ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

”できる”状態が、自分で把握できない できる、できないの落差

>
ノートの表紙に描いた絵。前回の絵のブログからこの絵を見たら、すごく描ける、と思うかもしれませんが・・・確かに進化はしてます。キューブも特訓のすえ、まあまあ描けるようになったここんとこ・・・でも、油断もすきもない。好きなマイクラキャラは、いい感じで出力してきました。でも・・・という感じです。色塗りは、確かに前より進歩してます。

もうすぐ12月です。1年は怒濤のように過ぎます。
げんちゃんは、進化し続けていますが、普通というには、あまりにも低いレベルにいるのは、相変わらずです。

 先日、漢字の宿題をやり忘れていて、朝15分くらい取り組ませていました。長年の学習習慣のおかげで、まあ、言えば、一応いやいやながらでも取り組むけなげなげんちゃんです。最近朝がだめで、ぎりぎりに起きてるげんちゃんは、もちろん全部仕上げることができず中断して学校に行きました。そのさい、
「、学校に行ったら、残りを仕上げて、先生に出すんだよ。」

 と言うげんママは、そういう発言をもう何年も繰り返していて、やることはないということを承知してます。とりあえず言っておかなきゃ、と言う感じです。

 ところが、学校から帰ってきて、ランドセルから、朝のプリントに先生のサインが入ったものが出てきました。

「げんちゃん、学校で、先生にやらされたの?」

疑いもせず、そう聞くげんママです。

「いや~。ぼく学校に行ってからやったよ。」

うそでしょ!  まあ、こういう快挙がありました。

 こんなことがあると、あ~もうげんちゃんって、そういうことができる子になったんだ~、と早合点しますが、また、数日後同じようなことがあっても、今度は、まったく今までと同じです。

「ね~、なんで、この間はちゃんとできたの?」

げんちゃんに対する期待度を低くした方が、自分の中で波風が立たないことを、長年の発達人生の中で学んでいるげんママは、何で、今日はしなかったの?、と聞く代わりに、あのときは、なんでできたの?(本来できないはずなのに~)という聞き方になっていました。
げんちゃんは、不思議な事を言います。

「体が勝手に動いてやった。よくわからない・・・」

へ~、やっぱりあんたって、普通のものさしじゃないのね。

このエピソードは、げんちゃんの状況を象徴するようなお話ですね。なんか、するっと出来るときもあるし、期待してると、え~、うそでしょう。と思うくらいに、無に帰すようなできごとがおこります。

 最近立て続けに、理科や社会のテストで、クラスメートといっしょに受けて、すごい進歩を感じたことがあったと思うと、ホームスクールで、直前に復習をしっかりやってのぞんだのに、4分の1くらいのところで、終わってしまってるテストがあったりします。
そんな時、
「何で?」
と、うんざりして聞くと、

「なんか、ぼ~っとしてた。」

と答えるだけで、意味不明です。最近は、支援クラスにも、前ほど行かないようだし、連絡帳は、こっちの知りたいところが書いてないのでよくわかりません。

 とにかく、普通の子ならありえないことが普通におこるこの子たちです。やれやれ。期待せずに、たんたんとやっていかなきゃ、こっちのメンタルやられるわ!

 はいはい、長期戦でいきましょう。ホームスクールをになってくれるK先生も、時々、え~!っとショックを受けて、私に電話をかけてきます。彼と対峙してると、他人でも、時にどっと疲れます。

脳の状態が、まだまだぜんぜん異常なんだろうね~。

 でもまあ、サッカーの先生が、最近、自分のとこにボールが来たら、パスをしようとしてるそぶりが見えることがあるんですよ。とか言ってました。きざし・・・という程度でしょうけど、まあ、止まってはないということでしょうね。

 ホームスクールの形態をを変えました。こと細かく教材のスケジュールをたてて、それに取り組む時間を事前にきっちり決めて、そこで打ち切ります。最高でも20分。長くやりたいときは、他の物にいったん移って、またそれに取り組みます。前半20分後半10分とか、そんな感じです。げんちゃんに何が起ころうとも、ただひたすら、短いタームで、スケジュールをこなします。
 この学習の準備は、軽く2時間くらいかかってしまいます。教材ストックの中から、どのテーマをどれくらいやらせるか、ほんとに時間をかけて準備します。準備がいまいちの時は、結果もいまいちです。おかげで、よく寝不足になります。

 私だって、これだけ努力してるんだから、あんただって努力しなければ失礼だろ! と、私は思ってます。

 3時間で休憩も少し入れて、10個くらいのアイテムの学習ができます。またそれは次に書いていきますね。あたしって、学習塾できそうだわ!はあ・・ちょっと寝不足ぎみのママのブログです。

公開コメント 承認後公開

  1. とんまま より:

