとと思ってます。
息子も強めのタイプだと思うのですが、さらにタイプが違うんですね。
げんちゃん、なかなか手強いですね。1年前のげんちゃんとは本当に変わってきてますね。おっしゃるように意識がでてきて自我がはっきりしてきて、自分のしたいこと、したくないことを強い態度で主張するようになってきてるんですね。本当に大変な時期ですよね。
そもそもうちの息子は最初から素直ではなかったのですが、最近は特性に加えて反抗期からくる反抗が加わっているので、まともに受け止めると本当にしんどいです。人として許されないこと以外はかわしつつ、自分のメンタルを優先させることも必要だなぁと思ったりしています。
うちも説教はまったく心に響かないです。でもそれは態度に現れないだけで、いろいろ思ってるのではないか?と最近思うようになりました。げんちゃんもそうじゃないかな。周りが思うより、いろんなこと感じたり、わかったりしてる気がするのですが…。 げんちゃんの言動を正そうとせずに話をゆっくり聴いてくれる人がいるといいかも。見当違いならすみません。
うちの息子はは私が怒ったら、学校の先生に言いつけたり、塾の先生に言ったり、ずるいと思うのだけど、そうやってバランスをとってるみたいです。
パパにお尻を叩かれて死にたい、と担任の先生に言ったらしく、先生から心配の電話がかかってきたくらいです。本当に面倒なのですが、いろんな人にヘルプを出せることは悪くないのかなと思っています。わたしは恥ずかしくて嫌だけど…
鈍感力も強みですよね。息子は繊細な部分もあるのだけど、鈍感な強さもあって、クラスでしんどい子は息子と一緒だと安心するのか、なんとなく一緒に過ごしてるみたいです。そして去る者は追わず、なので、その子が息子を必要としなくなって去って行っても大丈夫なようです。
自分のテリトリーに踏み込まれすぎなければ、誰かと一緒にいることも好きだし、誰もいなくて一人でも平気。そんな息子です。勉強は全然ダメですが、生きていく力はあるのかなぁと、そんな2学期です。
が!私ぶれまくるので、また愚痴吐きにきます〜。そんなに人間できてないので、多分、絶対、きっと、こんな気持ちでい続けることはないと思います。
でも、発達のママってみんなそうですよね!!自分の未熟さを思い知っています。。
>どこかに預けたいな、という気分です。
>家を空けてくれると、私はパラダイス!
まさに同感です。
去年の夏休みから、とんちゃんを数週間実家に預けています。
私の様子を見かねた母(とんちゃんの祖母)が預かるからと言ってくれました。
ありがたいことです。
親もね、若くはないので預かってもらうのが申し訳ないという気持ちがありますが…
おかげで仕事は出来、リフレッシュもできました。
とんちゃんも同様だったようです。
うるさい母親がいなくて、羽を伸ばしていたようです。
(ただし、学習はきちっとやらされていました…)
今年の夏休みは3週間(最後の1週間は私も帰省)でしたが、帰りたくなかったようです。
発達ママさんたちの苦労は言葉では言い表せません。
体験している者しかわからない。
私も何度、こんな子育てしゃれにならないと思った事か。
(いや、現在進行形ですね)
好きな事と嫌な事に対する態度がはっきりし、どう思う?と聞かれてもだんまり…
怒られていても、響いていない。
嵐が過ぎ去るのを待っているのです。
このあたりは、同じですね。
こんな態度を見ていた父(とんちゃんの祖父)はS先生同様のことを言っていました。
「こんな態度を取れるという事は、そこまでバカじゃない」と。
まだ3年生だからか、態度はそこまで大きくないです。
げんちゃんの精神年齢が小学3年ぐらいとのことですが、とんちゃんは3歳、幼稚園児です。ホントに。
やはり精神年齢が低いせいか、どんなに怒られても、「ママ好きだよ~」「ママと一緒に寝る」とは言います。
そこが思春期とお子様の違いですね。
ロボママさん
コメントありがとうございます。
ロボ君は、客観的に自分を見つめられる、という点で、Sさんのいう本意識が出てきてるんですよね~。これはすごいことですよ~。自覚する、っていう言葉で、意識を言い換えられるようですからね。ロボ君は、相当先に行ってますね。いつも、すごいな~と感じるところです。
げんちゃんは、
「ぼく感じないんだよ。別に~。」
と言ったことがありました。でも、まだ、自分を自覚するところは、まだまだ、今始まったばかり。
