二けた暗算ができるようになっただけすごいこと・・
2024年ゴールデンウイーク
GWはあっという間に終わってしまいました。皆さんどうお過ごしだったでしょうか。
発達ママは、休みも休みにならない気がします。私はそんなGWばかりを過ごしてきました。
学校もなく、お稽古事や塾もお休み。そうなると、発達障害の子の多くは、気持ちがすっかり抜けるのです。
気持ちがすっかり抜ければ、げんちゃんみたいな子は、まるで幽霊みたいに、ふわふわ、ただ生きているだけ、と言う感じになってしまいます。
それゆえ、GWは必死に、あらゆることを働きかけて、気持ちの低下、意識低下を起こさないようにしないといけないのです。
過去私は、休みが休みになってなかったです。一緒に行楽に行っても、げんちゃんに必死で働きかけて、刺激するのに大忙しです。のんびり行楽を楽しんでいるパパをはじめ、おばあちゃんを横目に、うるさいお母さんをやっていました。
は~・・・私ってなんて偉いんだ!
ま、言わせてください。ほんとに自分のためのお休みなんてほとんどなかったので・・・
気持ちを抜いても、はたからわかりにくくなっている
今年はどうでしょう。
S先生が前半は見てくださったので、比較的気楽でした。家に帰れば抜けてしまって、適当に暮らしていても、また明日先生が気合入れてくださる、と思えば、私の責任も軽いです。
そして、後半、先生はお休みです。げんちゃんは、うるさく言われる一番の怖い相手がいないので、マックスではないことがよくわかります。
私は、完全気持ちを抜いて、適当に生活するげんちゃんにならないように、一時も油断せず働きかけます。
家事仕事をさせるのは、休みの日にはもってこい
家事担当のげんちゃんに、みんな寄ってたかって、言いつけをしたりしていました。
「洗濯したの? ・・あれ、こんな干し方ないでしょ!」
「冷たいお茶がなくなってるんだけど・・・」
「ごめん、コーヒー淹れて。」
げんちゃんは、よく体が動きます。家事をして、皆が喜ぶのが好きなんでしょうね。
でも、クオリティーは低いので、しょっちゅう指摘も受けています。
ふと考えれば、やはり、げんちゃんが私たちにしてくれることも多くなっていることは確か。長年ず~っと、ギブギブの家庭生活は、多少のギブ&テイクになっています。
「今日は掃除機かけたから・・」
気持ちが少し入っているときは、なんか自主的に気の利いたことをしてくれたりします。
先生と会わないのに、完全に気持ちを抜いて、逃げに走ってるわけでもないんだな~と思いました。
最近、気持ちをしっかり入れてなくても、昔よりできることが増えています。だから、インチキもしやすいげんちゃんです。私をだますことは、はっきり言って、昔よりできるようになっているので・・・
気持ちを入れてるか抜いているか、チェックは勉強
こういう時は、算数をやらせれば、真実をあぶりだせます。
夕方になって、上手に勉強から逃げてるげんちゃんに、昔やった七田のプリントをさせてみました。
二桁計算。概算。
写真の課題です。
二桁暗算は、まあまあできるようになってることがわかりました。正答率は100パーセントじゃないから、まだまだ普通の人ってわけじゃないけれど、8割9割できてるので、昔を考えれば奇跡でしょ!
