ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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18歳過ぎて利用する、生活訓練(自立訓練)、学校みたいな事業所

  • 厚労省のホームページから抜粋。18歳すぎても、こうやって並べるといろいろあるのね・・・ホント知りませんでした~。

高校卒業後1年目、中盤のげんちゃんプロジェクト構築

就労移行支援事業所の3日間の体験が終わり、ここからのカリキュラムをどうするか、もう一度、練り直しました。

前の記事、就労移行支援事業所は、まるで、普通のビジネススクールの雰囲気を呈していました。
ええかっこしいで、自分は、ちょこっと普通より下ぐらいの気でいる、傲慢なげんちゃんには、プライドが満足できた場所のようでした。カリキュラム内容は、不適応社会人が対象といった感じです。

職場で、理不尽なことをどうやって断るかとか、ほうれんそう、とか、履歴書の書き方・・パソコンスキル・・・。

げんちゃんは、いっぱしの社会人面して、体験に参加していたようです。

が、・・・
げんちゃんは、そもそも、ここで学ぶところのベースがない!就労に行くまでの基礎力が足りない!
挨拶だってろくにできない、スケジュール管理も微妙。もっと基礎的な力をつけなくちゃね~。

また、毎日通うというのも、タイムロスが大きいです。

生活訓練(自立訓練)目的の、大人の福祉学校がある

感じた違和感を施設の人に話すと、私の意向に沿った良い提案をしてくださいました。

なんでも、自立訓練をする、便宜的に”学校”と名をつけてる組織があるんだそうです。

高校を卒業したあと、そこで2年間、公的資金で学べるのだそうです。就労に向けて、というより、まだまだ自立する素地のない人が学ぶ学校。施設の人は、同系列会社の”生活訓練学校”を、私たちに紹介してくださいました。・・・・

へ~・・・今は、高校出た後も、けっこう手厚いシステムがあるんだな~・・・。

生活訓練(自立訓練)の学校(事業所)見学

とりあえずまた、その自立訓練の事業所とやらを、見学に行きました。

きれいな街中のオフィスは、就労支援事業所とさほどかわらない作りです。ただ、利用者さんは、見るからに知的障害があるな、とわかる青少年がほとんどでした。ちょうど10名ほどが利用していて、机を囲んで、簡単な制作物を作っていました。小学校の図工の時間みたいです。

う~ん、ちょっと生ぬるい感じ・・・・

でも、げんちゃんは、友達が、かつていたこともなく、コミュニケーションは、ゼロスタート。だいたい、会話なんてしなくても、誰かが何かをしてくれるという厚かましい性質を持っていますから、自分から相手に興味を持ち、会話を開拓し、相手とのからみを楽しむ経験が必要です。
きっとこれくらいところが、身の丈に合っていると感じました。

最近では、心は少し動くようになってますが、次のアクションに進む前に、ま、いいか、と捨ててしまうという、ていたらく。
心が動けば、次のアクションや言葉になって出力する・・・信じられないことかもしれませんが、怠慢せずに、そこを出力させる訓練をしないといけません。

そういうげんちゃんにとって、自立訓練学校は、ちょうどいい場所かもしれません。
週2でもいい、と言うのもうれしいです。

げんちゃん本人は、「ここ、ゆるいな~。」と思ったようでした。それを見抜いた私は、

「昔の支援クラスみたいだから、げんちゃんが、努力しないと、絶対に伸びないと思うよ。ここでは、とにかく、友達にたくさん話しかけて、会話を練習したらいいと思うよ。友達に興味を持つこと、会話をして人とかかわっていくこと。それがここでの、げんちゃんの課題!」

私がそう言うと、素直に、やる気がちらついてる様子。なんたって、博多の街中の、こじゃれたオフィス風。内容は支援クラスでも、げんちゃん好み!
そういうわけで、自立訓練の学校を利用することになりました。

高校を卒業した後に利用できる福祉サービス

上の厚労省の表の、〇で囲んだ部分が、最近一連で見学させていただいた福祉サービスです。

1,就労継続支援A いわゆる作業所的なところ。有給で働く(時間は短かめで、社会保険はない。)
2,就労継続支援B Aと同じでも、安い固定給しかもらえません。その分自由。
(1,2は利用期限はないようです。)