げんちゃんは、今日合宿に出かけていきました。いろいろすったもんだがあって大変でした。
バスの座席表を見ながら、
「最悪だ~。」と言ってたので、どうも、うるさい男の子が隣なのでしょうか。でも、心配しないんですよね。げんちゃんは、めんどくさい相手、と思うと、ぱたんと、自分をしめてしまうのがわかるから・・・まるでいないかのように対応するのじゃないか、と思うんですよ。
さあ、帰ってきたらどうなのかな・・・ちょっとそこは知りたいところです。
だんどり、計画性、まだまだ皆無に近いげんちゃん。ほんと、すべて、スタート時点にいるような気持ちです。
ロボ君は繊細ですね。確かに、繊細だと、こちらもちょっと気を使いますね。ロボママさんが、げんちゃん教育にあたったらどうするのだろう・・・時々そう思うことがあります。
たぶん、上手に応用されてやられるんだろうな、と思うけれど、ほんと、反対ですよね~。
圧をかけてきて、やっと、方向性だけは、わかってきたみたいです。そこを打ったかな~、という感じもしてます。
合宿から帰ったら、どうなってるでしょう。ちょっと楽しみです。
ゆうママさん
そうですよね~。1年前とはまったく違う・・・確かにです。
意識が出てなかった、ほんと昔は、自分がどう感じているなんて、何にもしゃべれなかったです。
数日前、支援の先生にお会いしたのですが、
「げんちゃん、どうしたいか、とか、どう思っているか、とか、やっとしゃべれるようになりましたね。1学期は、そういうことが出力できないので、どうしたものかな~、と対策を考えたのですが、出てきました。必要な質問さえ、何もできなかったですからね。
こないだ、数学が終わったあと、なんか、数学の楽しさがちょっとわかったなんて言ったんですよ。びっくりしました。そういうことまったく言えなかったので。
夏休みをはさんだだけなのに、ずいぶんかわりましたね。」
そう言われました。
夏休みは、何も進まなかったですが、中身は少し発酵していたんでしょうね。や~っとスタートと言う感じです。
意識が出てくると、まず、外側の意識、つまり、感情が爆発するんだそうです。そして、それをひととおり爆発させると、あれ?これでいいのかな? となって、本意識が出てくる。とS先生が言いました。
本意識とは、自覚、という言葉で置き換えてもいい部分があるそうです。正しい方向に向かわせる意識のようです。
この数週間が、感情爆発だとしたら、少しはましになるのでしょうかね~・・・期待してますが。
げんちゃんは、対話ではなく、会話・・・していく必要があります。私も、感情的にならずに、聞いてあげたいですが、なんせ、やつも、甘えが出まくるのでなかなか・・・
周りの先生方は、うまく会話にもっていこうとしているみたいで、ありがたいです。
鈍感力・・・意識がしっかり出て、自覚が出てきたら、それがあると、やりやすいところもあるかもですね。
来週からの変化、どうなるんでしょうね。
それにしても、お子さんは、お友達との距離感は、げんちゃんと相通じるところもありそうですね~・・・
確かにバカじゃない・・・・そう思って、がんばっていきましょう。発酵していると思って。
私も、今日は、完全リフレッシュしましたよ~。朝から晩まで・・・娘と何個ものスケジュールを楽しみました。こういう日もないとね~。
とんままさん
おばあちゃんが預かって、しっかり教育してくださるなんて、なかなかないですよ~。おばあちゃんは、なかなか勉強は教えられません。
なんせ、おばあちゃんというのは、どうもなめてきますからね。
すごいおばあちゃんですね~。
とんちゃんも、げんちゃんタイプなんでしょうかね。
でも、発達障害児は、ほとんどの子が感情優位ですから、そういうところはありますよね。
まず、感情優位でも、その感情を自分がつかめないから、衝動的、動物みたいに、快不快で行動する。そのうち、少し意識が出てくると、感情を自分がつかんで、どうしたい、という意識が働きます。そうなると、衝動というより、わがまま・・・です。
そこからは、ちゃんと矯めていくことが必要になるんじゃないかな、と感じています。
それと、今回とても感じたのですが、自分の立ち位置をしっかり教えなくてはいけないと思います。教えても、ぴんとこないので、実感でわからせる。
先日、発達障害のかたの作業所がスーパーにブースを出していて、物品販売しているところに出会いました。
