> 前後から、法則を見いだす、という思考は、げんちゃんたちは、ほんとに苦手ですよね。まあ、こういう能力を、ちまたでは、頭がいいと言うんだよね~。あ、これ、もちろん、ヒント出してます。汗
たとえば、宿題をメモってくる連絡帳を、学校に持っていくのを忘れたら、他のノートに宿題を書いて帰ってくる、とか、サッカーの練習に行ったら、誰もいなかったから、ああ、今週は、別のグランドであったんだったと思いだし、そこへ急いで向かう、とか。
こういうしばしば日常でおこるつじつま合わせは、生活を潤滑に進めて行く上で、だれもが持っている能力です。人間は、誰しも、勘違いしたり、忘れたりするものなので、その時の被害を最小におさえるための工夫は、小さい時から積み重ねていく物です。
でも、げんちゃんは、連絡帳を忘れれば、宿題もワンセットでわからないし、サッカーのグランドが誰もいなければ、何も考えずただ帰ってくるだけ。
こういうことがもっとも苦手なげんちゃんは、そこに関しては、ほんとに伸びてないんと違うかな~・・・と、ふと思ったりします。当然考えてするだろう、と期待することは、ことごとくはずしてきます。
でも、
「ねえ、連絡帳持っていかなかったら、宿題書かないの?他に何かできたんじゃないの? 」
と言うと、しばらく考えて、
「・・・・う~ん・・・他の紙に書けばよかった・・・」
などと言ったりすることもあります。まあ、ぜんぜん進歩してないわけじゃないんだろうね。と思いたいです。・・・
こういうのも、前回書いた意識と関係します。ルーティンなことを、何も意識せずぼ~っとこなしているように見えるげんちゃんは、意識をすれば、少しは、できることも多くなるような気がしてます。
明日の学校の支度をするのに、なんか、めちゃくちゃ早くて、あ、これは、ぜんぜんそろってないぞ、と思いました。(実際連絡袋など、机の上に入れ忘れているものが見えます。
「げんちゃん、ちゃんと支度しないと、忘れ物してると思うよ。」
「そんなことないよ。ぼく、ちゃんとしたよ。今日算数があったから、理科と社会を入れるだけでいいんだよ。」
と言い張ります。つまり、今日と明日の日課の違いは、社会理科・・・だから、社会と理科を入れるだけで終わり。と考えたようです。算数がちゃんと入っているか、確認する気はさらさらないようです。
今日と明日の違いを考えて、無いものを入れる。という発想は、昔ならなかったでしょうから、確かに進歩かもしれません。でも、K先生のところに、算数のドリルをランドセルから取り出して持っていったことは、ぜんぜん覚えていません。ドリルが入ってないと気付かないのはどうなのよ・・・・と思います。
最近はこういう感じです。なるほど、前より、ちょっと考えてみたんだね。ということも見受けられるけど、とてつもなくすっこぬけてる・・・そういう感じです。
げんちゃんが、明日の日課を自分でそろえることを、少しずつトライしはじめたのは、たぶん3年か4年くらいのものです。普通の子は、1年生だと考えると、色々試行錯誤して経験を積んできた時間は、まだまだ足りないと考えた方がいいのでしょうかね。
普通の子の、せいぜい1-2年くらいのレベルのことが、生活のいたるところで繰り広げられているのかもしれない。
6年生と思うから、あほか、と思うけど、こういう”やれやれ”と思う、行動の試行錯誤は、行動が洗練されていくためのステップなんだ、と思えばいいのかもしれませんね~・・・
少し進化すれば、ここももっとできるんじゃないの? と思うけど、子どもの成長というのは、いや、脳の成長というのは、決して、一段飛ばしにはいかないのかもしれませんね。
生活の中に出てくるこういうできそこないの部品みたいなものも、彼が今までやり残してきた歴史の中で、今やっと、一生懸命積み重ねていってるのかもしれませんね。
もしげんちゃんが、1年生だったら・・・と考えれば、まだ、ほほえましく見守っているでしょう。コイツは、1~2年生でまだやってないことを、今経験して、獲得しているんだ~。と思う視点がいるのかもしれないね~。
いや、こういうとこは、一生かわらないよ・・・なんて、耳に悪魔の声がささやいても、びしっと否定しましょう。進化している限り、普通のレベルのうっかりさん、程度には持って行けると思います。・・・笑
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げんちゃん、随分進化していますよ。