3,就労移行支援 自分でハローワークの障害者枠や、一般枠などを探して、明日にでも就職を目指すための学校のような所。見学した感じでは、能力の高めの障害者が利用している感じがあります。
4,生活訓練(自立訓練) まだ就労の意思がない、もしくはその前に就労のための基本的な生活スキルを学ぶ学校。
(3,4は、それぞれマックス2年間という期限付きです。)

これから手続きしようと思うのは、4です。

社会に出るまで、もう少しファームで過ごしたい、という人向けです。サポート校的なたてつけななっているようです。

いずれは、能力をつけて、普通の学校に行く

げんちゃんは、できれば、能力アップを目指し、それから普通の学校に行くのがいいと考えています。学校を先に持ってくるお子さんも多いですが、げんちゃんの基礎的な能力が、まだ未熟すぎるので、吸収力を高めてから、可能なら、最終的に普通の専門学校などに所属させるのがいいと考えます。4月の段階では、ホームスクール中心でカリキュラムを組み立てましたが、ここへきて、週2、福祉のサービスを利用することに変更したわけです。

私の中で、このカリキュラムが1年で終われるように思えないところが、4月との違いです。
すこぶる、おそろしや~!

公開コメント 承認後公開

  1. ゼンツァーノ より:

    そのような場所があるのですね。そこでコニュニケーション能力を高めるという目標設定されたのが本当に素晴らしいと思いました。げんちゃん、挑戦がんばって!友人ができると
    おのずと自分自身への興味も深まるかもと期待できますね。

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      ゼンツァーノさん
      ありがとうございます。実は、こういう類の学校があるのは、初めて知ったのですが、考えてみると、同じ立ち位置の学校を高校で紹介されていました。
      それがどういうたてつけのものか、わからなかったのですが、今初めて、そういうことか、とわかります。

      4月からこういうところに所属させたらよかったか、というと、私はそうは思わなくて、どこにも所属できず、平気とはいえ、ひとりぼっちで数か月、指導していた間、ここのありがたさが分かったと思います。(塾は他の子供さんがいますが・・・)

      伸び悩むとはいえ、やはり、かなり伸びてるんだな、と思ったりするところもあるげんちゃん。
      やはり、今このタイミングこそ、この学校があってるな、と思います。

      逆に、今、今までのスタイルの独自カリキュラムを続けるのもいまいち違うな、と思います。

      なんでしょうね~。やはり、直感的ではありますが、今ここだ~みたいな、タイミングが訪れます。
      そういうときに、いつもこいつは、何かしら出てくるという・・・・
      かなりやばいやつですが、何か、持ってるよな~。といつも思います。笑

      日々こつこつやって、チャンスをかぎ分けていたら、何かしら、人生はそういうものなのかもしれませんね~・・・

      初めての公費でのチャレンジ。ほっとします。ため息

  2. 夏みかん より:

    こちらではチャレンジキャンパス、福祉型カレッジ(福祉大学)と呼んでいまして、全国的にもこちらの名称で通じるかわからず、福祉大学だと普通の大学ばかり引っかかってくるからなぁと、でもこんな場所もあるとお伝えしたいと思っていたところでした。するとタイムリーに記事が!さすがげんちゃんママさん(*^^*)見つけていましたね!正式には生活訓練事業所というのですね。勉強になりました。

    学校に近い雰囲気ですよね。カリキュラムに友達との交流も含まれるようですね。友達と買い物したりご飯を食べに行ったりをサポートの元できるというのは有り難すぎますね。

    タイミングってありますよね。学校を卒業して、すぐ次の進学や就職と一般的なルートを辿ることが必ずしもベストとは限らないと思います。特に発達の子は尚更ですね。

    それにしても、4月から今8月ですから、ほんの数ヶ月でここまできたのですから早い展開とも言えると思いますよ〜!日々忙しくて私の中では数年経ってる感覚で、実際まだ半年経ってない!?と驚きますσ(^_^;)

