ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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げんちゃん5年を終えて 

> げんちゃんは、とうとう5年生を終えました。
学年末の個人面談が、なかったので、しかたなく、支援と普通クラスの先生に面談をしていただくようにお願いしました。

(ついでに言うと、来年度からは、家庭訪問も希望者だけになるそうです。ちょっと面食らいました。)

 心配のある子や、支援クラスのお子さんを持つ母親は、こういう風に、先生との関係が希薄になると、さらに不安感がつのるだろうと思います。やれやれ。

こういう子の親って、祈るような気持ちで学校に送り出していることもしばしばで、学校の様子を折に触れ、先生に聞きたい気持ちがいっぱいです。なんせ、我が子は、うまくわかるように話したりすることができません。そのため、学校の様子が、ほんとにさっぱりわかりません。時々先生が、お手紙を書いてくれますが、やはり、生の声で、こちらの知りたいところを詳しく聞きたいと思います。
 
 残念ながら、お姉ちゃんの時にはなかった感覚です。こういう子を持ってはじめてわかる親心でしょうね~。

 とりあえず、げんちゃんの面談はかなってお話を聞きました。

 1年間ほんとによく伸びたげんちゃんも、普通クラスの先生に、端的に表現してもらうと、”まだまだ普通クラスに何のサポートなしに放り込むのは無理”ということでした。

なるほど、そうだろうな、と思います。
たとえば、私と電話でのやりとりで、先日こんなことがありました。

げんママ 「今日の野球の練習は、Aグランドであると思うんだけど、ちょっと自信ないから、電話切ったら、メールを確認してみるね。そして、もし、Bグランドであるんだったら、電話で教えてあげる。Aグランドだったら、電話しないから・・・」

私は、今日の野球の練習場について、さっと説明しました。

私は、最近、げんちゃんが、わかっているかどうか、すべてにおいて疑わしいので、復唱させる練習を始めました。自分の言葉で、一度出力する練習です。げんちゃんは、このやりとりを、復唱できません。私は、もう2度ほど説明を繰り返しました。すると、げんちゃんは、やっと自分の言葉で復唱します。

「お母さんが、電話を切ったら、野球がどこであるか調べて、え~っと、僕に電話する。」

は~、やれやれ。”Aだったらしない。Bだったらする。”という、付帯条件がつく、この内容は、彼の理解力をちょっと超えていたようです。

ならば、学校での先生の指示も、ストレートなもの以外は、落ちだらけなのがうかがい知れます。そして、彼の処理スピードは、まだまだ遅遅としてます。どう考えても、ハンデなしで、普通クラスでやっていけるわけはないのでしょう。

 でも、以前なら、1つの指示を出して、次の指示に移る時に、本人は、周りが見えず、終わるまで、ずっと最初の指示のことをしていたそうですが、今は、他の子が次の指示に移っていくのが気になり、あせってしまって少しパニクってしまうそうです。

 つまり、前より、次のステップに進んでくれたようではあります。

 友達との関係はどうですか。という私の質問に、先生は、友達が、げんちゃんの長所を書いてくれた寄せ書きプリントを見せてくれました。
なかなか、心温まることが書いてあります。中でも、

「げんちゃんは、勉強をいつもがんばっている。」

というのが多かったです。げんちゃんは、支援の子で、みんなちょっとした援助をしてくれるけれど、彼が、彼なりに、ほんとにがんばってることを、認めてくれているとわかりました。勉強に取り組んでいる時間は多くても、なかなか皆においつかないげんちゃんですが、がんばっている姿は、お友達にもけなげに写っているのだな、とわかりました。

他には、英語ができるとか、物知りだとか、おもしろい、だとか・・・”強いて言えば”、かもしれないけれど、うれしいことが書いてありました。

5年が終わって、総括すると、やはり、げんちゃんの進化は、まだまだ普通クラスレベルには、不十分だということでしょうが、まあ、やはり、彼だけを見たら、ほんとにすごい伸びです。

客観的にしっかり判断して、でも、親ばかにもなり、たんたんと次のステップに向かって、目標を立て、カリキュラムを組んでいこうと新たに決心しました。

 

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  1. ゆうママ より:

    春休み、たんたんと4、5年生の薄めのドリルをさせています。う〜んってなることも多々あります。
    何と言っても持久力のない我が子、効率的に優先順位をつけなくては…カリキュラムをたてることの難しさを感じています。

    個別塾に行かせてみようかと体験授業を受けてみました。理解しているような、あやふやなような…先生も目標をどこにおいていいのやら頭を抱えていました。4回の体験授業後の面談が後日あって、続けるかどうかも含めてお話にいってきます。

    いろいろスムーズにいかないことが問題行動につながっているので(ガタガタ音をたてたり、鼻歌歌ったり)ほんとどうしたらいいものか??学校はその子の持ってる力より問題行動に注目するのでね、居場所がないです。学力もぱっとしないけど、ビリではないんです。でもそんなうざい行動が目立ってしまって追い出されそうです。