今日と明日の授業の違いを見つけて、それを入れればいいという事が分かっているのですからね。
当然、とんちゃんは、1時間目から順に揃えます。
そのタラタラした行動に、「あのさー、今日あったものに〇〇と✖️✖️を入れて、▲▲を抜けばいいということに気がつかないのかね?」と文句を言ったことがあります。
それがげんちゃんはできているんですもの。
間違いなく、数段階上です。
以前書かれていた、最初から諦めてしまうということ、とんちゃんもあり、通級の先生に指摘されました。
2年生でも、自分の事を発表する授業があり、下準備として、ワークシートの記入がありましたが、当然空白。
記入されていても、全く関係ない事が書いてあったりします(ことわざ←いまブーム とか、友達の名前とか、滑り台とか)
これを自宅に持ち帰り、翌日までと言われるので、宿題もありますから、キツイですね。
思うように自宅学習が進みません。
と愚痴っても仕方ないのですが、こういう、思考を要する問題はお手上げです。
どんどん高度になるので、末恐ろしいですよ。
少しずつ、やるしかないのですかね。
出来ないからやらない、やりたくないの悪循環だなと感じていたところでした。
意識を持たせるという事を考えると、身体作りが先かな。
とんママさん
げんちゃんの2年生なんて、日課表なんてまったくですよ。
先日その頃に吹き込んだボイスレコーダーのデータが出てきて、あら~。幼稚園児だわ、こりゃ。と思いました。
推測したり推理したり、もうぜんぜんですよ。
まだ10までの足し算さえ、あやういし、どうにかこうにか、漢字の練習を、無理矢理時間かけて、なんとか仕上げたような記憶があります。書くこともままならなかったです。作文なんて・・・はっはっは・・・書けるはずもなく・・・滑舌も悪いから、3~4歳児みたいだったでしょうね。
自分で日課そろえるなんて、立派ですよ。一年づつ積み重ねていけば、まわりから、離れることなく、進むと思います。その頃のことを考えると、やはり、おいついてはいないけど、差がさらに広がった感じもないです。
それって、知的障害のお子さんではありえないかもしれない、と言われたことがあります。
普通は、差がどんどんひらいていく・・らしいから。
低学年は、そうですね。体、体・・・かもしれませんね~。
力を抜く練習も必要らしいです。がんがんやるような運動と、ヨガみたいに、リラ~っくすみたいな運動と、とにかく、手当たり次第にやるといいのかもしれないです。
ありがとうございました。
日課を過不足なく揃えるなんて、roboには難しいです。まして、1教科だけ別のカバンに入っていることなんて、思い至りませんね。😅
げんちゃんママさんがおっしゃる通り、roboも普通レベルのうっかりくらいになってくれれば、嬉しいし安心です!でも、roboがそうなれるなんて気がしないんですよね~😒
roboは凸凹が極端で、こういった臨機応変の対応は、激しく凹の部分となります。かといって、凸の部分だって、たかが知れていて、上には上がいるし、それを生かす能力が欠けていると思います。
ですから、少しでも伸びるように努力して、大人の時点でどれくらい伸びたかを判断して、それに応じてどんな場所に身を置かせるかを考えるつもりです。そもそも、私がかなりのうっかりさんなので、roboにも期待できないんですよねぇ😫
でも、げんちゃんはこういうところ、ぐんぐん伸びそうですね!テキパキやれるようになりそうです。ママさんもテキパキしてそうなので、きっと大丈夫だと思います。
Tさん
お久しぶりです。算数の塾の試験が、20点、とありましたが、算数にがてでも、最後までとにかく、力をふりしぼってがんばって書き込んだらすばらしいことですよね~。
実は、げんちゃんも、最近、普通クラスで、分数のかけ算のところの確認試験を受けて、裏表の表だけではあったけど、他の子と同じ条件で、30点くらい取って帰ってきました。それも、ぜんぶ、そこそこきれいなバランスで回答を書き込んでいました。普通なら、え~30点!ということになるのでしょうが、わたしもK先生も感激で、ほめました。
なんせ、算数のテストは、数問書き込んで終わり。テストの形式になってなかったです。サポートなしでテストなんて無理でした。
お子さんは、塾の難しいテストなら、なおさらがんばったのではないですか?
