ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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普通の通知表を初めてもらった

  >げんちゃんは、通知表をもらってきました。げんちゃんのように、支援クラスに所属していても、普通クラスの授業に出ていて、テストも受けていれば、一応、普通の子と同じ評価基準でジャッジしてもらえるらしく、初めて、普通の子と同じ通知表をつけてもらいました。


 全部、1だろうな~。英語は、3~4くらいもらえるかな・・・と思っていたら、英語と美術だけ3,あとは、2をもらっていました。横に、いくつかの評価内容があって、やる気を評価する項目があり、それは全教科Bをつけてもらってました。あとは、ほとんどC(ABC評価でAが最も高い)、評価の部分には、提出物、ノート、そう言うところも入っているようです。

 また、生活面は、他人への思いやりとか、ソーシャルをおもわせるところは、Bでした。(何か思いやったことなどあるのかしら??) 家庭科の生活面の基本スキルがある、というのもBで、笑っちゃいました。 なんか、げんちゃんは、学校では、必死でかっこつけてるのかもしれませんね~。

 それにしても、テストだけなく、生徒の色んなところをチェックしないといけないから、先生方は大変ですね~。

提出物をなんとか出して、ノートもけっこうとっているようなので、1を免れたのでしょうね。は~・・・・温情・・・(お姉ちゃんによると、提出物出して、ちゃんと授業聞いていれば1はつかないんだよ、とのことでした。真偽のほどは知りませんが。)
ロボママさんによると、評価は絶対評価で、テストだけではなく、もろもろを加味するらしいです。おかげで、もらった方は、オブラートにくるんでもらったような感触ですね。

 それにしても、英語の3はわかるものの、美術の3は何なんでしょう??

レタリングをやってましたが、げんちゃんの作品は、ひどいな~、と思いました。テストも悪いし・・・でも、うれしいです。

 内申書も、公的な評価も、私はあまり気にしてないけど、通知表をもらってみれば、総合的にありがたいことだと思いました。なんせ、普通の評価基準で初めて評価されたわけです。


 でも、げんちゃんの中身は、決して予断を許さない状態です。しょっちゅう幽体離脱しているし、普通と言うには、あまりにもひどいな~と感じます。

昨日は、いっしょに夏休み帳の数学をやりました。小学校の基本問題のところをやってみました。20分の10,という分数の約分を10でやらずに、2で割っていたり、突然、138,139と数えて、次に200と言ってみたり、今までできてたのに、突然分数のかけ算で通分をしてみたり、もう、ばかじゃないの? ということが続出。

 数学以外も、まったく問題を読まずに、指定された場所を見ることもなく、思いつきで理科の問題を答えたり、・・・・

 ひどい有様でした。結局、朝から夕方まで、だらだら、低いパフォーマンスで、私にあきれ果てられながらやって、できたページは、なんと、正味4ページ・・・うそでしょ!

 パフォーマンスが悪い時は、完全にすべて、”おかしい!” ”狂ってる!”

そんな感触です。

 夜になって、
「げんちゃん、今日、あなた何時間勉強してたの?  それで、やれたのは何ページ?」
私は、疲れ果てて、げんちゃんにやったとこを見せます。

さっさと集中すれば、午前中だけで、しっかり片付けられたはずです。そうすれば、もっと有意義な一日がおくれたはず。
大切な一日に、ばかばかしい色をつけて、捨て去ってしまったような気分です。


たまたまS先生が少し家に来ていて、曰く、

「まあ、精神疾患みたいなものかもしれないね・・・」

と言いました。加えて、
「ぼ~っと空を飛んでいるような感じなんですよ。ほら、自分の中にもどっておいで、と言っても、え?なんで?こっちがいごこちがいいんだよ・・・そんな感じでしょうね。」
そして、げんちゃんに声をかけました。
「げんちゃん、君は、ずっと支援クラスでいいの? 障害者として生きていくの? そんなことでは普通の人として、社会に出られないよ。」

S先生は、そういうきつい言葉でげんちゃんの意識をゆさぶろうとしますが、げんちゃんは、あいかわらず、とんちんかんなことばかり言ってます。
なるほど、げんちゃんは多重人格のようです。幽体離脱している時は、すべてをリセットして、何も入っていないかのようです。教えたこともすべて飛んでいます。