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      夏みかんさん
      コメントありがとうございます。ご存知だったんですね~。すごい!
      私は、過去に、福祉系のサービスを全く受けたことがなくて、ほんとに疎かったと思います。
      げんちゃんと言う子は、がちに福祉系のところに浸かってしまうと、すぐに安住して、楽な方にへっちゃらで流れていくヤツなので、ある程度、自分に圧をかけられるようになってからしか、利用できなかったと思います。
      今も危ういですが、昔より、何かしらの目標は持てるげんちゃんになっていると思われます。
      ただ、気持ちを入れないと、おそろしいことになってしまうので、常に監視と圧が必要だと思います。

      今こそ、ここがあってるな~と思います。

      サポートのもとで、ご飯を食べたり、買い物したり、なんてことがあるんですか?
      ほんとに今必要なものジャストど真ん中です。

      高校は、交流があっても、そこの指導なんかありませんし。手厚いT高校でもそれは無理でした。

      小さな子供たちのように、幼稚園で、一緒に遊ばせる・・・・そんなことが今必要なんですよね。情けないことに・・・・

      週2~4くらいまで、げんちゃんの成長具合で、利用できる厚みがかわってきそうです。
      最初は週2くらいかな、と思います。

      げんちゃんがやる気だすだけなんですが・・・・それだけは、私にはどうしようもないですね~・・・ほんと!外側の能力は、本気出せばずいぶん出来ることが多くなっているというのに、使おうとしないです。

  3. 夏みかん より:

    社会に出たときを想定して、トラブルになりそうなことをあらかじめ練習したり勉強したりするそうですよ。

    例えば同僚と食事に行って、会計をどうするか。個別会計が可能なら各々支払うとか、焼き肉屋のように難しいお店はどうしたらいいか、など学ぶようです。
    知的のある子は金銭的トラブルに巻き込まれることもあるため(未払いでいたり、奢らされたり)複数で食事に行く経験を積むんだそうです。
    事業所によって特色もあるかもしれませんね。

    私はありがたいことに身近にこのような情報にとても詳しいママさんがいて、色々教えてくれます。とても精力的な方で情報交換会や事業所見学会など開催し、情報を必要としている人へ届けたいと発信する活動もしています。
    福祉の道にどっぷり浸かるのは違うという思いから、福祉サービスでもきちんとした対応をしている事業所を見つけて発信されるので、とても信頼でき、頼れる存在です。

    げんちゃん、あとはやる気と自覚ですね。体はタフですから、気持ちを入れ続ける持久性も身につけてもらいましょ〜(^^)

  4. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    夏みかんさん
    情報ありがとうございます。2度ほど、げんちゃんが行こうと思っている事業所の体験をしたのですが、カリキュラムを見たら、いまいちそこまで手厚くはないようでした。
    カリキュラムはげんちゃんには、ほとんど合わないかな~と感じました。
    でも、げんちゃんはそこで出会った人たちが気に入ってるようで、まあ、コミュニケーションをやる気ではいるので、そこだけできればいいかな、と、思っています

    昔から、学校とか福祉とか、そういうものは、期待すると、ギャップがあるので、基本、あまり期待しないようにしてきました。

    ここでは、○○ができることをメリットとしよう。あとは、だめだから、こっちでこういうプログラムを練ろう・・・・そんな感じです。

    今回は、自ら話しかけ、友達関係を構築したり、会話のキャッチボールをする。まあ、それくらいです。

    だから週二までかな・・・と思っています。
    その程度の期待感でいると、いらいらしないし、ありがたくも感じます。

    でも、期待以上に、夏みかんさんが言われるような細かいカリキュラムがあって、郊外活動もあったら、とってもいいですよね。

    うちは、一つ見に行って、即決めましたから、もっといいところがあるのかもですね。
    でも、アクセスが良くて、空気感はいい。職場と家の間・・・ま、いいか、と思います。

    げんちゃん、ちょっと昔だったら、そこは合わないかもです。自分から、友達に働きかけたり、目標が○○だから、やるのよ、なんて設定してしかけてやると、少しはそっちに行くようになってます。

    しかし、抜いた時は、はなはだ危険です。抜く場所にしそうですね・・・

    S先生のところで、事前にしあげてしあげて、やっと…と言う感じでしょうか。めんどくさい人間です。ほんと

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