    凄いですね、学校に行って仕上げてしまうのですか。
    よくそんな時間がありますね。

    朝の支度の様子を見に、2学期に2度ほど行ったことがあります(登校班にはついて行かず、先に教室で待っている)
    到着してから、10分、長くて15分しかないと思うのですが。
    その時間で、荷物の出し入れ、連絡帳書きをしなければならないのです。
    今やるべき事への集中力欠如、手先の不器用なとんちゃんは、よく出来て連絡帳まで。
    (雨の日や、朝会なんかあると、連絡帳まで回りません)
    当然他の子はすでに終えて、本を読んだり、自由にしています。

    げんちゃんはやるべき事への集中力がついているんですね〜
    だから時間に余裕ができるんですよね。
    どうやったら、そのような力がつくんでしょうかね。

    ホームスクールの件、参考になります。
    私もげんままさんの真似事のように、早く帰れる日はホームスクールをやっております。
    事前準備が足りてない事を痛感しました。
    20分単位、やってみます。
    集中してくれるとつい、長くやってしまうので。
    その後予定したものが終わらない事が多々ありました。

    うちもあれこれサプリを試行錯誤しながら摂っていますが、効きにくい体質のようです。
    本当、トライアンドエラーですよ。
    あーー、悲しいな。

  2. glow-gen より:

    とんままさん
    いやいや、げんちゃん、優先順位もまだまだ、なぜ、どこのタイミングで宿題やれたのか、謎です。あの日だけの快挙です。今のところ。その後は、連絡帳も先生に出さない、とか、宿題書いてきてない、とか、たぶん発達ママが想像できるあらゆることをやっておりますよ~。
    でも、ただ1度でも快挙があったということは、やがて、そっちへ進んでいく。これは、信じたいですね。

     少しずつ少しずつ、小銭貯金のあとに、たまにお札に両替に行く、そういう瞬間はあるんですよね~。
     周囲を見て、次にやることを判断して・・・おかたずけとか、人とのコンタクトとか、次々に、判断してこなしていく・・・確かに、いつになったらそういうスマートな子になれるんでしょうね。遠い遠い道のりですよ。ほんと。
    でも、少しずつ進んでいるんだから、いつか・・・ね~。
    ホームスクールの内容は、今度記事にしてみますね。

  3. ゆうママ より:

    何度も何度も頷きながら読み進めました。まさに発達の子たちのリアルな実態です。
    ホントたまに、「あれ?ちゃんとできてるやん」って思った翌日には、どかんと落とされたり…

    普通の子なら普通に起こり得ないことが普通におきる…なんて明言です。ほんとにね〜何があっても動じない心が必要ですね。

    げんちゃんママさんは医療にもお詳しそうなのでご意見伺いたいのですが、脳波検査とか意味ありますかね?やはり脳にアプローチしたいと思うのです。できる時があるらあきらめられない。脳の不具合を調整したいです。

  4. glow-gen より:

    ゆうママ
    なんでしょうね。あれって、結局脳の出力が安定しないってことなんでしょうかね。出力こそ前頭葉なのかな・・・しかし、小脳もすごく関係しているような・・
    げんちゃん、あれだけ体作りしても、いまだに、クラスでも目立ったどんくささですよ。あ~もう。たしかに、そこの脳にアプローチしたいですよね。
    脳波も、測って、治療をして改善とかいう流れならいいけど、せいぜい薬だすとかがオチだと、時間の無駄で、私は医療機関は利用せずにきてますよ。
     自分が医療の現場にいるから、いかに、医療が無力か、一端をかいまみてますからね~。なんせ、すごいスケジュールなもんで、ただ診断するだけなら、その時間ボルダリングでもしてた方がまし、と思っちゃいます。

    ふと、書いててひらめいたけど、出力の調整に、目からのアプローチは良い気がします。目を使うジャグリングとか・・・クロスクロールとか、ブレインジムも、ここいらで、濃厚に取り組むのもいいかもですね。

    脳波は、改善を数値化するのはいいかもですね。1年に1回くらい、測ってもらって、改善してるのを見て、モチベーションをあげる、とか・・・そういう使い方としてはいいでしょうね。
     脳波とセットで改善の良い方法があったら教えて下さい。

     

  5. glow-gen より:

    Hさん
    富士山を上から描く。視覚優位で形を上から俯瞰して翻訳できるということでしょうかね。それはすごいことじゃないですか。そういう描き方する人の話を本で読んだことあります。結局、日本では、社会適応が難しかったけど、海外にわたって、立派な建築家になったとか。げんちゃんは、始めて絵が描けたとき、タワーを描きましたが、上からの絵は、描きませんよ。おもしろいですね。

     言葉が文字でイメージされる。言葉に現実的なそのものがリンクされてないということでしょうか。
    まるで、げんちゃんの算数みただ、と思いました。
     あくまでも数字は数字、・・・だから数が処理できていかない・・・難儀やな~・・・

     日々小銭貯金とわかっていても、いら~っと来ること多いです。どんどん上がっていってほしい物ですね~。

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました