> ピアノの達成感に酔う暇もなく、げんちゃんプロジェクトは、日々、けっこう疲れます。
学校からもらってくる宿題は、げんちゃんには、硬すぎる食べ物のようで、やらせるのに四苦八苦します。やっぱり、算数地獄も続いていて、二桁計算けたが、あと少しかな~、と思ったりしたけど、ここんとこ、まるで、ニッチモサッチモいかないのです。先日はできたことでも、さっぱり、という場面があったりします。やれやれ、算数さえなければ、もっとプロジェクトは、楽しいのになー・・・と思います。
だいたい、普通の子たちは、宿題をげんちゃんより、とっととやってしまえるんだと思います。算数は、やっぱり、あんたこれは障害だべ。と叫びたくなるような感じです。昨日の宿題も気長に、色々工夫して取り組んでいました。あまり負荷がかからないように、答えをさっさと誘導したりして。ですが、げんちゃんは、算数をやると、すぐに睡魔に襲われます。
それでも、必死でパフォーマンスしていると、
「もう、いやだ。僕はこのうちの子じゃない方がいい。出て行きたい!」
と、怒って叫んでわがまま放題です。
やれやれ、ママがこんなに身も心もつぎこんでやってるのに、その言い方はないだろう!
ママも、ちょっとショックですね。
ママだけでしょうよ。あんたに、ここまでやってやるのは!
「げんちゃん、なんてこと言うのよ。げんちゃんが、ここまでがんばって、ピアノだって大成功して、字だって、こんなにきれいになって、サッカーだって、算数だって、どんどんできるようになったのは、ママががんばっていっしょに取り組んできたからだよ!
げんちゃん! ママが一生懸命がんばってなかったら、幼稚園の時と同じ、ぜんぜん周りのお友達についていけなくて、げんちゃんすごくくやしい思いしてたと思うよ。げんちゃんは、幼稚園の時、小児科の先生に言われたんだよ。絶対に他のお友達と同じことをさせるのは、無理だと思います。って。
だけど、今、げんちゃん、他のおともだちとちゃんと同ことやってるでしょう。それは、ママといっしょにがんばったからだよ。」
かなり、シビアなこと言いまくってます。
「小児科の先生は、ひどいよ~(泣)」
びえ~と泣き出すげんちゃん。ママはすかさず言っちゃいます。
「何言ってるの。先生はひどくありません。だって、ほんとのことだもん。」
「え~・・・」
「ほんとのことですよ!。げんちゃん、幼稚園の頃、お友達よりずっと何でもできませんでした!」
「ぐすっ・・(泣)」
「だけどさあ、げんちゃんは、ママがやらせた色んなことを、とにかくがんばったじゃない。だから、今は、どんどんお友達においついちゃってるし、抜かしそうじゃない。(いやいや、まだまだだけどね。とりあえず、リップサービス)すごい子になってるよ。
きっと、小児科の先生もびっくりしてると思うよ。すばらしいって。」
「・・・~~」
「今げんちゃんが、どんどんすごい子になってるのはどうして? ママがげんちゃんは、絶対すごい子だってわかってたから、一生懸命げんちゃんを鍛えたからだよ。げんちゃんも、ほんとにがんばったしね。だから、今があるんでしょ。!」
「何でママが、げんちゃんはすごい子だと思ってがんばったと思う?」
「・・・・」
「げんちゃんが、大好きだからだよ。一番愛してるからだよ。わかる?」
「・・・うん。」
「じゃあさあ、そんなママに対して、うちの子じゃない方がいい、なんて言うの失礼でしょ。ママの他に、誰がそんなことしてくれんの?」
「・・・」
「一生懸命してくれる人のことを、いつも考えなきゃいけないでしょ。
ママだけじゃないからね。K先生だって、Y先生だって、みんなそうだよ。げんちゃんを信じてるの。この子はすごい子だって。
でもね。甘えてばかりの人は、自分のことばっかり考えて、回りで応援してる人のことなんて考えないんだよ。だから、うちの子じゃない方がいい、なんて言うんだよ。
それって、わがままで、ひどいことだよ。みんな悲しい。もちママも悲しい!」
「もうそんなこと言わないでよ。わかった!」
「・・・うん。わかった。」
げんちゃん泣きべそかいてました。
文章にしたためてみると、げんママ、しつこいね~。やれやれ。追い込んでからめとるようですね。ほんと。
でもさ、げんちゃんは、オリンピックめざす弱小アスリートみたいなもんでしょ。私はコーチ。
オリンピックで賞もらった選手は言うでしょう。
「支えて下さった方々のおかげです。」
なんて。そういうスタンスあってなんぼでしょう。と思う。ここまで来て、ちょっとのことでへこたれるなよ。甘えるな。ってね。げんママ、甘ったれて、自己憐憫的自己中なこと言うげんちゃんを見ると、つい熱くなっちゃいます。
発達のトラブルがあっても、まったく、そういうことに取り組めない状況にある子もいるし、生まれる国もかわれば、能力開発どころじゃない、っていう子どもたちもいるんだよね。
それを考えれば、あんたは、ママをはじめとして、多くのプロジェクトメンバーにそこまでやってもらって、めちゃくちゃ恵まれた状況にあるんだよ。だから、甘えるんじゃありません!