絶対値で悪くても、前よりどんどん進化していればオーケーですよ。関東は、私立に行くことが普通なのでしょうか。事情がわからないけど、ママが、子どもさんのことを考えて選ぶ学校だから、きっとお子さんにあってるんでしょうね。ママの期待にこたえて、しっかりがんばれるお子さんはえらいですよ。
ピンセットもって砂粒を袋に器用に入れてたなんて、指先能力も上がってますね。指先大事ですよね。そろそろちょうちょ結びを教えなきゃな~、と私も思っているところです。
ロボママさん
できるようになるような気がしない・・・
わかります。色々やっていて、ここは、今の延長にできることがイメージできるけど、ここはぜんぜんイメージできない。
ありますよね。
年長さんの時、げんちゃんが、自分で、服のすそをズボンに入れて、身ぎれいに着こなす様を、どうしてもイメージできませんでした。他にも、いろいろ・・・
今も、よく、ズボンからシャツを出しっぱなしで平気でいます。注意したら、ちゃんとできます。自分でどうしてこだわらないんだろう、と不思議です。少しずつ少しずつ改善していくのでしょう。こっちは気長に忍耐して、待つことが必要なのかもですね。
おこっちゃだめよ、と先日ある人に言われました。おこると、彼らの頭は、ほんとに何も出てこない・・・らしいです。ほめながら、根気よく・・・祈りつつ・・・というアドバイスでした。笑
将来、普通の個性的の範疇めざして、こつこつこつこつ・・・です。
げんちゃんが、てきぱき・・・なんて、ありがとうございます。でも、イメージまったくできません。今の状態が大人に移行すると、こわいこわい・・
がんばりましょう。
遅ればせながら…
時間割のやり方、うちの子と同じですよ。うちも今日と明日をくらべて、「◯◯を出して、◯◯を入れる」をやってます。でも同じく、実は宿題で使ったドリルを入れ忘れたり…。でも、おしい!と思ってます。次はもう一度確認することを教えてあげればいいかな?と。ちなみに、入れ忘れを私が入れてあげてたりするのが、そういった確認するスキルを身につける機会を奪ってしまってるのかもしれません。
宿題は書いたら書かなかったり。だいたい毎日ドリルを順番にだされてるので、書かなくても「覚えてる!」と言ってます。本当に危ういし、ほんまかいな??と思ってるんですけど、全部指摘してると、本当に本当に一日中言い続けなければならなくなってお互い疲弊してしまうので、目をつぶったり。
自我がでてきてややこしいです。指摘されると反抗的になるので。素直にいろいろ聞いてくれるうちにもう少し教えておけばよかったのかなぁと思ったりします。でもその時その時精一杯やってきたつもりなんだけどね。ほんと同じ発達障害でも個性はいろいろですね。
知的障害の子は、年齢が増すと、差がどんどん開いていくという話。
半年前、療育手帳の更新があり、以前と比べてDQ?IQ?が10ポイント近く下がっていたので、私ががっかりしていると、テストをした先生が↑のように、「差が開くものだから」(縮めようと思っているの?そんな事できるわけないじゃない的な感じを込めて←私の被害妄想かもしれませんが)言われたことを思い出しました。
こちらでは療育手帳は田中ビネー式でのテストです。
ウイスクの事を聞くと、学習障害(要するにとんちゃんのような知的障害はウイスクは無理)のお子さんたちに行うと言われました。
時間割を揃える件の続きですが、自宅ではリビングの床にランドセルを置いて、広げてやっていたんです。
