ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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就労移行支援事業所に見学に行きました。


きれいな絵を無心に描いてると、うんざりする息子のことをしばし忘れます。

げんちゃん、なかなか、しぶとい状況で、突き抜けないです。とほほ・・・
それでも、働きかけをやめることなく、継続しているうちに、梅雨も来て、私も疲労が募る・・・・! ほんとにエンドレスな育児です。
やけっぱちのようにして、就労移行支援事業所と言う施設を見学に行きました。

就労継続支援と就労移行支援というのは別です

以前見学に行った、就労継続支援事業所A,B,というのは、現時点で一般企業への就職が不安であったり、あるいは困難と思われる人に、就労の機会を与えると言うのが目的のようです。つまり、今から一般企業に就職するのに向けて準備するというよりも、いわゆる作業所という感じで、仕事を提供するのが目的のようです。

ですから、賃金も出ます。Aであれは、社会保険などはないけれど、最低賃金は保証され、毎日5時間程度のパート勤務になります。
Bであれば、作業所とは、雇用契約は結ばず、同じような仕事をしても、月に3万円足らずのお金しかもらえません。

それに対して、今回見学に行った、就労移行支援というところは、目的が、一般企業への就職することを希望する人が、就職するために必要なスキルを身につける場所と言う定義のようです。

就労移行支援は、一般企業を目指すための支援ですから、お給料はなく、ちょっとした学校のようなところでした。

就労移行支援は、知的障害者以外の人もたくさん利用する

また、そこを利用できる資格をもつのは、げんちゃんのような、いわゆる知的障害者だけではなく、一度就業したけど、うまくいかなかったあらゆる条件の方も含まれるようです。

仕事先で、うつを患って仕事を辞めた人なんていうのは、たくさんいそうですが、そういう人も利用しているようです。

また、精神ではなく、身体に障害を負ってしまって、今までと同じ条件で働くことができなくなった人も含まれるようです。

ここは、通算で、公費を利用して、二年間利用できるらしく、その間のどこかで、就職して行けばいいのだそうです。

就労移行支援に見学に行きました

さて、そういう就労移行支援事業所に見学に行きました。
にぎやかな街中にあるその施設は、ビルの中にありました。

行ってみると、まるで、ビジネススクールみたいに、テーブルを囲んで、たくさんの人が学んでいました。一つのブロックでは、パソコンを出してめいめいに何かを打ち込んでいました。

そして見渡すと、やっている人たちのほとんどは、知的障害者と言う雰囲気はなく、年齢もけっこう幅広い感じがしました。

数人、見るからに知的障害かな、と思われる人がいましたが、概して、全体的に、普通のビジネススクールの雰囲気です。

壁にはハローワークの張り紙

壁には、ハローワークの求人が貼ってあったりして、なるほど、ここの先には、社会に開かれた就業というのがあるんだな、と感じられました。

就労継続事業所に見学に行った時のげんちゃんは、まるで、他人ごとのようにぼさ~っとしていましたが、ここではげんちゃんは、元気に周りを見渡していました。健常の人が多く見えるこのフロアーでは、げんちゃんは、格下・・・

そういう場所は、げんちゃんの好きな場所なのでしょう~。先日就労継続支援事業所に行った時と全く違いました。

げんちゃんは前回、あらぬ方を向いて、自分には関係ない、という雰囲気で、気持ちを完全抜いていました。まるで捉えない、心動かさない・・・そして、どこか見下している。最低・・・・
いつものように、甘え、利用し、逃げる。わが子ながら、どこまでクズなんだよ!

就労移行支援のカリキュラム

学校の時間表のように、カリキュラムが書いてありました。パソコン実技のようなものの他に、会社でのソーシャルスキル・・・・話し方講座・・・履歴書の書き方講座・・・レクリエーションスポーツ。いろいろなものがありました。
利用者になると、利用計画と言うものを立てて、これらの利用の仕方を決めるようです。

心を使う本格努力はいやだけど、格上(かくうえ)をまとえるのは大好きげんちゃん

げんちゃんは、本気の努力は嫌うけれど、格上に見せることは大好きです。
げんちゃんの食いつきは結構なものでした。
でも、それは意欲的というものではなく、表面が好ましい環境に遭遇し、浮かれている様子です。
困ったもの・・・

見学が終わると、面接があって、気持ちが多少動いた様子のげんちゃんは、すぐに、体験入学が決まりました。

内面を変えることからは逃げるげんちゃん。また外側を適当にごまかすことを、ここで覚えるような気がして、私は、たんたんとした気分です。

”ほうれんそう”、なんていう講座もありましたが、今のげんちゃんは、それ以前の所からやる必要があります。

スケジュール管理さえ、まんべんなくやろうとしない

うまく言えないのですが。今のげんちゃんは、とにかく、うわべを飾って、なんとかうまく生きていけると勘違いしているわけで、そのわりにちょっとした基本的なこと、スケジュール管理や身の回りの管理など、そういうことも、抜けだらけです。

自分ができていない、だからしっかりやらねば、という自己認知が欠落している状態で、自己認知がある程度できる人たちに交じっても、根本的な出発点にさえ立てないような気がします。

まあ、でも、こういう、利用できる場所があるんだな、とわかったことは、少し安心材料ではあります。

モチベーションと刺激をもらうために、週1~2度なら役にたつかもしれないな~と、感じました。
なんせ、げんちゃんが突き抜けない原因は、やる気がそもそもない、と言う点です。
普通の人が普通の感じる、感情が湧き出ない。昔から、一滴の涙も流れたことのない、昆虫のようなげんちゃんです。
心が動くこと、それによって、もっと向上したい、という思いが出てくること。そのための、わずかな刺激になるかもしれません。

ほんと早く心からのやる気を出して、頑張ってほしいです。

 

 

 

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