げんちゃんに、
「げんちゃんが、将来ちゃんと一人だちして社会に出られるようにならないときは、こういう団体でお世話になるんだよ。」
と言って、そこの職員の人にも、げんちゃんを紹介しました。げんちゃんは、いきなりびびっていました。
はじめて、いつも言ってることを体感したみたいでした。ほんと、こういう経験をさせることで、自分の立ち位置を正しくつかめるようになるんだな、と感じました。きれいごとではなかなかわからないみたいですね~。実際、それが現実ですからね~・・・。
思春期は、ほんときれいごとでは進まなくなります。ほんとシビアなことをつきつけてあげないと、大きく勘違いしたまま、自己中路線を突っ走る・・・と言うのが、発達障害の子のたどりやすい道です。なかなか大変ですね~。
発達ママは、ほんと、この時期大変ですよ。今まで以上に。だから、その前までに、できる限り伸ばしておきたい、と思いますよね。がんばってくださいね~。今のうちに。
みかんママさん
すみません、書くの飛ばしてしまった。
みかんママさんのお子さんのタイプ、なかなか繊細ですね~。
ほめながら、うまくのせないといけないんですね。
外で叱られたら泣いたりするなんて、げんちゃんにはありえないです。
なんせ、ほんと泣きませんよ。そういえば、小さい頃はもっと泣いていたかも、と、思うのですが、よく思い出してみたら、ここ泣くとこだよね、というところで泣かないので、こっちもいらっときて、さらに圧をかけて、泣いた・・・・そんな感じでした。泣いてくれたら、あ、入ってくれたんだ、とこっちも、引き際がわかるというものですが、のれんですから、自分が空回りするんですよね。
げんちゃんは、自分の感じていることもぜんぜん言えないわけで、ほんとこっちが疲弊する・・・
お子さんも、叱っちゃうと感情優位になってしまって、冷静になるまで、扱えなくなるんでしょうね。
そういうときは、げんちゃんに、そこに、正座してしばらく考えてごらん。なんていうのが、今は効くようです。
どちらにしても、こっちまで感情優位に動いてしまうと、最悪の状況になりますよね~。
みかんママさんは、そのあたりうまくやっているな~と思います。
学校でのことを言ってくれないというのは、げんちゃんも同じですが、教会で、男性青年会に入れてもらって(4人くらいの小さい会ですが)、お兄ちゃんに話を聞いてもらったときは、すらすら言ってたらしいです。
やはり、そういう人がまわりに少しでもいると成長に役立ちますね。
子どものタイプは、発達障害といえども、ワンパターンではなく、子どもの特徴をしっかりつかんで、うまく指導していかないといけないんですよね~。
なんか、最近、育児の醍醐味というか、本質が少しわかってきたような・・・・
母親成長ですかね~。
少し意識が出る→どうしたいという状態
何だか、わかりますね。
今、そんな状況です。
これまで自分の立ち位置をしっかり教えた事がないです。
まだわからないかな?とも思ったり。
しかし、げんちゃんの実体験を伺うと、やっぱり実体験しなければ印象に残りませんね。
私が「わからないかな」と思ったのは、言葉だけで伝えようとしていたからですね。
げんちゃんもいきなりでびっくりしたでしょうね。
これまでママさんたちに言葉で説明されながらも自分はそういう団体とは無縁だと考えていたかもしれませんね。
思春期になる前に、出来る限り伸ばしてやるというお言葉、ありがとうございます。
「もう8歳だし…あれこれとやらねばならない事はあるけれど、消化不良(毎日宿題・習い事に追われ…)でここまで来てしまった。一体何をしてきたのだろう?」と思う事が多いです。
また今日から仕切りなおしですね。
先日の発達障害の講習会では、障害者枠就労、進路(高校)と支援学級(小学校)の話がメインでした。
講師自身もADHD、自閉もあったかな??(小学生のときの成績表が公開されましたが、納得)で今の姿からは全く想像が出来ませんでした。
今は色々な高校があるのですね。
とんちゃんは県立普通高校は無理でしょう。
私立で技能(トリミングやら設計やら)習得できる学校があるようですね。
けれど、そのような学校すら、とんちゃんは厳しいなという印象でした。
このような学校はやはり知的にそこまで影響のないお子さんでかつ、好きなもの、得意なこと、極めたいことを持っているお子さんに適しているなという印象でした。