とママは、伝えたいです。
大きくなったらげんちゃん、なんと言うのかな~。
「お母さんって、もうめちゃくちゃむごいこと言うよな~。」
とか言うかもです。何を言われても、でんとかまえてましょう。だって、全部ほんとのことだもん。ま、そういうことをぶつけてもいいと思えるようになったとも言えますね。自己憐憫的で、相手の痛いとこをついてくる反抗の仕方も、進化の過程ではありますね。
日々こんな感じです。体力いるわ、ほんと。
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こんばんは、はじめまして。我が家も広汎性発達障害の小6の子がいまして、抑肝散飲ませ始めました。
勉強については学校宿題以外は、最初の頃は公文に通わせてました。公文はわりと障害児に対応してくれます。今はスマイルゼミという、オンライン通信やらせてます。
ちるさん、コメントありがとうございます。がんばってますね。抑肝散どうですか。すごい手ごたえのあったアイテムの一つでした、抑肝散。今でも、ツムラのを朝晩1包づつ飲ませてますよ。
時々やめてみるんだけど、やっぱり、よくない・・・もうかれこれ1年近くなるのではないかと思います。あとラフマという漢方というかハーブもやってます。これは、ドーパミンのコントロールになるらしいんですけどね。
抑肝散は、もう飲ませてすぐ違いがわかりました。
公文も先生しだいなんでしょうね。スマイルゼミ、ってどなたかの書き込みにありましたよね。良いですか?6年生になると、そろそろ思春期。げんちゃんとはまた違う悩みもありますよね。いろいろ教えてください。よろしくです。
こんにちは
小学校、とうとう始まってしまいました・・・。今のところ、毎日学校へ可能な限り行ってますが、ひどい状況です(^^;
イライラから甲高い奇声を何度も発したり、近くにいる子に手が出る、足が出る。
私が取り押さえるので、未遂で終わってますが、私のいない時間に被害にあったとの報告が子供たちから何件も言われます。
それでも、不思議なのは子供たちの反応で、息子のことが気になるし、ちょっとお姉さん気分でお世話したくなるのか、近寄ってくる子もいます。
一年生、101人の中でダントツに目立つ我が子。
叱られる頻度も増えたので「僕なんて、うちの子じゃないってことでしょ」とか言います。私も 息子にはげんママさんと同じように言ってます。まだまだこれから。頑張ります。
読んでいて泣いてしまいました。
母親の愛情母の信じて行動する力、本当にすごいと思います。
頑張ってやれば必ず成果はついてきますもんね。
今までの成長がママとげんちゃんのがんばり
の証ですよね。
小児の先生に言われたときにそのままを受け止めず、なにくそって行動したから今がある、母の力は凄いですね。
私もがんばろうと改めて思いました。
junママ。は~・・・つらいですね。私も、新学期は、毎週かかってくる先生からの電話に、正直萎えていました。
彼は、今まさに格闘してますよね。先日鈴木先生の面談受けたときに、お風呂の暗示を言われました。げんちゃんは、それで、
「算数楽しい~、計算大好き!」
とか言ってるんですが、なんとなくよさそうです。
「楽しくがまんができます。」
とずっとにっこり笑って、何度も言うのはいいかもしれないです。もうやってるかもしれないけど。
それにしても、ママの精神ぼろぼろになりますよね。がんばって。だめになりそうだったら、学校休んでもぜんぜんだいじょうぶです。身がもたないと思ったらね。彼も、いきなりなので、ほんとがんばっているんだよね。ほめるとこないと思っても、学校に行っただけでも、彼にとっては、チャレンジしてるんですよね。がんばったね。って言ってあげたいね。ママにも。
プチトマトさん。ありがとうございます。
そうですよね。母の力はほんと偉大ですよ。他人なら、こんな非効率なことやらないもんね。
でも、小児科の先生が言ったのもまったくその通りだし、げんちゃんの脳が、そのままでは、使えなかったのも事実。げんちゃんの個性や才能は、手をいれてから、初めてうまく発揮できるって思いますもの。やるしかないでしょう。と思います。
将来、げんちゃんが、
「おかあさんって、めちゃ怖かったよね~。」
