ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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野球合宿のミラクル。会話のずれをなおす

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げんちゃんが野球の合宿から帰ってきました。そして、びっくりしたことがありました。
なんと、げんちゃんは、「最優秀打撃賞」というのをとったというのです。賞状を無造作に私にくれました。びっくりして、先生に聞いたところ、試合中ではなく、バッティング練習の際に、もっともたくさんヒットしたのだそうです。いつもの先生ではなく、別の先生がバスの引率に来られていて、彼は、げんちゃんのトラブルは把握していないようでした。

先生「とても上手でしたよ。体幹がしっかりしてないと、バッティングはむつかしいです。」

え~~。それはないでしょ~・・・目が点です。なんせ、100人くらい参加してます。もちろん、小さい子の初心者のクラスにいるので、6年生は、少ないかもですが、たとえ、1~2年生だけの中にいたとしても、げんちゃんが、1番なんてありえないでしょう・・・

 試合中のバッティングではないので、まあ、そうだよな・・・とは思うけど、それにしても、すごいじゃん!

先生に、かいつまんでげんちゃんのことを話し、最近すごく伸びていて、集中力が出てきた・・とお伝えすると。

「野球は集中力です。集中力が出てきたので、ぽんとよくなったのかもですね。」
と言っておられました。

まあ、よくわかりませんが、卒業前に、げんちゃんの自信につながるできごとが起こってよかったよかった、という感じです。でも、体幹できたとは、到底思えないんですけど・・・こんど検証しに練習見に行ってみよ。

 最近、あれっ?、という出来事が一つ二つおこってました。

げんちゃんは、学校で卒業に向けて、演奏会があるのか、リコーダーを学校にもっていってます。ある日、げんちゃんは、おもむろに、音楽の教科書を出して、指と音符の相関表のところを見て、自ら練習してました。え~? 私はびっくりしました。だって、げんちゃんは、リコーダーが苦手で、今までやる気なんてぜんぜんなかったです。ピアノをやっていても、ピアノは、横に進むけど、リコーダーはたて。そうなると、もう、応用がきかないらしく、クラスの底でした。
 支援クラスで特別に特訓されていた時代もありますが、嫌がって、怒っていたようです。

 ある日をさかいに、彼は、ちょくちょく練習するようになって、(まあ、練習のしかたは難あれど・・・)音楽のない日も、ちゃんと、リコーダーを持参するのを忘れず、(リコーダーに意識が入っている!)さらにある日、使い方を教えたこともないコピー機と格闘して、指のページをコピーしました。そして次の日は、何を考えたのか、またコピーして、さらに、いる部分を切り取りました。そして、使ってない新しいノートを取り出して、貼り付けました。(ちょっと難ありでしたけど・・・)

 お~・・・何がおこった? びっくりびっくり・・・・


 またある日、げんちゃんは、昼間に洗面所で、髪を洗ってました。風呂場から、シャンプーリンスを持ってきて・・・しかも、ブローなんてめったにしてやったこともないのに、自分から、ドライヤーを出してきて、ブローしてました。

 なんせ、これまでの人生、彼は、自分から自主的に髪を洗うなんて行為は出てきません。風呂に入るとき、髪洗いなさいよ、と言って、しぶしぶやってました。

 
 これって、自分が不快だから、髪が洗いたい・・と思って、自ら行動したようです。自分が何をしたいのか、ということを明確につかんできた、ということなのでしょう。

 まさに、意識の方向性が出てきたのでしょうね。

 
 しかし、そういうことの裏腹で、前回の記事と同様に、げんちゃんとずれた会話もしましたよ~。
くもんで女の子とよくある会話をしたみたいです。

げんちゃん「俺って天才!」(英語のプリントしながら)

さくらちゃん「はいはい、あんた英語得意なんでしょ・・(こばかにしながら)」

げんちゃん「さくらちゃんは、ちょっとかわいくないな~。」
さくらちゃん「別に可愛くなくていいもん。ちゃんじゃなくて、さんと言ってよ!」

くもんの先生が、普通によくある男の子と女の子の軽口をいいかんじでかわしてました。と伝えてくれたので、げんちゃんに聞いたら、

げんちゃん「もう、さくらちゃん、性格がかわいくないんだよな~・・(うれしそうに)さんと呼べとか言うしさ。」
ママ「 さくらちゃんじゃなくて、さくらさんと呼べって言ったの?」
げんちゃん「違うよ。さんと呼べ、って言ったんだよ。」
ママ「ニックネームが”さん”なの?」

げんちゃん「違うよ、さくらちゃんだよ!(偉そうに)」

ママ 「さくらちゃんって名前で、さんと呼べ、っていうのは、さくらさんと呼べって意味だと思うよ。」

げんちゃん「違うよ。さんと呼べって言ったんだ。」

前回同様の押し問答・・・

げんちゃんは、友達デビューもいまいち、足りないし、相手のセリフの広がりがつけられないし、しばらく、こういうことの修正をしまくりながら暮らしていくのでしょうね。でも、彼の意識世界が広がりつつあるので、言葉の世界も広げられる足がかりができたのでしょう。良い傾向です。