あと、答えを四捨五入して、どの数字が近いですか?なんていう、七田ならではのひねった問題も、ほぼできていました。
あ~・・・やっぱり、げんちゃんは、できることが多くなってるんだな、と思いました。
二桁の暗算なんて、気持ちを入れなければ、げんちゃんができるようになるはずもない。
S先生のおかげで、上滑りな学びを少し卒業して、心で考える学習が、少しはできるようになってるんだと思いました。
あとは、げんちゃんの逃げる気持ちと、自ら戦うだけなんだろうな~・・・
自主性、やる気、攻めの気持ち・・・マイナスが大きくプラスに振れば、外側についた様々な能力は、ぐんと飛躍するんだろうけどね~・・・
あっというまに、時は5月なんだよね~。
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げんちゃんママ、お疲れさまです。
GWにもかわらずげんちゃんへの指導されてたんですね。
我が家は息子に地図帳持たせて旅行に行って来ました。
日本の祭りについての小テストがあったらしいのですが、「博多どんたく」すら間違えてる始末。
電車が好きとはいえ、電車そのものが好きなだけで、そこから広げてはいかないみたいです。
概算はこの子たちにとっては難しいですよね。げんちゃんがこういった問題を解けるのはきちんと積み重ねてきたからだなと思います。
息子に関しては勉強がどの程度できるかはもはやわからなくなってます。関わるとがっかりするのはわかっていますけど…たぶん概算はでいないんじゃないかな。
自主性、やる気、攻めの気持ち
これを失わないようにしたいのだけど、最近は、休んでる人がいるとか、退学する人がいるとか、そんな話をちょいちょいしてます。やめたいけど言えないのかな?
続けたその先に何があるのかはわからないけど、少しでも何かを身につけることができたらいいなと思っています。
いつまで続くのか、綱渡りです。
ゆうママさん
コメントありがとうございます。
地図帳を持って旅行に行かれてたんですか?? どんな感じだったのかな?げんちゃんだと、気持ち入らず、荷物のようになっていることが多かったですよ。
昔のブログでも、S先生と宇佐神宮に行ったことあったのに、家族で行っても、な~んにも言わず、あとから研修で行ったってわかったりしました。・・・
旅行の思い出って、どうなっちゃってるの?って感じです。だから、家族旅行は、私にとってはトラウマにさえなります。
お子さんは、もっと気持ち動いているような感じでうらやましいです・・・
博多どんたく、知りませんよね~。うちだって、地元なのに知ってるのかな~。聞いてみよ!知らないこともありえますよ。私が人ごみ嫌いなので、いまだに直に見たことないし・・・(´;ω;`)
常識がないのは、ほんとすごくて、すべてがすかすかです。
概算・・・全問正解ではないですが、近い答えを選べないわけじゃないみたいで、感無量です。この子の算数地獄は、闇闇闇・・・
計算は、昔よりましにはなってますね~。
買い物を良くさせるようになったので、少しはそれも役立ってるのかな~・・・
かかわるとがっかり・・・ほんとそうです。私は、七田の簡単な計算くらいしかやりたくないですね・・・トラウマですからね~・・・
S先生のおかげでしょう・・・(ため息)
専門学校は、退学する人もいるんですね。
18歳からの進路は、ほんとにそれぞれですね。エリートコースを行く人は別なのかもしれませんが、我ら発達君は、まだまだ基礎がなっていませんし・・・
綱渡り、というのも、よくわかります。
5月になってどんどん時が浪費されていくような・・・時間をもっとゆっくり進めてほしいです。
げんちゃんママさん、連休本当にお疲れ様でした。記事を読んでいて、長期休みがずっと苦痛だったことを思い出しました。
やっぱりうちも昔は大型連休や長期休みは意識の低下が著しかったので、あの手この手でキープしようと奮闘していました。今では本人に任せても大丈夫になりました。部活があるおかげでもあります。
あの頃はぼけ〜っと魂が抜けて自閉的で明らかにおかしな様子に加えて、攻撃的にもなっていたので、理不尽な攻撃は精神的なダメージが大きくてしんどかったです。
げんちゃんは攻撃はないにせよ、どんよりとまるで手応えのない、打っても響かない不毛な感じはこちらを相当消耗させますよね。しかし、あとは自覚だけ…というところまで来ていると思います。