とあっけらかんとつきぬけてくれる日を夢見てます。がんばりましょうね。何があっても。それに、教育費も半端なくかかってるから、もとをとりましょう。
げんママさん凄いです。げんちゃんとの一つ一つのやり取りに感動します。
そしてやっぱりこういうやり取りができるなら、げんちゃんは大丈夫だと確信します。
げんママさん、少しでもお役にたちたいので思いきって書きます。内容は虎パパさんのミクシィとかぶりますが…長いので一つ前のピアノの発表会のコメント欄を使わせていただきます。
本当にそうですよね、教育費半端なくかかるからわたしもいつも上のこと言ってます
絶対もとを取ってやるって~(*^^*)
でもプチ子のばあい私のお金は私のお金とか
いいそうだよねって笑ってます(((^^;)
うちは、夫が看護師です。
なんと支援クラス担任から、向精神薬飲ませたらさらに落ちつくのでは?といわれ猛反発しました。
周りの方も、教師の発言おかしいと言ってます。
漢方は近くに漢方専門のメンタルクリニックがあり、そこで処方して貰ってますがまだ二週間ですがかすかに変化はありました。
勉強についてはふつうに出来るレベルで、中学からはふつうクラスを勧められてはいます。
スマイルゼミについては、割と、発達障害の子向けではないでしょうか?ポイントつくとゲームができたりします。
あと、公文自体は良いのですがわたしが平日、あと土曜日もたまに働いてたりする関係から、帰宅してからやらせたり通わせるのが大変で、プリント量も多いしやめました。専業主婦ならやらせてました。
さらに度々すみません。うちは療育手帳なしですが広汎性発達障害と言われているため、経過観察のために半年に一度診断で通ってる療育センターには、パニックなどにたいし、叱るのではなく、反省した事やパニック止めれたことを褒めなさいと言われました。
うちの子の場合は善悪判断できて理解力あるため、なぜダメかなどは説明してあげなさいそしたらパニック収まりますといわれました。実際本人が納得すればパニックはすぐ無くなります。
いまの課題は怒りや不安からパニックにならないことです。
げんママ、話上手‼
私とか、私がパニックになってしまいますが(-。-;
しっかりお話されていてすごいです。
ブログのほうにコメントありがとう
ズリバイは一日、どれくらいしたらいいのかな。教えてください
すごく向きあってますね。
げんちゃんと。自分もしっかり向きあっていきたい。そう思った。
ゆうゆうさん、ありがとうございます。前回のコメントに、たくさん教えていただいてありがとうございます。ブログに転写していいですかー?前のコメント欄に書きました。よかったら見てください。
げんちゃんは、相当普通っぽくなってるのですが、一見普通っぽい。でも、まだまだほど遠い。という感じですね。たぶん、前回のピアノ発表会で顔や動きを見ただけで、発達の問題がわかる子がいました。でも、たぶん、げんちゃんは、一見見てるだけではわからなくなりました。が、少ししゃべっていくとわかると思います。・
プチトマトさん。ほんと、お金かかりますよね。家族の助けなしにもやりにくいし。発達のパイオニアになって、もとをとって、本人もすごい子になって、もとをとる。
これしかないです。
でも、げんちゃんは、あたりまえだけどそんなことわかってないですね。
ちるさん、学校の対応で、色々いやなこともあったんですね。げんちゃんも、これから、そういう体験を少なからずしていくんでしょうね。アドバイスしてくださいね。
文面を読むと、ずいぶん、進歩されて、改善しているようですね。お母さんの取り組みのたまものですね。
中学進学は、普通の子供さんでも、色々難しい時です。げんちゃん、その頃にはどんな風になってるのかな・・・と思います。良い学校を探すのは大変な気がしますね。まだまだ日本は遅れてますからね。
スマイルゼミって、パソコンでするのじゃなかったですかね。げんちゃんは、パソコンでするのは何もやってません。自分がパソコンのゲーム的なものが嫌いなので、まったくアンテナはってませんが、良い効果が現れているんでしょうね。
パニックの問題、ちゃんと説明すれば復活するんですね。ということは、理解できないから、パニックになるんでしょうかね。まだげんママは、よくわからないとこだらけです。