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  1. ゆうママ より:

    最優秀打撃賞おめでとうございます。やりましたね!!
    げんちゃんママはやはり高い理想をもってらっしゃるから、げんちゃんに対する評価が厳しいですよね。でもそのママさんが最近の伸びを認めていらっしゃるのだから、本当にすごいのでしょうね。

    それに、はじめての引率の先生だということは、まったく配慮がなかったわけで、その状態でもそつなくこなせたということは、もう一般の子と並んでいるといってもいいのではないでしょうか?
    ステキな週末でしたね。

    我が家はそれとは逆で、なかなかにしんどい週末でした。あの算数の「変わりかた」の単元、厳しいです。連立方程式の序章となる問題。50円のクッキーと30円のチョコをあわせて40個、合計○○えんになるにはいくつずつ買うといいですか?っていう感じの問題。さらに合わせて○○グラムになるには?とか数字がたくさん並ぶと混乱しています。話が複雑になるとすーっと意識が離れていくんですよね。徒労感でいっぱいです。。さらりと流して、また戻ってやった方がいいのでしょうか?

  2. glow-gen より:

    ゆうママさん
    ありがとうございます。でも、現地に行ったら、いつもの先生と合流するので、たぶん、想像はつく・・・ってかんじですよ。でも、その先生もかかわっておられて、そこまでひどくはなかったのでしょうかね~。
    パパが、
    「おまえどこ守ってるんだ?」
    と聞きました。
    「ショート」
    と答えたので、二人で、お~!と雄たけびをあげました。
    「今日、覚えた・・・」
    と言ってました。爆笑。そんなことだろう・・・まあ、覚えたからいいか・・・3年近くやってるのに、やっとショートがどこか覚えたらしいですよ~。

    そして、算数ですが、うちもほぼ同じです。考えようとしないのです。できない、というのも大きいですが、そもそも論がへんなんです。体の中にいれまいとして、しゃっとアウトしてるかんじなんですよ。そのブロックをはずさなければ、どうにもならないかんじです。ブロックがはずれても、かなりしんどいのに、さらにブロックされてます。

    今週、そこにアタックする予定なんですが、また撃沈するのかな~。ほんとゆうママさんのしんどさ、よ~くわかります。

  3. robo_223 より:

    前回のノートの美しさといい、バッティングといい、げんちゃん素晴らしいですよね。

    低学年と言っても、健常児の運動能力は、全くあなどれませんからね!特に野球が好きな子が集まっているわけで、中には運動能力抜群の子もいらっしゃるはずですよ。

    げんちゃんママさんは、評価がメチャメチャ厳しいから、げんちゃんは、まだまだという設定になっていますが、伸びているところは、かなりの勢いで伸びているのではないでしょうか。

    統計によると、運動能力と学力には相関関係があるそうですから、学力の方もさらに成果が出てくるかもしれませんね。

    本当に、算数の扉が開いてほしいですね。知覚推理能力の高い子は、比較的算数が得意なことが多いので、前に紹介して下さっていた学研の図形を立体に起こす教材を地道にやっていったり、パズルが有効らしいので、普通のパズルや立体パズルを作らせてみるなんていかがでしょうか?(時間があれば、の話しですが。)

    不思議なのは、言葉に遅れのある高機能自閉症の子は、算数が得意なことが多いんですよね。そのかわり、国語と理科と社会は苦手な場合があります。知覚推理>言語能力が成り立つお子さんです。きっと算数は平面や立体の理解が必要なんでしょうね。

    とは言え、意識の問題も多分に絡んでいると思いますので、やっぱり1番は、げんちゃんが心から、その課題の世界に入り込もうという意識が芽生える必要があるとも思います。

    意識面と技能面、両方のアプローチをしていらっしゃるので、じき、扉が開くことと思います🚪✨

  4. ito より:

    げんちゃんママさま
    いつもありがとうございます。
    立派な賞を取られたげんちゃん、本当に眩しいですね。
    完全に知的を脱出して高機能になられていますから、それだけでもママがトレーニングを継続された良い結果が出ていると思います。息子もげんちゃんと同じレベルでのスタートでしたから(2年早く療育は始めましたが)高学年になればお友達に交じって楽しく野球ができるまでに成長できるのかと楽しみになりました。
    幼児期の意識を変える導き方が難しいです。健常児も同じですが、発達障害の子供たちは苦手な問題、苦手な作業になると恐ろしいくらい集中力が低下していきます。げんちゃんは野球が楽しく無意識に脳をうまく使い意識レベルが上がられたのだと思います。我が家も健常児と一緒に過ごせるまでの得意なこと見つけていきますね。苦手なことでもやっていくうちに好きなことになっていければこの上ないですね。4月からは芸術の習い事も増やしていきたいと思います。
    ちなみに、げんちゃんが向いているな~と思われるような職業っておありですか?

