>げんちゃんの日々は、地道な努力の日々です。
先日、同級生の親切なママ友と子供の話をしてたら、なんか、こう、普通の子供たちの一日は、もっとのんびりしてるな~とびっくりしてしまった。
げんちゃんの日常を話すと、
「すご~い! がんばってるね~。」
と言われて、笑ってしまいました。私にとっても、げんちゃんにとっても、もうそれが普通になってます。
げんちゃんは、チャレンジャーです。チャレンジあたりまえでしょ。・・・そういうスタンスで、何でもすぐハードルを課してるママです。
「サッカー、雨? 少しぐらい、自分で歩いていきなさい。ママは送りませんよ。あんたがサッカーに行ってる時くらいしか、ママには休憩時間ないんだから。さーさ。さっさと行っといで・・」
車で送り迎えしてる子の多い、田舎の町では、ちょとびっくりされてしまいます。
ホームスクールも、がっちりやって、そんなに自由に放逐する暇も無く・・・
サッカー、水泳(これは楽しみみたい、ママと泳ぎます)、ピアノ、英語、学研の先生の特別個人レッスン(学研離れて、家庭教師的にお願いしてます)・・・金曜日と日曜だけは、自由に放逐する日ですが、あとは、まあ、忙しそうなげんちゃんです。
これをかわいそうと言う向きもあるけど、親が犠牲をはらって、やらせてもらえるだけ恵まれてると思いなさい、と思う。
世界中見わたしたら、勉強したくてもできない子がたくさんいるんだよ。あんた、自分の恵まれた環境がどれほどか、感謝しなさい。と言ってはばからないげんママです。
まあ、でも、これも、からくりがあって、げんママは、仕事の帰りが普段は超遅いので、週3日は、まったくかかわれず、その日は、おけいこごとがあっても、帰れば、やさしいおばあちゃんの家で、わがまま放題、テレビ見放題・・・を満喫してます。
私が、ムチで、おばあちゃんがアメ・・・まあ、おばあちゃんには申し訳ないけど、これがバランスというものなのかもしれません。もう少しがっちりかかわりたいと思う反面、もう一人のげんママが、これでちょうどいいんじゃない・・・と語りかけます。
さて、げんちゃんの現状、やっぱり、算数は、あいかわらず、地獄です。(笑)
やっと、1年生のしちだプリントの17-4、とか、25-5 とか・・・すごく簡単な、二桁の数が答えになる計算に入ってきました。
でも、25ひく5なんて、75とか言いだす始末・・・・おいおい・・・もういい加減にしてくれよ。という状況からのスタートになりました。
20までの足し算(両方ひとけたをたす)のマス計算も、しちだは、復習的に、毎回プリントに出てきます。相当できるようになったものの、あいかわらず、指をそのつど、全部出して計算し、必ずミスが出ます。たす9も、すべて、一個一個指を出して行くから、カウントし間違うのでしょうね。
それでも、げんちゃんに課してることは、今の能力のちょっと上、ちょっと上とやっていくやりかたです。決して、2段抜きの問題はめったにさせない。苦手なものは、ストレスなくやれるもので、能力アップを知らず知らずにはかります。しちだプリントは、実に、それがうまくできてます。学研の先生にしちだを持って行かせて、順番にやっています。それに、平行して、知能テストでやられるような、基礎能力アップのトレーニングもやります。
成果はというと、かたつむりのあゆみのごとく、いや、時々あとずさりするかたつむりのごとく、相当積み重ねて、時間を経過して、「あ、そういえば、進歩してるかもしれないね。」という感じです。
これは、げんママの忍耐の勝負だと思います。もう何度ぼろぼろになっては、立ち上がったことか。・・・げんちゃんも、つらいかもしれないけど、こっちも、サンドバックみたいな気持ちになります。先日などは、もしやと思って、100の逆唱を100の空欄に書き込ませたところ、思いっきり間違ってました。あ~~~。もう何てこったい!