かけママ、
ありがとうございます。いや、文章にしてるから、うまいこと一生懸命まとめただけで、たぶん、げんちゃんに叫んでいるときは。支離滅裂、まとまってないと思います。
でも、げんママ、口はたつらしいです。夫にを時々追い込んでいるらしい(笑)
manaママ、
ずりばいは、少しでもできるだけやればいいんじゃないかな。ブレインジム的な取り組みだと思うので、何十分もやらなくても、効果あると思います。
チンジンさんは、ほんと色々詳しいですね。今度久留米に帰省されるので、お会いします。色々勉強しておきますね。
げんママ、記憶力が悪いので、メモしておかねば・・・と思います。
でも・・・思うけど、我が家ずりばいなんてできるスペースないよ。なんせ、せまいからね。
ゆうゆうさん、ありがとうございます。
転記させて、参考にさせていただきます。
しかし、やっぱり、ゆうゆうさん、すごいです。
パソコンは将来、もし一般クラスに行く際は中学からやりますよ。情報という科目ありますから。どのみち、大概のデスクワークはパソコン必須ですから、多少は入力くらいは出来ると良いかもしれません。
スマイルゼミはタブレットなので、パソコンでないですが無線LANないと出来ないです。
ちるさん情報ありがとうございました。
自分が、日々パソコンの前にいると、なんか変な疲れがあって、たぶん、目だと思う。げんママ、ドライアイなんですよ。
たいこの達人も買ったりしてみたけど、だんだんやらなくなって、やっぱり、私自身が目が疲れるんでしょうね。
でも、これからは、パソコンで色んな開発がされるんでしょうね。
パソコンで作るフラッシュというのも作ってやってたんだけど、なんかやらなくなってしまった。とりあえず、朝起きて、エジソンの英語のフラッシュDVDとか、そういうのは、たまに使います。ありがとう
SUNSUNさん。
コメントありがとうございます。気持ちよくわかります。げんちゃんも、僕なんか生まれてこなかったらよかったんだ~・・・とか泣きわめきますよ。
あんたね。生まれたくても、生まれることができない、生きることができない国の子供たちもたくさんいるんだよ。何を甘えてるの。神様からの使命があるから生まれてるんだよ。甘えるんじゃありません!
とか、突き放します。たぶん。そういうこと言うと、ママが一番こたえるのがわかってるんだと思います。
それだけ、賢くなったってことだと思います。そこで、動じてはいけません。だってさ、生きるって、厳しいことだと思うんですよ。自分のハンディキャップは、ちゃんと克服しないとね。もし、これが、病気だったら、一生懸命、子供病院で治療と戦っている子もいるわけです。
たまたま、内臓の病気じゃなくて、脳のトラブルだっただけだと思うんです。
逃げずに戦え!
ママがげんちゃんに、望んでいることなのです。応援団もいる。技術もある。治るどころか、すばらしい未来もある。そこでがんばらずに、逃げててどうすんの?
って。負けないで。大丈夫です。
今日も、出がけに、おばあちゃんから、もう少し余裕もいるんじゃない。と言われました。
別に、遊ばせてないとかではなく、こっちもげんちゃんの手応えを見てやってるので、あんまり気にしません。
げんちゅん、確実に、他の子より、勉強するの好きですよ。だって、勉強だって、お習い事だって、楽しいことですよ。子供は、そういう物だと思う。
江戸時代、12才くらいで元服でしょ。あの頃は、今どころじゃない。子供は、しつけられ、忍耐して、たたきこまれて育ってます。
能力ありますよ。子供は。
げんママそういうスタンスです。いきすぎた、と思えば、そこで修正すればいいし。おまだけじゃない。私もがんばって、色々犠牲をささげてるんだよ。お互い様だ。と思いましょう。
算数、ほんと辟易しますよね。
でも、ゆうゆうさんの手記で、少し思ったのですが、現在のテーマを教えるのと、めちゃくちゃ基礎に戻ってやるのと、両輪でいくのがいいかな、と思いました。
昨日から、それを意識してやってます。
基礎ばかりやるのも、どうかと思うし、先にばかり進むのもどうか、と思ったので、療法を織り交ぜようと思いました。
あの手この手ですね。
ポールスミス バッグ