最近学校から、「床に広げてランドセルのものを出し入れする」と指摘があり、焦りました。。。
完全に家でやっているせいですね。
最近思っていたのが、きれい、きたないの判断が出来ていないこと。
車に乗っても、荷物を座席ではなく足元に置いたり(置く場所がないときは、足元でも仕方ないとは思うのですが)、玄関の土間??に平気で靴下で降りていたり…
私が気にしすぎなのかもしれませんがね。
男の子だから、こんなものと言われれば、それまでですが(笑)
Aさん
エジソンがんばってください。あそこでは、色々お友達ができるのが利点でした。チンジンさんとか、あのときに知り合ったお友達との縁が今も続いています。
私が卒業したのは、ずいぶん前なので、またさらに充実しているかもですね。
ニューロフィードバックがいいかどうかわかりませんが、
彼らの体の中に、リズムをもっていないことは確かです。
手をたたく、同じ間隔に切る・・・など、体のリズムにリンクするようなものがだめだな、と直感てきに感じます。
そういうところに働きかけるのかもしれないな、と、個人的には思っています。
成果が出たらまた報告して下さいね。楽しみにしています。
ゆうママさん
そうなんですね。不完成品がよく出てきているところなんですね。前は、かすりもしなかったのなら、不完成品といえども、進歩ですよね。げんちゃんも同じですよ。
失敗したとき、
「では、どうすればよかった?」
と落ち着いて考えさせると、わかるときが出てきてます。お~っと思います。
ここから完成品になるのは、どれくらいかかるのかな?
案外早いといいですね。
げんちゃんも、生意気と甘えが共存していて、こっちはいらいらすることだらけです。
でも、先日、私がしかけたビジョントレーニングが、すぐさま効果を発したことがあって、そのあとは、少しだけ素直にトレーニングに従いました。頭ではわかっているんだろうね。でも、従えない・・・思春期だよね~。
こっちは疲れ果てます。早く頭がよくなって、突き放しても心配ないとこになってほしいですね。
とんままさん
IQ下がったなんて、ショックでしたね。もしかしたら、年齢とともに、問題のレベルが上がっていたのでしょうか。
げんちゃんも、2回目のテストのとき、あ、前のと違う・・・難しくなってる~ってあせりました。
出力はほんとに日によって差があります。コンスタントに出せる子ども達と違うので、一喜一憂せずにがんばってください。
中には入っている。でも取り出せない・・・という子ども達です。やっているなら、決して能力がないわけではないと思います。
とんままさん その2
清潔不潔がわかりにくい・・・なるほど~、と思います。
げんちゃんもかなりそんな感じでした。少しましになってますが、おふろから上がって、タオルつかわずに、パンツはいたりすることがあります。
ふいた、と言っても、べちゃべちゃのことも。
トイレあと、手を洗わないとか・・・
ねえちゃんに
「もてね~ぞ!」
としかられ、怒鳴られてます。ああいうのも、発達に特有のものだったんだ~・・・!でも、お友達のお子さんは、潔癖症的ですが・・・
タイプがざっくりいくつかあって、げんちゃんのタイプはそうなのでしょうかね。不思議がいっぱいです。
床に並べるのも、段階的なもので、今はそれでいいと思いますよ。そのうち、収束して、洗練されてきますよ。たぶん。
頭の中がまだ全部ならべて、見て考えてるんだと思うので、先生にそう、お伝えしたらどうかな。がんばっているんですよ。