>発達育児。自分のやってることをたとえると、壊れかけた家の雨漏り修理に奔走しているような感じですね。
ここの雨漏りを、なんとか、応急処置した、と思ったら、先週やったところから、また漏ってきた。私は、大工道具やらなんかをたずさえて、毎日うろうろがんばっています。
雨漏り対策を始めた頃からしたら、確かに、雨漏りの様子はましになってきたものの、少しも、安心してこの家のリビングでのんびりできない。まあ、そんな感じかな。
今日の雨漏りは、何度も補習した箇所・・・指先能力です。
先日、学校に持っていくために、スーパーでもらう買い物袋をきれいにたたんで鞄に入れる、という課題をやらせてみました。以前も取り組んだことがありましたが、あれから、1ヶ月は経ってるかな・・・
やれやれ、前回も、ついがみがみと言いながら、なんとか仕上げさせました。まあ、お粗末そのものでした。
今回は、と言うと、あ~やっぱり、大して変化していません。ビニール袋はすべるし、しわが幾重にもついているので、両手を上手に協調させて、全部の指をうまく使わなければできません。大きさも、折り紙なんかと違って、大きいので、1カ所をやっていても、そこだけではなく、全体を見る配慮もいります。床においてたたむ、二つの手であやつって、空中でたたむ・・・いくつかのステージがあると思います。
げんちゃんは、もちろん、まだ床においてたたむところからです。見ていると、親指、人差し指、中指、くらいまでしか使ってないので、袋は、すぐに大ずれです。失敗すると、今度は、左手を押さえに使うのですが、今度は、手のひらしか使いません。
何度もやり直して、すっかり1時間近く経ってしまいました。なんなんだ・・・!
指先能力プラス、考える力・・・欠如しまくりです。
ほとんど外野のパパが、めずらしく「なるほど」、と思うことを言います。
「テレビで言ってたけど、知的障害のある子って、指先が、みんないまいちなんだって。不器用、という以前に、感覚が違うらしい。軍手を1~2枚はめて作業してる感覚らしいよ。うまくできないから叱られても、それじゃあ無理もないよね。そういうことなんじゃないの?」
へ~。そうか~。言葉にされると、確かに、私は、うまく動かないことばかりを考察してたね。感覚を普通にしなきゃだめか・・・と気付きます。
字が汚いのも、折りたたみ傘をうまくたためなかったりするのも、原因の1つは、感覚自体が変なのか。
あ~それで、手のマッサージがいい、というわけだよね。そういえば、最近やってない、と気付きます。なんせ、やることが多すぎて、その時々のブーム以外は、やがて忘れ去られる、ということが多いのです。マッサージは、どれも、効果あります。しかも、根本原因に直接アタックする物が多いので、是非推奨します。でも、どの時間帯でやる?、って感じですね。ママも、仕事で毎日くたくたです。しかたない。寝るときに、たっぷり、アーモンドオイルを手にとって、げんちゃんの横に添い寝して、やりながら寝ましょう。 自分の顔も”りき”があったら、マッサージ・・・・なんて、余裕ないです。
でも、げんちゃんは、ピアノも、最近では、ブルクミューラーのアラベスクをひきこなし、(これは、ピアノ経験者なら知ってる、初級から中級へ行く手前みたいな曲で、今までのげんちゃんなら絶対無理無理な曲です。)工作では、カッターも持てるようになってるし、彼の昔を考えたら、すごく進歩してます。でも、普通のものさしで考えたら、まあ、幼児か1~2年生レベルなんでしょうね。
まだ、字を書くとき、左手が、うまく沿ってきません。両手の協調レベルに行ってないと思います。
家での指先訓練は、無理に工作をさせる時くらいに限定されています。だって、自分からはほとんどしませんから。負のサイクルです。もっと自分から指先を使う遊びをやってほしいものです。なんでここまで、自分から指先を使おうとしないのか理解できません。
私の経験で考えたら、年長さんの時に、私もお姉ちゃんも、鍵編みやって遊んでいた記憶があります。楽しいので夢中でやってましたっけ。
じゃあ、もし、私が、げんちゃんの指先能力アップにはげんでいなかったら、今のげんちゃんって、すべてのことを、もこもこ手袋を2~3枚くらいはめてやるような不器用さだったに違いないのです。なんておそろしい~~
知り合いに、ジグソーパズルがすごくできる発達障害の人がいます。畳の大きさくらいの大作を作ってます。あれは、細かいので、すごく器用なんだ、と思いきや、すさまじく不器用なんだとか。
指先の能力って、たとえば、折り紙だけ、とか、ブロックだけ、とかじゃなく、あらゆるパターンをさせないとだめなんじゃないかな、と感じてます。慣れてしまうと、この子たちって、そこだけはなんとかできる、というとこで終わるような感触があります。
スーパーの袋たたみ、食器洗い、洋服たたみ、洗濯物干し、靴洗い、そして、クラフト類、工作もちろん、鍵編みも・・・
ありとあらゆる作業をさせていかなきゃ~。と改めて思います。もっともっとシンデレラげんちゃんにしなくちゃだめだ!
