毎日疲れる発達育児・・・こんなとこで、ゆっくりのんびりしたいです。と言う願いを込めて描きました。(笑)
友達のトラブル 大人の発達障害
年末年始、友人の発達障害で公務員をしている友人のトラブルにまきこまれたので、そのことを書きます。
その友人は50代(以前書いた時は40代だったと思う)公務員をしている女性です。子供はいませんが旦那さんはいます。彼女は、”そううつ”を患い、うつ状態の時は、旦那に相当面倒をみてもらっています。
仕事は、今まで、3分の1程度しか、仕事に行っていないです。精神疾患を理由に休み続けています。職場の人とも時々トラブルをおこしていました。
そんな彼女が、そう状態になって、ご主人に悪意の限りをつくすようになりました。
30代後半で、初めて発達障害と診断された
もともと発達障害がある彼女は(診断されたのは30過ぎてです。)ご主人との結婚生活の中で、とんちんかんが多かったようです。
対外的に迷惑がいかないように、時々旦那さんがたしなめたり、大きなやらかしがあれば、彼が外に謝りに行ったりしていたようです。
公務員とはいえ、そういうサポートなしに、その年まで職籍をおくことはできなかったでしょう。
しかし、お正月に、彼女が我が家に電話してきた時には、すべての不満の矛先が旦那さんに向かっていました。
彼女の彼への暴言は、
自分が養ってやった、部屋代も出している・・・、旦那に○○された、という言い方で、旦那がいかにひどいことを自分にしたかを、とうとうと述べていました。
かつて、旦那さんから相談を受けたとき、旦那の言い分を聞いていました。決して彼女だけが被害者というわけではなく、むしろ、旦那さんに同情する点が多かったです。
彼女は公務員なので、旦那より給与が多かった時期も多く、旦那を支えた時もあったと思いますが、養っている、と偉そうにするほど、まともには働いていません。
民間の仕事ならとうに続けられていないと思います。
突然、敵認定されると、態度がかわる
家事能力の低い彼女にかわり、旦那が家事をしていたし、彼女が社会的に立ちゆくように、サポートしてやったのは旦那のほうでした。
しかし、正月休み、彼女は、旦那を家から追い出し、彼の荷物を全部外に捨てました。
彼女は、そう状態のエネルギーで、聞いてもらえる相手を探しては、長電話をしたり、転がり込んだりして、すごしていました。
そんな中で、我が家にも、電話や訪問がたびたびおこるようになったのです。
彼女が一方的にまくしたてるのを聞いて驚いたのは、今まで、旦那(およびほかの他人にも)からしてもらったことへの感謝は、1ミリもなかったことです。最初は、だまって話を聞いてやっていましたが、そのうち辟易して、厳しいアドバイスをするようになると、彼女は、私にいらっとするようになって、いつのまにか、私は、敵認定されているようでした。
彼らには、白と黒しかなく、白でない、と判定されると、突然黒になり、態度がかわります。
私は、やれやれ、これぞ発達障害だな、と思いました。
自分の小さな穴から、外を見るベクトルしかない。メタ認知は苦手
彼らは、小さい穴からしか物事が見れません。自分の心が動いた瞬間だけ、認知します。つまり、旦那さんからやってもらっているときは、あたりまえなので、たいして心は動きません。でも自分がやられた、とか、不快だ、とかいう時は、大いに心が動きます。
小さな穴から見て、心が動く瞬間だけ、情報を取ります。それらを、幼稚な精神性でつなぎ合わせます。
その結果、おぞましきモンスターのような理論が構築されるのです。
彼女は、昔は、どちらかというと(20代の頃)気の弱い、ピュアな感じが前面に出ているタイプでした。会話にずれ感が出るのが気にはなりましたが、モンスターな感じはありませんでした。
しかし、彼女の小さな穴からの認知で、色んな経験を積んでいくうちに、彼女はやけに自信をつけて、自分の理論に磨きをかけ、モンスターになって言ったと思われます。
その偏りは、やがて、そう鬱を発症するにいたり、今に至っていると思われます。
幼稚で被害妄想
内面をさぐれば、幼稚で被害妄想、自信のなさが見え隠れするものの、それらが、いびつなエネルギーを産生し、自分が認められたい、私は正しい・・・
周りを許せない、そういったメンタリティーを生んでいるように思います。
そういう誤った公式が確立されてしまうと、もはや、それを修正したり、矯めたりするのは、絶望的かもと思います。多分、離婚になるでしょう。彼女はその後どうして生きていくのでしょう。
げんちゃんの心の動きも似ている
わが息子げんちゃんは、彼女とはIQこそ違えど、基本は同じです。
心がほんとに動きません。それでも、能力があがっているので、好きなところだけ心を動かし、好きなことだけやろうとしています。
私たちが彼に教育しようとしていることは、必要があればちゃんと心を動かし、正しく認知し、正しく考えるということです。
20歳を前にして、ほっとけば、げんちゃんは、あるところで固まり、友人のような身勝手な精神生活をしていくのは間違いないです。
げんちゃんは、もともとかなり傲慢な性格を持っています。
心を動かして、しっかり物事をとらえたり考えたりすることは、めんどくさいけれど、一定の成果だけは自分のものにしたいと思っています。
げんちゃんには、こういうしみついた性質があると感じます。
やりたくない、めんどくさい、
と感じれば、真剣に心を向けることから逃げます。それをうまくごまかすために、めんどくさいと感じてる自分をもごまかします。自分を素直に認識することからも逃げているので、うれしい、楽しい、めんどくさい、いやだ、苦しい、そんな自分の状態さえ、把握できていないことがあります。
げんちゃんは、やりたくないよ~とは言いません。自分のそういう気持ちすら、きちんと把握しようとせず、いきなり格好つけたりします。うまい言い訳で逃げたり、やるふりをして、まったく気持ちは入っていない。とか。なかなか巧妙です。
一見げんちゃんが良い子で、すごくがんばっている、と言われたりするのも、表面だけのことが多いです。
内面成長はまだまだかかりそう
しかし、この内面の成長こそが、今は大事だと思います。そこの指導は、ほんとに大変で、誰彼にでもできるものでもないと感じます。S先生を中心に、少しずつ少しずつ働きかけています。
行動をし、それをフィードバックし、言語に落とし、反省させていく。作文はよく使うアイテムです。
ほんとにちょっとずつちょっとずつ働きかけて行っています。ここを矯めていければ、げんちゃんは飛び立つでしょう。ただ、あまりに逃げてばかりにげんちゃん。
前出の彼女は、今げんちゃんに矯めようとしているところが、そのまま残ってしまって増長した一例だと感じました。
あと1年くらいで、げんちゃんなんとかなってくれたらな~、と思います。そうなれば、ある程度色んな所に所属させるチャンスも出てくるでしょうけどね~・・・・は~・・・
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