幸い、筆算にすると、かろうじて大きな計算も少しはできるので、1年の時とまったく進んでないとは言えないですが、彼の頭の中には、数表がイメージされないようで、数になると、目の前に暗黒が広がり、気のきいた、数的映像は出現してこないのでしょうね。
まあ、それでも、少しずつ少しずつ反復するうちに、最近では15-5 が10と分かり始めてきました。(時々、考え込む 笑)今あんたは、3年なんだよ~、と叫ばないように、ぐっと抑えます。
図形を、三角の構成要素に分けていく、という問題に取り組んで思ったことがあります。もともと、タングラムの2パーツすらできない、情けない空間認識のげんちゃんだったので、いくら、訓練の末、頭蓋仙骨療法も手伝って、かなりできるようになったとはいえ、難儀しました。
ため息をこらえて、根気よく、同じ三角の問題を何度もやりかえしては、新しい問題を加え・・・としていっていたら、やっぱり、できるようになってる。(もち、定着までは、油断せず、反復を続ける必要があります。)
そういうのを見ると、この子たちが、他の子と全く違うのは、ゼロから1の過程なんだな、と思います。
普通の子は、ゼロから1は自然といきます。教えなくても、自分で獲得してる。でも、この子たちは、ゼロから1を、ものすごい努力で入力してやらなければなりません。
三角の問題は、パターンをとにかく入力してやったわけです。何度も何度も、そしたら、あるとき、ぱっと新しい問題ができるようになってる・・・
そういうことなんでしょうね。
何でも、「何でできんの~? いいかげんにして~」と叫ぶだけではだめで、とにかく、必死で、ゼロから1をひたすら、入れてあげるのです。まるで、焼畑をして、農地を開墾するみたいに、地道に地道に・・・
そうすれば、大丈夫じゃないかな・・・
だから、算数も、やっぱり、あきらめないです。
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まま、偉いわー。頑張ってるわー。すばらしい。
それについてきてるけんちゃんも偉い。頑張ってる。すばらしい。
学年が上がるとやることも増えてきますものね。時間のやりくりが大変。
ところで、中学受験はかんがえていますか?
手厚い私立がいいというか言うか、公立の中学は不安じゃないですか?
そのあたりのお考え聞かせてください。
そうそう0から1にするのが手を変え品を変え、創意工夫を要するんですよね。ままが。わかるー。できるようになった喜びも大きいけれど、その苦労も。。
できない時は寝かしておくことも大事と学びました
本当に、出来ない部分を教えるときのこちらの叫びたい気持ち私も同じです
何度いったらわかるの?あんた大丈夫?本当ばかとこころの中で言ってます
最近、私算数さぼってるなぁ、げんままのブログを読んでまた、やらなきゃと思いました。
前回の記事の最後に付いたコメントに対する返事ですけど、げんママさんの下りは分かりましたよー。
一瞬勘違いしましたが。笑
そうですね~。確かに発達障害児の父親が主に書いてるブログは少ないですけど、ありますよー。
「アメブロ発達障害」で検索してみて、上位20を見てみて下さい。
私は子孫を残さないことにしているので、残念ながら父親にはなれないです(笑)
結婚はするかもしれませんが。
あ、でも養子を取る可能性は0ではないかもです。
いややっぱり0かな。
1度前にコメントくださったママさん
コメントありがとうございました。わかってくださいますか~。ゼロから1・・・・ほんと不毛のことやってるって感じは、人間もっともつらいことなんですよね~。ま、不毛じゃないと信じますが。
ところで、中学受験ですが、げんちゃん、じゅけんどころか、普通の子にもまったくおよばない学力なので、今の状態だと、どこも無理です。(笑)
でも、ママは、とつぜんブレークをまだ信じてるので、ミッションの中高一貫に行かせたいです。お姉の学校です。朝、礼拝で始まり、先生方も、クリスチャンが多く、ただのエリートを育てたい、という感じはなく、それぞれのタレントをいかして、世の中のためになってほしい、という教育方針が感じられて、大好きです。
まあ、しかし、成績の良かったお姉でも、しっかり塾で勉強させられて、なんとか合格してる学校なので、口にするのは、物笑いですね~。ははは。
もし、ブレークまにあわなかったら、プロテスタント教会のフリースクールの学校にやりたいな、と思います。ま、入れてくれるかわからないけどね。
プチトマトさん
最近のプチ子ちゃんの伸びは目をみはります。
就学前にそこまでいけたのは、ママのがんばりですよね。すごいと思います。
算数も言葉も、何もかもやらなきゃいけない・・・1日は24時間・・・ほんと、そういう感じだよね。
kmkrさん
そうですか~。でも、人生はわからないですよ。間口は広げていて下さいね。(笑)
発達障害のパパのブログは、多いけど、発達障害と自称されてるパパが、子育てに奮闘するのって、なんか、今まで読んだことないような。・・・
なんか、良いパパになりそうな気がします。
kmkrさん
そうですか~。でも、人生はわからないですよ。間口は広げていて下さいね。(笑)
発達障害のパパのブログは、多いけど、発達障害と自称されてるパパが、子育てに奮闘するのって、なんか、今まで読んだことないような。・・・
kmkrさんは、なんか、良いパパになりそうな気がします。