また新たな決心をしました。
「お風呂洗って、」
「え~、何で僕ばっかり。」
「一生サポートしてもらうつもりなら、何にもしなくていいよ。」
なかなか、難しくなってきてます。
どっかに奉公に出したいです。笑
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ビニール袋をたたむなんて・・・・無理です。げんちゃんすごいですよ!
息子は遠足のレジャーシートでさえ無理で、付き添いで私も遠足について行った際に、お弁当を食べた後どうするのかな〜?って遠くから見ていたら、シートの両脇からクシャっと中央に幅を集めた後、両手の手首にそれをぐるぐるぐるっと巻きつけて丸め、とてもリュックに入りそうな大きさじゃなかったそのレジャーシート玉を、力づくで詰め込み、ファスナー壊れるんじゃないか?とハラハラする感じの力技で収納していました。あれも見えない軍手のせいなんですかねぇ〜???
手のマッサージ、ホントもっとこれでもかってくらいやってやりたいけど、時間がないですよね。我が家も新しい雨漏りが次々と気になってくるので、奔走しています。でも、学校では、どんどん新しい棟を建て増していっているので、増築工事を雑ながらも大急ぎでしつつ、振り返ると1/3+2/5=3/8とか平気な顔して書いてたりして、古い棟の屋根が完全に吹っ飛んでいることに気がつき、なんだかものすごく疲労感がすごいです。(涙)2学期も後少し、がんばっていきましょう。
ののさん
増築という表現は、思いつかなかったです。素敵。笑
増築しながら、(問題建築です・・苦笑)古いとこの雨漏り治して、あら、新築箇所も、すぐに雨漏り・・
でもね~。定形発達の人は雨漏りに見えても、たぶん、そういうとこに、すごい秘密がかくれているんですよ。きっと。
そう信じましょう。ガウディーの建物みたいな、類を見ないすばらしいものができます。きっと。
シートの片付け方、腕にまきましたか・・・なんか、そっちの方が難しいような。やはり、大胆です。
げんちゃんは、軍手を感じることは少ないけど、腰回りは、軍手感じます。シャツが出てても、気付かない。あ、でも、靴下も、まるまってても、そのままだったりするので、手も足も、気付かないだけで、軍手あるかもしれないですね。ほんと1からすべて違う子たちなんでしょうね~。
ののさん。
先日校外学習から帰ってきたら、1メートル四方の敷物が、うちも、ぐちゃぐちゃで詰め込んでました。出かける前に、袋にもどすんだよ、と言っておいたけど、もちろんアウトでした。
しかも、ノートも何も、同じ場所に、こだわりなく、ぐちゃっとつっこんでました。
同じです。
げんママさん、お久しぶりです!