そういう子を日々相手にしていると、こっちは、気が狂いそうになるときがしょっちゅうです。


あまりに、パフォーマンスの差がありすぎます。
学校では、学習意欲があり、今後に期待できる、と言うコメントをもらっていましたが、私には甘えも出まくるので、最低の行動様式が飛び出します。

 げんちゃんは、確かにがんばっていると思います。

「ぼくは、普通クラスに行きたい。普通クラスの子より、もっと伸びたい。」

そういうことをよく言います。でも、それをクリアするためには、ちょっとがんばった、くらいでは話になりません。まわりに、げんちゃんのようなスタートの子が、まったく問題なくなって、普通の社会でばりばり活躍している人なんて、まだ会ったことがありません。

 つまり、げんちゃんが行きたいステージは、少しくらいの努力では到達できない、パイオニア的なことだと思っています。

私はそう思ってやっているのに、げんちゃんは、なんか、それをぜんぜんつかんでいません。

私は、オリンピックに出るんだから、これくらいがんばらないと、と思っていても、げんちゃんは、地区大会の予選通過くらいに受けとって、ちょっとできたら、これで自分は、できた、とすぐに思ってしまうところがあります。

そんなげんちゃんに、S先生も、私も、あまりほめてちやほやすることはありません。あくまでも、げんちゃんが行きたいステージの基準の今このステージをクリアできたね、というほめ方をします。
 
 どの子もそういうことをするわけではない、とS先生は言っていました。げんちゃんが、鈍感ですぐに、これでいいんだ、と思ってしまいがちなので、最初に、だめなところを突きつけて、それで叱咤激励する、という方法をとります。

 げんちゃんは、前は、地区予選さえも、めざそうとしてないようなところがあったので、(めざしても、戦略ゼロだったかな)これからは、自分が、オリンピックか全国大会めざしている、ってことをしっかり握らなくてはならないと思います。

 少しくらいがんばったって、そんなんじゃおいつかない。ブルドーザーのようにすごい馬力を出さねばならないのです。次は、そこをしっかりつかんで、自分の意識コントロールができるところを目指していくのだと思います。しょっちゅう、幽体離脱して、お空に浮遊していては絶対不可能なことです。


 この夏は、そこをしっかり把握して,自分に負荷をかけてもらいたいと思っています。



 

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  1. robo_223 より:

    お嬢さんがおっしゃる通り、真面目に授業や提出物を頑張っていれば1がつかない、というシステムにしている部分が実際あるんですよね。それは、テストの点数だけでなく、子供の頑張りを評価していこということです。でも、中には、どんなに親がフォローしても、授業時間内に出す課題が仕上がらずに未提出になり、1がつく子もいますから、1のない子はやはり、一定の評価を受けているということだと思います。

    夏休みなど長期休暇中は、意識レベルが下がりますよね。学校という外部刺激は、緊張を誘いますから、意識レベルが上がります。

    だんだん自発的に学習しようという気持ちが生まれてくれば、登校するかしないかによって意識に違いはなくなって来ますが、今はまだ環境によって左右される段階だと思います。

    おっしゃる通り、希望は普通級でやって行きたい!ということですが、まだ、どれ程の努力が必要があるのかは実感できていないのでしょうね。

    でも、roboもまだ本当にそのあたりの認識は薄いです。幼いですからね。夢はあるけれど、それに見合った努力が充分出来るわけではないです。

    男の子の場合、中学3年生の後半になって、キリッとして来ることも多いので、やはり、時間がかかるのではないかと思います。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    なるほどね~・・・
    解説ありがとうございました。ロボ君でも、まだ目標に到達するまでのイメージが持てないのであれば、げんちゃんが持てなくてもしかたないですね~・・・
     普通のお子さんでも、意識が高い子でなかったら、そうそう、将来の目標設定とか、なりたい自分になるためには、どれだけ努力するんだ、とか、そういうものは握っていない子が多いですよね。
     普通の子は、それでもなんとな一般にまぎれていけますが、げんちゃんは、やはり、その程度の意識レベルでは、絶対に障害の枠から出られない、と思っています。
     チャレンジを期待されて生まれてきていると思っていますから、チャレンジ精神をもてなかったら、やはり、不可能を可能にはできないでしょう。
     S先生は、人間には不可能はないよ・・・とよく言います。
     でも、そう簡単ではありません。それは、今までいやというほど味わってきてます。
     中学生の間に、もう一つ突き抜けてほしいですね~。3年生ですべりこめたらハッピーですね~・・・
    忍耐強く、あきらめず、ほんとめげず、こつこつ、やっていくしかないですね。

