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写真アップして思ったけど、こんだけ、ごちゃごちゃさせたらまずいですね~。もっと品数はシンプルにやった方がいいですね。
5年生の2学期、げんちゃんは元気に学校に行ってます。
ここ数日は算数まで全部普通クラスで受けているようです。毎日授業ノートをチェックしたら、ノートぜんぜんとってないときもあって、授業まともに聞いてんのかな~?と怪しいかんじではあります。
でも、はた目には、まあまあクラス風景になじんで見えるのかもしれませんね。
でも、げんちゃんを教えている手ごたえは、せいぜい数割前後くらいしか、授業についていってるとは思えないけど。
4年の前半は、すぐに、支援クラスに逃げ込んでいたから、
「普通クラスの方がおもしろい。支援で勉強するのはいやだ。」
なんて、言ってくるげんちゃんは、かなり進化しています。
だけど、算数や、家庭科(お裁縫)なんかは、やっぱり、支援してもらう方が効率的だと思います。
そして、ノートをとっていれば安心というものでもなくて、ノート取ってるときは、授業は聞いてなかったり、反対にノートとってない時は、まあまあ聞いてたりするのかもしれません。学校に見に行ってないので、謎です。笑
恐ろしいことに、5年の2学期というのは、算数の内容が一気にレベルアップします。”最小公倍数””最大公約数”!ですよ。やがて、分数の通分が出現してきて、あれよあれよと言う間に、中学生を意識するレベルに突入します。今までの四則計算、数の感覚などが、おいてけぼりの子供にとっては、発達障害児でなくても、苦戦をしいられる世界になります。
当然、げんちゃんは、数のすべての世界がまだまだあやふやで、やってもやっても沈んでいく算数沼の中にいるもんで、5年二学期の算数世界は、恐ろしい獣道のような感じですね。やれやれ・・・こわいこわい!
それでも、2年前くらいは、同級生と同じ単元なんか、教えるのもあほらしい、と思う子供だったので、とりあえず、同じ単元を教えようと、いどんでいるだけ、彼は進歩していると言えます。
安曇野算数に出会って、あれから1年ちょっとたってます。げんママも、げんちゃんのような子供に教えるノウハウが、少しはアップしてきてます。いまだに加減乗除が油断も隙もならない、文章題もスタートしたばかり・・・そんなげんちゃんに取り組みながら、粘り強く、最小公倍数なんぞにも手を出してみているというわけです。
K先生に、ヘキサゴンブロックや消しゴム、100玉そろばん、キューブ、たくさん預けているので、K先生も、具体物を勉強の中に取り入れてくださり、がんばってくださっております。
げんちゃんの数の進歩について、少し書いてみます。
まず、私が思うのは、げんちゃんは、実物世界と算数の世界がなかなかリンクしていかない、という特徴があるようです。
夏休みにこんなことがありました。
問題集を離れて、お買い物遊びをしまいした。値札をつけた商品を並べて、合計を計算します。お皿に、実際のお金をたくさん入れておいて、支払いをしてもらいます。350円という買い物がありました。げんちゃんは、お皿のお金を眺めます。1000円札が一枚、あえて、100円は1枚しか入れず、10円をたくさん入れておきました。
350円の支払いにいどみます。100円が1枚しかないので、一瞬あれ?という顔をしました。どうするかな?と思ったら、なんと、10円玉を数えだしました。
どひゃ ̄ ̄・・(汗)
でも、ぐっとがまんして見ていると、さすがに変と思ったのでしょう。手を止めて、じっと考えています。それから、次に1000円札を持ちました。でも、またおいてしまいました。
「げんちゃん、1000円で買えるかな?」
と、私。げんちゃんはだまっています。なんかよくわからないようです。
やれやれ・・・
私が誘導して、1000円を払います。商品をもらいます。私は、1000円と350円の商品を、別々の同じ大きさのトレーに入れます。
「1000円と350円の商品、どっちが価値が高いですか?」
と言って、持ち上げます。げんちゃんは、1000円の方を指さします。私は、1000円が入ったトレーを高く持ち上げて、
「じゃあ、同じ価値にするには、350円のお皿にいくら入れたらいいかな?」
そう言って、財布から出してきた100円玉をひとつづつ入れます。350・・450・・・550・・・・・・1000円