お久しぶりすぎて覚えていらっしゃらないかもしれませんが…
いつも勉強させていただいています。
うちは息子(小1)が自閉症スペクトラム診断済、夫がADHD傾向ではと勝手に思っているのですが
息子はもちろん、夫も凄まじく不器用です。
夫もビニール袋、たためないんじゃないかな。
折りたたみ傘もたためません。
ピアノも幼少期に挫折したそうです。
でも、知的障害ではないんですよね…普通に大学を出て仕事をしていますし。
あと、なぜかDIYと料理はそこそこできるんです。
なので、げんちゃんも得意な動きというのも、きっとあるんだと思います。
うちの息子は、全くそのレベルに達していないのでコツコツがんばります!
げんママさん、いつもありがとうございます^^
little gavrocheさん
コメントありがとうございました。
ご主人のこと書いて下さりありがとうございました。少しでこぼこの大きい人って、できることはちゃんとできるのに、え?なんで、ここできないの?っていうことがありますね。
逆に、なんかすご~い、というとこもある。
興味あるとこだけは、苦手なはずなのに、感じさせない・・
ということは、げんちゃんの算数だって、やりたい、おもしろい、となればいいんだよね。と常日頃思いつつ、そこへもっていけないです。
1年生なんて、げんちゃんは、袋どころか、くつさえ、自分ではくのが微妙な感じでした。鉛筆を書道の筆のように持って、書いてたしね。指使いが、遠目に普通っぽく感じるのは、(あくまで遠目)4年も後半、いや、最近かもしれないです。
発達障害で天才ピアニストの野田あすかさんって、知ってますか?
先日の金スマで初めて知りました。
4歳でピアノを初め、学力もトップクラス。
自力で国立大学に合格。
やっぱり、ピアノと学力って、関係があるんですね。
でもこんなにもすごいのに、コミュニケーション能力はあがらず、大変だったみたいで💦
コミュニケーション能力の上げ方は難しいですよね。
あと、あすかさんが「あなたはあなたのままでいいという言葉に救われた」と言ってて、肯定してあげる大切さも考えさせられました。
この子達、できないことが多くて、そんな世界の中で人一倍頑張ってますよね。
認めてあげる、ありのままで受け入れる、得意な事、好きな事を認め、伸ばしてあげることが大切なんでしょうね。
そうは思ってもつい、できないことばかりに目がいっちゃいますが^^;
Tさん
こんにちわ~。いつも素敵なブログ、時々癒されています。
行くところに合わせて、必要な物を、色んなところから持ってきて、支度する・・・こういうこと全般、ほんと苦手ですよね。今日も、朝、日課表をそろえていて、私が前日に入れてやっていた、先生への連絡袋、そっくりそのままおいて行ってました。なんか、視界が狭いのか・・・普通に見たら、床においたままになってるでしょ。と思うのですけどね~。
こういうところをそろそろいいせんにもっていかないと、汚部屋に住んで、仕事を首にされてしまう、発達障害の大人へまっしぐらですよね~。大人になって苦労しないようにするには、今がやはり大切です。根気根気根気・・・いります。
メアリーポピンズの傘~みたいな我が子・・・なんて、素敵で詩的な表現ですね。さすがです。
スーパー袋、またチャレンジさせたら、このブログの時よりましになってました。同じできない、でも、習得が早くなってきているかもしれませんね。
みかんさん
発達障害、でも勉強はトップ~・・・う~・・うらやましい~。
と私は思ってますが、お悩みはひとそれぞれ、トップなだけに、サポートを受けにくかったり、だったらいいじゃない、といかないんですよね。
東大生のかなりの子に、そういう子もいるらしいです。東大生いわく。
成績いいと、まわりも、エリートコースで当たり前、みたいな期待があるから、やっぱりきついですね。
ありのままでいいよ・・・げんちゃんに言ってあげたいけど、ありのまんまじゃだめだ!