     げんちゃんの心の成長は、私の知らないところでもおきているんでしょうね~。私たちは水をやることしかできないけれど、あとは、神様が育てて下さるんでしょうね~。神様に期待します。

  3. コウヤ より:

    こんにちは、はじめまして!
    広汎性発達障害持ち(自閉傾向強)で自己治療中の22歳です。
    発達障害について調べている時にたまたまこのブログを見つけ、拝見させてもらいました。

    自分自身発達障害の身であり、このブログを読んでいるとげんちゃんの言動や特性が昔の自分とかなり似ている部分があり、げんちゃんの気持ちがすごく分かります。

    自分で自分に合った改善法を日々模索していますが、少なくともどの発達者も脳のエネルギー消費が定型の人と比べものすごく高いです。
    何もしなくてもただ普通に過ごしているだけで大量のエネルギーを使います。
    そのため常に脳は酸素不足とエネルギー不足(栄養)になっている事が多いのでまずは体と脳への酸素と栄養補給を大切にしてあげてほしいです。

    マルチビタミンや鉄分、EPA・DHA等々。

    お子さんでもジュース感覚で美味しく栄養摂れる物がコンビニなどに沢山置いていたりします。

    自分は毎朝体操しながら深呼吸、そして日々の栄養補給を始めただけでかなり落ち着きました。

    少しでも、役に立てればと思います。

  4. glow-gen より:

    コウヤさん
    夏休み毎日げんちゃんと格闘しております。
    記事ありがとうございました。すっごくヒントになりました。げんちゃんは、夏の暑いのも重なっているのか、成長しているためか、とにかく、長時間睡眠をほしがり、パフォーマンスも悪いことが多く、こまっておりました。
    さっそく、勉強前にたっぷり、DHAなど、手元にあるサプリをしっかり飲ませてやったら、たまたまなのか、ちょっと昨日はよかったです。

    普通の人の脳の疲れ方とまた違うんでしょうね。げんちゃんを見てるとなるほどな~と思います。でも、はためには、ほんとこっちをなめてるの~?と思うような態度になってしまいます。
    認知のずれは、げんちゃんたちに不利に働きますよね。やる気あるのに、ぜんぜんないように見えるわけですからね~。
    鉄、思春期は、体が大きくなるときなので、普通のお子さんでも足りなくなりやすいです。ビタミンBと鉄のコンビは、酸素を運ぶ上で大事ですよね~。
    ありがとうございます。
    コウヤさんもがんばってくださいね。なんか、良い手段があれば、ぜひぜひ教えてくださいませ。

  5. glow-gen より:

    Eさん
    情報ありがとうございます。
    まさに、げんちゃんおきられない、ぼ~っとしている、パフォーマンス低い・・・前コメントのコウヤさんも、鉄、とお書きになっておられましたが、大事なんですね。
    娘は、貧血を心配して、鉄剤などを考えたことがありました。実際私も高校時代は、鉄欠乏性貧血で、勉強についていけなくて難儀しました。なんせ、きつい、おきれない、やる気が出ない、のオンパレード・・・
    大学行って、鉄剤飲んだら、なんということない、あれは、性格じゃなかったのね・・・と言う感じでした。
    脳のサプリはいろいろ研究してましたが、基本的な鉄とか、ビタミンとか、そういうの案外おとしてるのかもしれませんね。ちょっとサプリは飲んだり飲まなかったり、と適当になってましたが、また気をつけて補ってみます。
    藤川徳美さんの、本がアマゾンで出てますね。どの子も、足りないものが、一つではないと思いますし、脳をがんがん訓練して、シナプスを作っているので、やはり、がんがん栄養素は、普通の人より補わないといけないです。
     脳の筋力アップは、それなりの素材がいりますよね~。
    ありがとうございます。

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