  5. glow-gen より:

    ロボママさん
    打撃賞なんて、私もびっくりです。サッカーの先生は、げんちゃんが足が速いとか言ってるし・・・

    私は、半信半疑ですよ。一応べた褒めしたのですが、舞い上がりすぎてもだめだから、持ち上げて、すっと横に逃がし、というのをやりました。
    「今まで、たくさん努力したことが結果になったんだよ。」
    なんて静かに言い添えたりして・・・
    くもんの先生は、ある意味、k先生とは、まったく違う切り口で子どもを導いています。げんちゃんは、k先生に見せない部分をとても見せています。
     気安さがあるようで、先生に、ばかじゃないの~?なんてふざけたりしてます。K先生には、そう言うため口はきけないようです。
     私も、おもしろいな~と思って、ながめています。
    とにかく、私の手中にすべてがおさまるわけでもないな、と感じます。今は、げんちゃんの変化を見ながら、こっちの出方もさぐっているところです。

     算数の扉が開いたら、またもう一歩行けるんじゃないかな、と思ってますが手強いです。
    アドバイスにしたがって、なお仕込んでいた、立体パズル出してこようと思います。なかなか取り組む時間がないのがジレンマですが。ありがとうございます。

  6. glow-gen より:

    itoさん
    >完全に知的を脱出して高機能になられていますから、
    そうなんですか? 確かに伸びてはいるけれど・・・そこそこみんなの助けが、いりまくってますが・・・

    itoさんの、すごいペースでやると、確かにどれくらい伸びるのか楽しみですね~。
    >幼児期の意識を変える導き方が難しいです。
    いやあほんと言われるとおりです。私は、やっと意識障害にきづけたわけですが、昔今のような理解があっても、結局同じ軌跡をたどっただろうと確信できます。

    声かけを工夫しても、結局レスポンスしないので、やっていくことは結果的には同じ・・・というか。

    でも、s先生に言わせると、意識開発は、3才からできるんだよ、と言います。でも、それだけでもだめなんじゃない?と思います。そのへんは、私もよくわかりません。
    彼は、意識が入れば、すべて、げんママがやってきたトレーニングも、もっと効果が出ていた、とかおっしゃるわけです。
    ふ~ん、そうかな~、とか言って聞いております。そのあたり、itoさんは、私より、早道を行って下さい!期待してます。

    >げんちゃんは野球が楽しく無意識に脳をうまく使い意識レベルが上がられたのだと思います。
    そうなのでしょうか・・・確かにたのしかった~と言ってました。小さい子と4人でチームから参加したのですが、げんちゃんが、いちばん年上だから、リーダーだよ、とか集合場所で持ち上げられていたから、いい気になったのでしょうか。
    芸術の習い事、なかなか、良い先生が見つからないものです。よかったですね~。
    >げんちゃんに合った職業ですか~。う~ん。今のところ、まともに働けるイメージができてないので、???です。
    牧師とか、宣教師とか、そういう使命があるのかしら?なんて、思うことはありますよ~。根性あるから 笑

  7. ひつじ より:

    Wow〜、それは凄いですね✨ ワタシまでとっても嬉しくなってしまいました🎶
    こうやって 伸びを実感したり、成長を喜んだり、そして反対に愕然としたりショックだったりを繰り返しつつも 全体として前進していくのでしょうね〜。げんちゃんはもう その道を歩んでますね!!

    ワタシは冬休み、息子の苦手対策を中心にカリキュラムを組んでしまい、あまりの出来なさに茫然自失。ショックで立ち直れない日々を送ってしまいましたよー。やっと今ごろ 復活しました 笑
    実物大の息子の力を認識して、今何が必要か整理して、あまり期待し過ぎず(笑) 少しの諦めも織り交ぜながら、淡々とやって行ける気がしています。
    精力的にブログを更新して下さるげんママさんのお陰です〜

  8. glow-gen より:

    ひつじさん
    ほんと~。息子に勉強を教えるのは、限界を感じるときがありますよね~。ひつじさんは、ほんとによく頑張っているな~と思います。
     彼らの、心のブロックはどうやったらはずせるのでしょうね。意識が飛ぶ、というだけではなく、もっと積極的な遮断するものを感じる時があります。

    興味があることは、意識が入って、それなりの流れになるのに、きらいなことといったら、てこでも動かないような感じありますよね~。
    今日のホームスクールは、少しそれが開いたような気もしましたが、これがまたいっきにはいかないですよ。行ったり来たり。
     あまり期待せず、淡々と・・・・ほんとに大事ですよ~。

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