何かをきっかけに自覚の芽生えがあるといいですよね。一度芽生えてもすぐ引っ込んで…の繰り返しではありますが、きっとげんちゃんママさんや先生方のあの手この手の関わりから何か見出せるときが来るのではないかなと思っています。
夏みかんさん
そうですか~。やっぱり、長期休暇は、発達ママの仕事でしたか~・・・
意識低下するんだよね、と言っても、まわりにはさっぱり理解されませんから、ほんとに大変です。
げんちゃんは、言葉を発しません。抜けると。だから、邪魔にはならないんですよ。だから、旅行など行こうもんなら、荷物とかすのです。はたから見たら、男の子って、反応ないから、くらいの感じですよね。
でも旅行から帰ってきて、普通の生活に戻ると、また落ちまくったところから上げなくてはならなくて、指導に当たる人の労力はものすごいものになります。
あとは自覚だけ・・・そうなんですよ。ほんと、自ら人生の目的を放棄していますから、たまたま生まれてきたので生きてる・・・だから適当・・・そんな人間ですから、厄介です。
少し上がっても、どかっと落ちます。
でもそれって、S先生に言わせると大切なんだそうです。地固めをしているといいます。それがなく、突っ走って右肩上がりだけだと、ふわふわしているんだそうです。
げんちゃんは、少し上がってもすぐに落ちる。地固めやってるので、完全底をクリアしたら、ある程度安定する感じはします。
どっちにしても、大変な育児です。
地図を開いて、夫がルートを説明してる感じです。今回の旅行ではやらなかったですが、その土地の電車に乗るために、途中で別れて息子は電車、他の家族は車で移動して目的地で合流する、なんていうのもやってます。(本当に短い区間ですが)
旅行の準備はほぼ私ですね。帰りは持って行ったものを持って帰るだけなので自分でしています。お風呂に行く時は、ちょこっと声をかけますが、下着を持って行かずに同じものを身につけてきたり(呆)部屋に帰ってから着替えさせます。
皆で車で移動中は、会話にはなかなか入れなくて、スマホをいじったり、イヤホンで音楽聴いてます。時々ぱっと思いついたことをしゃべるのですが、会話についていけてないから仕方ないです。
博多どんたく…博多って地名がついてるから答えられるかと思ったんです。博多が福岡って知らなかったんだなぁって。
息子の学校は、表面的には退学者は少ないですが、専門学校自体の退学者は割と多いみたいです。退学した場合その後はどうしてるのかな。アルバイトとかなのかもしれませんね。
ゆうママさん
旅先でのお子さんのミッション、げんちゃんの合宿みたいです。よくそのようなことをやらされていますよ。
信じられないようなポカが出るようです。でも、さすがに、今では、一人でいろんなところに行かせても、少し心配は少なくなってきていますね。
昔は、定期を使った乗り継ぎなんて、そこで一度降りて、次の電車に乗ったり、驚くようなことをしまくっていました。なんでも、ほんとにコツコツですね。
博多って福岡っていうのは、確かに知らないですよね。私も子供の頃、とんちんかんなことを思っていた記憶があります。
自分のエリア以外は、ほんとうといですよね。興味もないので、テレビで見ても、頭に残りませんね。
そう思っていろいろ経験させても、まったく心を動かしていない時は、何も覚えていません。驚くほどです。
専門学校は退学する人が多いなんて知りませんでした。けっこうな学費を払うでしょうから、親も大変ですね。
ある意味、すべて営利ビジネスですから、高校とは違う感じですよね。
げんちゃんは来年どうするのか、まだ決まっていません。
お料理学校と言ってますが、人に作ってやったら喜ばれたから楽しい・・・その程度の感覚なので、そこがあってるのかどうか、いまいちわかりません。
専門学校を退学した人は、確かにどこに行ってるのでしょう。知りたいですね。
引きこもっている人もいるかもですね。ものすごいモチベーションを持って行ってる人ばかりではなく、モラトリアムで行く子も多いと思います。学校の質もピンキリですしね。
18歳で無理無理、基礎教育を終わらせるのは、全員にはちょっと無理があるのでしょうね。
最近は、おばあちゃんのところを掃除してやることに目覚めたようで、発達障害→汚部屋 というのはなくなってきています。
家事責任者にさせたのは、彼に合っていた模様です。