だってね、それじゃあ、社会人できないもんね。
私は、ありのままじゃだめよ。だけど、げんちゃん自身は、そのままで尊いよ。
と言ってます。
あなたの個性が光るように、ありのままじゃだめですよ~・・・
げんママ厳しいかな。
でも、何でも出来るようになって、自信がつくことこそ、自分を認めてあげられるようになる早道かな、と思います。
まあ、ありのままのげんちゃん自身、受け入れているんでしょうね。変えられない部分って、どこまでなんでしょうね。あくなき挑戦です。
いつもいつもげんちゃんママさんのお言葉には大きく頷いてしまいます。そう、第三者は皆「ありのまま…」っていうのですが、いえいえ持ってる力を発揮させてやりたいって思うのが親心。そう、ありのままでは認めてもらえないのが社会で、そんな社会に生まれてきてしまった以上、せめて個性が光るものとなるように導いてあげたいですよね。
軍手はめてる感覚…でも全てではなく、びっくりするほど器用な部分もあったりして…なんというか、能力のムラとか不安定さとか、そんな感じなんです。統合するチカラの弱さ。総合的に考える弱さ。このあたりはどうやった育つのでしょうね?
ピタゴラ装置をつくるのが大好きで、放っておいたらいつまでも作ってます。同級生はこんなの作れると思われていないぐらい見下されてますけどね。
ゆうママ
そうなんですよ。ありのまんまのげんちゃんなんて、やめて~って感じです。存在の尊厳は変わらないし、子どもとして愛してるけど、やっぱり、改善して会話もかめば、かわいさの増しますよね。
本人も、ありのままの自分なんてきらいみたいですよ。ありのまま、というのが、存在の尊厳自体をさすんでしょうね。言っている人たちはね。それならありのままでオーケーでしょうね。
先日ググってたら、栗原類君のメッセージがヒットして、彼は、母親に感謝してたけど、もう少し勉強させておいてほしかった、と書いてました。
自分の可能性をふやしてくれるのは、その時苦しくても、あとから、感謝されるんだろうな、と思いました。ほんとの愛って、ただやさしくいいよ、いいよ、というのではないんでしょうね。
ピタゴラスイッチ、すごいですね。工作苦手なげんちゃんからすると、あこがれですね~。
今日も懲りずに問題建築 絶賛増築中です。
ガウディーの建築かも?と見方を変えるげんママさんの前向き発言、本当に見習いたいです。今世紀中に完成するかな・・・・ははは。(苦笑)
げんちゃんの敷物も詰め込んでありましたか。うちも毎回一応袋に戻すように言っていますが、未だ袋に入って帰ってきた試しがありません。金曜の持ち帰りの荷物は、手提げ袋にはだかのままの箸とはだかの上靴が一緒に入っていたりして、ひ〜!ってなることもしばしば。なぜか鉛筆が一本だけポロンと入っていたりも。意味が分かりません。
下着も常に腰から出ていて、朝着替えると靴下の中にズボンの裾が入っていることが多いです。絶対自分だったら気持ちが悪いのに、全く気がつかずに登校していきます。足も手もしっかり何重にも被ってしまっているんでしょうねぇ。
そう思うと、がんばって生活していますね。我が子たち。
ののさん
確かに・・・おはしの上靴、よくわかります。
かたずけられない女達、って本があったような。発達障害のあれって、なんなんでしょうね。最近、やっと、家でランドセルの中を大きい本順にならべることができはじめてます。これも、どれほど、毎回やったことか。
でも、帰りは、ぼろぼろです。おしえこんだことしかできないですね。目の前のことのみ、視野も狭いと見てます。脳が認識してないですね。
でも、頭そのものがよくなれば治るはず、と思ってます。そろそろ最近使い始めたサプリの評価をする時期になってきましたが、げんちゃん、何も変化感じないらしいです。よかったら、ここに公開するつもりだったんだけど。とほほ。
それにしても、腰のシャツだし、靴下の不整・・・共通でしたか~。やっぱりね。
学校行って、机見てみたら、ストローのゴミとか、みそくそ一緒に入ってます。勉強だけじゃなく、そういうとこも、見過ごせないおそろしいとこです。