650円入れた段階で、商品のお皿は1000円になりました。
「これで、同じ価値だね。だから、お店の人は、650円を返してあげて、同じ価値にするんだよ。」
「そう! それがおつりなんだよね。」
げんちゃんの顔がぱっと輝いて
「あ~、そういうこと~。」
だって・・・
やれやれ。おまえ、わかってなかったんかい。引き算はわかっても、おつりの意味がわかってなかったなんてね。
でも、つながったようです。おつりの意味が5年生になってやっとぴしっとリンクしたなんて、絶望的・・・と、思いそうですが、そうではありません。
一つづつ、つながっていく時期を迎えたのだと思います。
汗水たらしてやってきた机上の学びを、こうして、並行して具体的にリンクさせる。子供さんのステージごとに内容や難易度はかわりますが、算数が溝になっているお子さんには、ほんとに大事なことだと思います。
またいつか、公倍数や公約数のげんママ流教え方を書いてみたいと思います。
何年も何年もかかって、あらゆる取り組みをして、やっと今、リンクをさせ得る時期に来てるんだな、そう思います。この具体物のリンク作業は、ほんとに大切だと感じてます。
追記
ちなみに、価値なんて言葉は、たまたまげんちゃんは理解してるようですが、意味不明だったら、別の言い方で教えた方がよいですね。
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初めてコメントさせていただきます。
いつもブログ参考にさせていただいてますm(_ _)m
エジソンメソッドに現在取り組んでいる4歳の男の子の母です。
頭蓋仙骨療法について質問なのですが、最近頭蓋仙骨療法をやっている整骨院に連れて行ったら、子どもが動くのでこれ以上はできませんねと断られてしまいました。
げんちゃんは最初からじっとできてましたか?
うちの子は5分くらいでキョロキョロし始める始末で(>_<)
じっとしてないとできないと言われてしまったので、しばらくはげんママさんの動画を参考に自宅でやろうと思いますが・・・。
今回のエピソードは,まるでヘレンケラーとサリバン先生のあの水の話を彷彿とさせて感動しました。
ジルさん
コメントありがとうございました。
頭蓋仙骨の施療は、4歳で受けられるのは理想的です。発達障害児をやっているのなら、動くのはあたりまえです。こども整体の近藤先生は、少しぐらいあばれても、頭の動きを診断できるようです。
何度かやっていると、気持ちがよいことが多く、動かなくなります。
でも、やはり動かない方がやりやすいのは確かだと思うので、大きめのバスタオルで、ミノムシさんと言って、ぐるぐるまきにしてあげるのがいいですよ。その手法で、くるまれることで、原子反射も抑制できるし、本人も安心感があって静かになる子もいます。抑えるにしても、バスタオルで関節を動かないようにソフトに抑制したうえで、肩とひざとか抑えてあげる方がやりやすいです。
そもそも、そういうノウハウがない頭蓋仙骨の先生なら、それもやろうとせず無理かもしれません。ほかの先生もあたってみたらどうかと思います。
こっちでいっしょにい受けている子は、半端なく暴れる子も多いです。でも、だんだん静かに寝るようになります。それとともに、激しい多動とかが治ってくるようです。あきらめずにトライしてください。4歳は頭が動きやすいです。
きんたろうの母さん
サリバン先生か~・・・ヘレンケラーは賢いお子さんでしたね。でも、それも、サリバン先生がいなかったら、外界から遮断された気の毒な女の子でしたね。
あの物語は、サリバン先生が主役かも・・・なんて、発達やっていて思います。それほど、母親の役割は大きいですよね。
サリバン先生とはいきませんが、やはり、あきらめずに日々続けることが大事ですね~。がんばりましょう。
いつもブログを拝見させてもらっています。おつりのやりとりに用意してある雑貨や小物、すごいですね。気力と労力、どちらも必要だなと思います。
家は3年生の男の子です。日記は自分ですらすらと書いているのですが、最近学校で起承転結のある文章をやったらしく。。。そういう文はなかなか順序だててというのが考えてしまっています。
げんちゃんは、作文対策はどんな風にやってきましたか?
げんママさん、ありがとうございます!
私が行ったところは頭蓋仙骨療法はやっているけど、そこまで深く分かっているわけではなさそうでした。
こども整体調べてみました。福岡にあるんですね!