  2. glow-gen より:

    yさん

    は~~。ひどい先生ですね。邪魔になる・・・ですか。そういう考えの先生は、普通のお子さん達にとっても、悲劇ですね~。
     トップの考え方は、そこの学校の雰囲気を支配してしまいます。女性のトップがひどかった場合は、男性よりたちが悪いですよね~。

    発達ママたちは、良い先生があたってくれても、数々の心配や困難があります。ましてや、先生がそうだったら、・・・ほんと同情いたします。
    とかいって、うちも、今年の先生方は、とても親切だったのですが、来年はわかりませんよね~。やれやれ。

    この時期、毎年、うんざりしますね。
    それに、6年生、確かに瀬戸際にいるような・・・
    もう、腹をくくるしかないですね~。
    中学、なんとかなりますよ。きっと・・・
    だめなら行かなきゃいいし。なんたって、うちの知り合いは、学校の先生なのに、子ども4人、全員ホームスクーラーですからね。大丈夫ですよ。その時はここで毎日交流しましょうね~。笑

  3. glow-gen より:

    ゆうママさん
    問題行動は、ほんとに、気持ちなえちゃいますね。ほんと気持ちわかります。
    げんちゃん、4年までいろいろあったのに、5年になってなくなって、それで、私は精神的に少し楽になりました。

    げんちゃんが、問題行動が多い時は、普通クラスにはあまり行かせなくていいです、と先生に言ってました。頭を改善していけば、色んなことが改善して、それから普通クラスにうつしても、充分やっていける。だって、そもそも脳がよくなっていってるわけだから。と思っていました。

    結果、そのようになりました。
    時々、普通の子においつかせて・・・という考えが、どんどん一人歩きするのですが、独自路線でいいや、という考えも、常にあります。

    だって、この子って、すぐれたたまものを神様にもらってるんだから・・・と。

    劣っているとこばかりじゃないですよ。きっと。まわりから封じ込められるような環境なら、迷わず、独自路線を行きましょう。自分の心をさぐると、根底にそういう思いがあります。

    その思いをふうじこめるほど、時に不安や、普通においつかなきゃ、という気持ちが大きくなると、げんちゃんに対するトレーニングやプランも、ぱっとしてないです。

    やはり、ママはでんとするしかないですね~。がんばりましょう。

  4. glow-gen より:

    Hさん
    お気持ちよ~くわかります。げんちゃんは、今では、けっこうがんばりやさんなんだ、と認めてあげることができますが、・・
    かつては、やはり、半強制的に私にやらされている子でしたよね。
    有無を言わさず、とにかく、やれ!って感じですね。

    低学年のときまでは、10分単位で、目は空を見る、集中なんてしたことない、きょときょときょときょと・・・

    あの頃、私はどうやっていたんだろう、と思うくらいに、ひどいものでした。
    普通の子が、勉強する、という感じになったのは、ほんと4年の終わりか、いや、最近なのかもしれません。・・・

    どうしても、怒って、無理矢理・・・みたいなことになりますね。

    勉強が続くというのは、そもそも体幹が必要です。じっと座っていることができないと無理ですもんね~。だから、勉強は、ちょこっと細切れ、とにかく体を作ることを優先してました。ずっと試行錯誤して、これなら、できそうだ、ということをとにかくしていくしかありません。
     そうしていると、前にできなかった課題を取り組むことができたりしてきます。
    いつも言うのですが、つまめるところをつまんで、ちょっと引っ張って、そうするとつまめるところが出てきて、またつまむ・・・そうこうしていると、全体にアップしてくる。その繰り返しです。

     どうしてもいやがる、というのは、まだそこに来てないからではないか、と思います。

  5. glow-gen より:

    Hさん その2
     げんちゃんも、算数がひどかったので、たとえば、100マスやりたい、と思っても、互いにあまりにストレスが大きく、今は、だめだ~と思って、まず、点をたくさん打たせて、つなぐ練習とか、ステップダウンして取り組ませました。

    ベースのとこができてなければ、その頂点のところにあるいわゆる学習はなかなかできません。
     カリキュラムの組み方もほんと試行錯誤ですよね。

     でも、これは、この子の旬のトライだ、と思ったら、逃げはゆるさなかったかもです・・・そのあたりの見極めは、ときに失敗もありましたが、失敗と思ったら、すぐにまた計画を練り直せばいいと思ってやってました。
     
     けっきょく、私の必死がげんちゃんには伝わっているんだと思います。自分もかわりたい、という思いが芽生えてきたのかもしれません。まだ、今からどう転ぶかわからないので、私も偉そうなことは言えません。

     でも、やってみて、だめそうだったら、もう一度またその原因を探って、新たに戦略を立てる。道は開けますよ。がんばりましょうね~。

  6. glow-gen より:

    Hさん
    そうですか。基本的に非公開にすると、私しか読めません。コピペして、コメント欄に貼ってもいいですが、そうすると、ほかの方にも読めてしまいます。それでもよかったらしますよ。でもきっと、公開すると、共感される方が多いと思います。

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