そして、このような学校に行くには、入試の時点で中学校一年生の学力が必要だとのことでした。
やっぱり、高校ですからね、小学校の内容だけではダメですよと。
当然ですよね。
となると、一般企業障害者枠就労。
障害者枠で働くにも、学力は不可欠。
厳しい倍率だそうですよ。
(今、水増し問題で騒がれていますが…)
ずっとお話しようと思っていた事例があります。
丁度一年前、本社より20歳代後半ぐらいの子(男性)が私のいる地方営業所へ異動してきました。
初めて会ったその日、彼の行動、言動で発達障害ではないか?と思いました。
数日で疑いは確信に。
一応大卒(理系)です。
気づいた点は…
・間違いが多すぎる(書類作成)。何度も同じ間違えをすることも多い
・ひとつの物をAと呼ぶ会社もあればBと呼ぶ会社もある。
同じものを指しているのに、全くわかってくれない
・話を聞いているとき、常に身体が揺れている
・人と会話していても広がらないというか、進まない
・所作が雑。
・仕事に対して、何事も遅すぎる
(見ていると集中できておらず、ぼーっとしている方が長い)
・自分で勝手な解釈をする。自分が間違えていても曲げない
・とんちんかんな質問をする(話の内容が理解できていないと思われる)
・ミスは誰か(上司など)が何とかフォローしてくれると思っている
仕事だけでなく、日常も誰かが助けてくれると思っている。
・勝手に仕事をドタキャン(客先へ行くのに行かなかったなど)
体調不良という理由らしいが…(一度ではなく何度も)
誰か会社の人間に連絡すればいいのに、それすらしない。
と、色々あるのですが、もう、これとんちゃんと一緒と思う事が毎日のようにありました。
ミスが多くてもいいのですよ。
ただ、それを防ぐにはどうしたらいいのか?
自分の仕事が遅くても、早くするにはどうしたらいいのか?
そういった、自分で努力改善しようという態度が全くなかったのです。
そういう姿勢があれば、周囲の人間はフォローしたりしてくれるのです。
どうせ自分は出来ないという方向の思考でした。
結局、彼は3ヶ月前に来なくなってしまい、辞表を出しました。
教育係のおじちゃんは「彼に教えるの疲れるよ、こっちが一生懸命やっても無駄に思える」とぼやいていました。
「私、いつも家に帰るとその状態ですよ…」って話をしましたが(笑)
いつかこの話をげんままさんにお伝えしたくて。
彼、家庭環境に苦労(幼い頃と大学生の時、親御さんと死別)しているので、そういったバックボーンも多少影響しているように思います。
長々失礼しました。
もし不適切であれば、削除してくださいね。
とんままさん
げんちゃんが思春期に入って、発達障害の本質的な問題が少しわかってきた気がしています。
お書きになっているような、ずれた発達の社会人の方は、やはり、社会適応ができません。発達障害であっても、ちゃんと立派に社会で活躍されて、しかも、才能を発揮していらっしゃる方は、自分の立ち位置をしっかり分かっている方だと思います。
欠点があっても、それを自覚してそれなりの努力をしていたり、苦手なことを上手に回避していたりしていれば、うまく適応していけます。でも、自分が、何も悪くない・・・というような立ち位置の方に出会うと、やはり、みんな疲れ果ててしまいます。
この子たちを育てているママのスタンスは、けっこう、そのあたりがあいまいで、きれいごとですませている人を見かけます。カミングアウト、なんて言ってるだんじゃない、と私は思いますが、世間では、カミングアウトなんてことをあれこれお思い悩むママもいます。
発達障害というのは、別に悪いことでもなく、神様から与えられたチャレンジですから、それを、等身大でしっかり本人がつかむ必要があるのです。
そのうえで、どう克服するか、というスタートにしっかりたてれば、半分克服したのも同じだと思います。
小さな頃は、そのあたりをあいまいにして、なんとなく導けても、思春期になれば、そうはいきません。ママの真価発揮なのかもしれません。私は、そこに来て、なるほど~。こっちの真価が問われてるな、と感じました。
この子たちを、人間として正しい人生に導く。そのためには、しっかり人としての価値基準を教える必要があります。自分の立ち位置、少しずつわからせていくことは大事なんじゃないかな、と、またさらに思うようになりました。