私も福岡在住なので、こちらにお願いしてみたいと思います(^^)
あきらめずにやってみます!ありがとうございます♪
たくさん聞きたいこと、伝えたいことあるのに、あ〜文章ではもどかしいです。
1000円持って行って、100円のノート5冊と50円の鉛筆8本と100円の消しゴム2個買える?と聞くと、100円足りない、とか答えられるのに、文章題で数字が大きくなったり、立式ができなかったり…
数字の感覚がないわけではないのに筋道立てられないのです。
もう最近は私が勉強教えることを拒否して…反抗期なのか何なのか???できないくせにプライドばかり高くて、間違い指摘したら逆ギレするし、関係が悪化しています。素直なげんちゃんがうらやましいです。
rinrinさん
確かに、教材、小物、目についたらすぐ買ってしまいます。問題集でも、やってないものが山ほど・・・もったいないです・・
でも、研究費って感じでしょうかね。げんちゃんは、ありがたみを感じることもなく、上からくるので、頭にきますよね。
でも、消しゴム玩具はほんとに素晴らしいです。
rinrinさん
げんちゃんの作文能力は2年生程度です。点が打てません。まるはかろうじて打てるようになりました。
てにをはも、でたらめです。5年でこれはひどいな~と思います。それでも、まったく書けなかったとこからきてるので、ましにはなってます。げんちゃんって、一見するより、学習ができないです。泣
ただ、書きたいことはあふれるみたいですけどね。内容を彼が書こうとして、私が、文章をつづってやる、って感じでしょうか。
ジルさん
近藤先生は福岡市内でもやってます。最初、ちょっとあやしいかんじですが、腕は確かみたいです。4歳だから、即刻頭の骨が改善するといいですね~。
ゆうママさん
そうですか~。大きな数になるとむつかしいですか。大きな数の数唱もだいじだと聞いてやってます。480から580まで数えるとか・・・
どこでつまづいているのか、え~~っていうようなとこでつまづいてたりするのがこの子たちなんですよね。
とにかく、具体物。最近はそう思います。
反抗ですか・・・げんちゃんは素直なんだろうか・・・私も、最近は、親じゃむつかしいと、感じています。こっちもうんざり、やつもうんざり。関係が悪くなりますね。
でも、「障害児」のくくりに入る自分がいやなんでしょうね。よくなりたい、という思いは人より強い気はします。日々ほんと戦いです。
いつも細やかなコメント、ありがとうございます。
げんちゃん、作文で書きたいことは溢れているんですね。頭の中に色々と浮かんでるのでしょうね。
作文は、やり方を教えてるとか、すぐに書けるものではないからやっぱり、音読や日記などできることをコツコツとやろうと思います。
ブログ、また見させてください。
rinrinさん
福嶋隆さんの。200字メソッドをひたすら写す作業をして、ノート1冊終わったころから、少しずつ、作文も教えていいかな、という段階になりました。
福嶋問題集は、語彙が少しむつかしいので、国語が得意でなかったら、もう少し、簡単な文章を、週に2~3回、ノート1ページ分くらい、書写することがステップアップにつながりますよ。もちろん、読書もいいです。
rinrinさん
ただ、以前のげんちゃんみたいに、字を書くだけで四苦八苦しているステージだったら、書写ですべてのエネルギーをすいとられるので、読書や暗唱から、というのもありです。
書くことが苦でなければ、書写はいいですね。
具体的に色々教えてくださりありがとうございます。 色々問題集はやっているのですが、福嶋先生のテキストは初めてお聞きしました。書店で探してみたのですが、見当たらず、また見てみたいと思います。
書くことは、漢字なども好きで毎日練習したり、日記はまあまあ自分ですらすらと書いています。ただ、文の組み立てや構成の順番が考えてしまっていて。。。書写、簡単なところからやってみたいと思います。ありがとうございます。
早速今日こども整体に行ってきました!
嫌がってくねくねしてましたが、先生が動画を見せてくれたりして、なんとかできました!
教えて頂いてありがとうございますー(^^)
うちは側頭骨と蝶形骨が動いていないとのことで、毎週通ったとして1年はかかると言われました(TT)
げんママさんも何年かされてますよね?ある程度改善しても定期的にやらないとまた元に戻ってしまうのですか?
別途交通費もかかるし、サプリ代やらなんやらでほんとこの数か月お金が飛んで行ってます(;△;)
rinrinさん
間違えました。福嶋隆史が正しかったです。
昨日、教会の日曜学校で、聖書のお話しを聞いていて、先生が質問したら、2年のお子さんの方がすらすら答えていました。
「これって、○○だから、こうなんだよ~・・」
話の因果関係が2段階くらいになってるだけで、もう何も答えられないです。誘導してあげると言えるから、まったくわからない時ばかりではないけれど、まるで、今から始まったばかりという感じです。国語は、彼は溝ではないのに、それですから、すべておして知るべしですね。
低学年の学習能力にも満たないかんじです。
知的障害とはほんとに大変だと思います。
ジルさん
そうですか、よかった。頭蓋仙骨システムが悪いと診断されたら、何にも先に取り組むのが効率いいと思います。経済的な優先順位は、最低限のサプリ、頭蓋、そして、まずは運動・・・かな。