ありがとうございます。やっぱりそうですよねー。公立の中学はストレス大きいデスよね。でも中学受験するのも大変ですよね。きっと親が。。日々の生活に追われてますが、どんな将来が待ってるのかなー将来どうしたいのかなー的なことを考えたりもします。
ああ、そういう意味ですか・・・
発達障害児という意味ではなく、発達障害男が子どもを持った、という意味ですね。
確かに、そういうブログはない気がします。
探せばいると思いますけどね~。
まぁ、私は日本の少子化対策に貢献はしない代わりに、違うやり方で社会貢献をしようと思っています。(笑)
頑張っておられますね。
健常児と違って自閉症児はスケジュールガチガチの方が良い場合もありますよね。
毎日のスケジュールが決まっていた方が安心したり。
一概に健常児と同じ物差しでは計れない所がありますね。
うちの子の場合、習い事がないと宿題もやらずダラダラしてます。
なので、本当は毎日でも習い事で埋めたいです。
一時期はダンスに週に三回、水泳週に一回行ってました。
その時の方がなんだか充実してたかもですね。
しかし、三年生になって週四日は六時間授業だし、水泳休んだ時の振替日も確保しときたい、月謝が上がって金銭的にも、なので週に三日がやっとです。
追記です。
うちの子は宿題が嫌いな割りに、学校での放課後の希望者だけの課外授業などは参加したがります。
宿題と勉強好きは違うようです。
一度前にコメントしたママですさん
日々に終われると、不安を感じる暇もなく・・・という感じかな~。
希望がもてないときに、信じて・・・希望がもてないときは、信仰になりますね~。げんちゃん、きっとママの願いの学びやに行けます。信仰ですね。ははは
kmkrさん
そうですか~。発達障害の子であろがなんであろうが、子育ては素敵ですよ。
nananさん
そうなんですね。げんちゃんは、何もないと、大喜びで、自分の世界にどっぷりです。まあ、テレビ見たり、プラレールしたり、友達のとこ行ったり。(限られた友達だけど) 塾などは、ないほうがいいにきまってる・・・・って態度なんですが。スケジュールきっちり決めたりすると、すぐ、乱すし・・・
やっぱり、一人一人違いますよね。
週3回ダンス・・・わ~、いいでしょうね。期間限定でやらせてみたいわ~。
帰りの居残り勉強なんて、げんちゃん、ありえないですよ~。すごいな~!!
Tさん
ほんと、煮詰まりますよね~。げんちゃんとでこぼこが逆みたいなので、うまくアドバイスできませんが、ソーシャルの能力をささえるもの、会話もそうですが、聴力処理が大きいのかなと思いました。
げんちゃんも、かつてはそうでした。人の話にかみあわない。人の名前も覚えない。
なんか、耳から入った情報を、何秒かしか覚えてられない・・・なんていうことがあってたんじゃないかな、と思います。それとか、瞬時に判断できない。
北斎なんて、耳で聞いたことを長くとどめられないらしく、そこだけ切り取って、相手の言うことを理解するものだから、しょっちゅうけんかして、奥さんも何人もかわり・・・というのを読みました。
げんちゃん、TLPで少し改善したような気もするし、最近は文英堂の「きくきくドリル」というCDつきのものを少しためしてみました。
やっぱり、3年生相当のものはいまいちでした。まず、幼稚園レベルのものを買うべきだったな、と思いました。
それほど、聴覚処理、短期記憶がだめってことでしょうね。
Tさん 2
そういう、基礎能力を地道につけるのが必要かな・・・とも思います。ソーシャルは、現場訓練だから、必ずしも、有効なときばかりではないです。げんちゃんは、幼稚園のとき、子供にあたらせるのことに、こだわらず、基礎能力アップをしました。そして時々、現場評価・・・どうも、現場トレーニングばかりが良いとはかぎらないみたいです。
まあ、これは、算数にもいえるのだけど、そのことをのばしたいかあ、そのことだけをやる、というのは、あまり効率がよくあいみたいです。
本の読みとりが悪いのも、前の内容がとどまらないからかもしれません。これは、もっとフィジカルに取り組んだほうがいいかな~と思いました。
そうです!
1が最初から入ってたらどんなに楽か…
ちょっとづつでもいつかブレークする時がくると信じて(;>_<;)
覚えたはずがきれいさっぱり消去されることが最近多くて、私も衝撃に耐えられずママ辞める❗と宣言してしまいます
打たれても打たれても立ち上がるこの母の姿よーく覚えていてくれ
Pさん
ごしょうかいありがとうございます。一つはお休みされてましたね。ありがとうございました。
Tさん
ソーシャルの悩みは、つきませんよね。
げんちゃんは、聴覚処理の問題が、少し改善してきたら、色んなことも多少改善したような・・・といっても、まだすべてにおいてぜんぜんですけどね~。
未だに、小さい子と遊ぶのが好きです。同級生と自分の苦手な遊びをしたり、自分のできないのが露呈するような状況になると、虚勢をはるか、輪からぬけて一人遊びするか、のどちらかです。
なんて言うかな~。やっぱり、自分の能力のなさを、じぶんが一番知ってるのでしょうね。
自分を肯定してやる早道は、やっぱり能力をあげることにつきるんだよね。とつくづく思います。
塾やお稽古ごと、この子達は、よくがんばりますよね~。げんちゃんも、他のクラスメートより、だんぜん努力してると思います。
それでも、結果が出ないと、やりきれなくなりますね~。
少なくとも、最小のエネルギーですむように、研究だけはおこたらないようにしたいです。