ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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発達障害児のママ会、新たな元気をもらえます。

おいしいイタリアンでした!

健常児のママに悩みを理解されない発達ママ

げんちゃんと同年代、発達障害のお子さんを持つ、お母さんたち数名とお食事しました。

子供の性別も、性格や困りごとも、それぞれ微妙に違いますが、高校卒業後の進路の悩みは、皆共通でした。

発達ママたちは、普段、なかなか自分のために、時間やお金を使う余裕はありません。
しかも、必死で子供と格闘していても、なかなか周りからは理解されません。
そんな中で同志ともいえる仲間と会食は、とっても幸せなひとときです。

健常児の親なら、今頃育児はほっと一息

ほんとに、発達障害児の育児は、一人で格闘するには、あまりにテーマが大きすぎると感じます。

お子さんが健常児なら、そろそろ子どもの育児も一息つき、将来の楽しみも出てくるでしょう。

自分の老化に対する落胆も、頼りがいのある子供たちの成長とひきかえと感じるかもしれません。
しかし、発達育児は、自らの老化と並行して、心配が募っていくから酷です。

親が彼らをサポートできなくなった時には、この子はどうするだろう。それは、発達ママたちに共通する恐怖です。

そろそろその恐怖が現実味をもって量(かさ)を増してくるときに、健常なお子さんのママ友は、たよりになりません。残念ながら・・・
だから、発達のママたちは、お食事会で初顔合わせ同士の方がいても、あっというまに旧知の仲のようになります。とても有意義で心の洗濯ができた時間になりました。

それぞれの子供の進路、そして悩み

一人の方は、お子さんが、来年専門学校を卒業するそうで、とりあえず、良さそうな就職口も決まったそうです。(IQ高めのお子さんなので、普通の進路です。)それだけ聞くと、うらやましいですが、お子さんに残る課題は、まだまだ大きく、そこで待ち構えてるだろう、未知なるトラブルとの遭遇におののいておられました。

ほんと、わが子たちに付きまとう心配は、想像を絶する物があります。

就労Aを利用する予定というお子さんもいましたが、そこが終の棲家ではないわけで、そこでその後どのような人生を展開していくのか、まったく見えないことに不安を感じていらっしゃいました。

卒業後、さらに遠い将来、グループホームを利用することを、早くから青写真にしているママもいて、彼女は、だれよりも、ずっと具体的な進路を考えているように思いました。

どちらにしても、みんな我が子の幸せを願う気持ちには変わりなく、どんな進路にしても、子供に成長を続けてほしいという、強い思いが感じられます。

ママ会では、障害者と言う枠に子供を入れ込んで、ステレオタイプに子供の将来を考えている人は少ないです。

福祉サービスを利用したとしても、自立を目指し、人生の意義をしっかり握って生きてほしいと思っていらっしゃる気持ちが、ひしひしと感じられました。

伸びしろがあるのに、環境がない

しかし、現時点の我が子たちは、まだまだ伸びしろが山のようにあります。というか、まだまだ学校を卒業するという精神年齢に到達していません。
歴齢こそ、成人であり、あるいは成人間近であっても、まだまだ学習する場や、人としての常識や心の学びをする場所がいるのです。それは、皆共通して感じているということがわかりました。

ですから、私が、高校を卒業したげんちゃんを、大きなところに所属させず、ホームスクールを独自に組んで、げんちゃんに必要なことを学ばせていく、という選択をしたことに、理解を示してくださいました。ほんとは、今こそ、げんちゃんは、小学校6年生あたりに加えさせていただきたいところなのです。でも、日本ではダウングレードして、学年を選ぶというのは無理ですから、独自のカリキュラムしか考えられなかったのです。

そういう気持ちは、ほんとにみなさん同じでした。

環境があれば、まだまだ伸びていく発達の我が子たちなのに、高校を出ると、そこで頭打ちになってしまうリスクが、大きく横たわっているのです。

モチベーションを失っていくママ

そして、そんな環境のはざまの中で、ママたちは、だんだんモチベーションを失い、子供の未来を昔ほど期待しなくなる。

ほんとにもったいないことだと思います。

親が、なんとか道を見つけ、指導者を探したり、自ら子供に教育して行ったり・・・・。親のモチベーションを高く保つことは、この年代からの、子供の成長に影響すると思います。それゆえ、ママに助っ人がいてくれたり、悩みを相談し、励ましあえる仲間がいたりすることは、ここからのステージでは、ことさら大事だと感じます。

私が、今こうやって、あきらめもせず、ほとんど昔と同じスタンスで(かける手数は減ってますが、あまりスタンスは変わっていないと思います。)げんちゃん育児をやっていることで、自分も励まされる、と皆さんおっしゃってくださって、私も、新たに元気が出ました。

これも、S先生やたけこ先生をはじめ、助っ人外人みたいな人がいてくれたり、ブログを読んでくださる同志とも言える人がいるからだと思います。感謝です!

発達育児は、短期決戦ではないから、たんたんとやっていく

食事のコースが終わりに差し掛かるころには、みんなまた、気持ちをリセットして、流されず、あきらめず、子供を成長させていきたい、という気持ちになっていました。

一生、可能な限り、子供が成長することをあきらめず、親亡きあとも、努力を積み重ねていける人間になってほしいと、我が子に願います。コツコツ長期戦でやるしかないです。

ママのつながりは、発達育児において、とても大切だと思った一夜でした。

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