> 鈴木先生の個人レッスンを受けて、また少し考え方をかえて取り組んでみてます。
げんちゃんは、さまざまな遅れがありますが、やはり、もっとも深刻なのは、暗算ができない、ということでしょう。絵もだめだし、ソーシャルもだめですが、ま、のびてるのが実感できるし、それなりの、結果が出てるので、暗算ほど、頭を痛めていません。(よいわけではなく、暗算がすさまじく異常性が強い、ということです。)
1学期は、何度やっても、フラッシュしても、積み木の数で教えてみても、10玉ソロバンはじいてみても、サイコロやってみても、1の段がすらすら出てこない状態でした。
じゃあ、数量感覚がないのかな? というとそうでもなく、数の概念はやっぱりわかっているようでした。
文章題の、式は書けても、ひたすら暗算がだめなのです。夏休み、指先ができてくると、一桁計算は、指を使ってまあまあやるようになりました。何度やっても、4たす3とか、6たす3とか、即答できません。間違うときもあります。
今、学校では二けた引き算になってます。引き算は、一桁も、かなり微妙ですが、二けた足し算は、少しやりかたがわかってきてるようないないような。答えが、12くらいまでは時々自力回答することもあります。
だから、伸びてないわけではないです。が、こっちがかけてるエネルギーにしたら、やっぱり変だよね。このできなさって。という感じです。
フラッシュを、とエジソンでは言われますが、フラッシュだけでできるようになる感覚がどうしても持てないので、あれこれやってきました。
鈴木先生に、そのあたりをしっかりお聞きしました。
エジソンアインシュタインメソッドでは、高速フラッシュばかり、前面に出てくるのですが、やはり、フラッシュ以外に、あらゆる方向からやることは脳に定着させる意味で有意義のようでした。ちょっと誤解されそうな部分。フラッシュさえやれば、すべてオーケーということではないようです。(発達検査表を○にできるようにあらゆる方向からのアプローチ、+フラッシュ、サプリ。なのかな~?)
暗算ができない理由のひとつ、短期記憶、(海馬がはたしているといわれる能力)が悪い、ということがあります。鈴木先生は、短期記憶を鍛える方法もやってくれました。そもそも学校教育は、ひたすら短期記憶を養うための訓練システムといえなくもないですよね。お勉強とは、心のメモ帳にさっと書きいれ、それを何枚も作って、互いの情報をやり取りしながら、次なる理論を展開していくものといってもいいかもしれません。
短期記憶をのばすために、フラッシュカードを使って、1枚ずつを暗記させていくことを教えていただきました。私も実は同じようなことやってたのです。何枚かカードを見せて、カードの内容を覚えさせて言わせる、というようなことです。でも、先生とやり方が違うところがありました。先生は、1枚見せてかくして、当てさせます。次にもう一枚増やして、2枚をあてさせる。そうやって、彼が、言えるところの数まで、一つ一つあげていきます。
これなら、成功しやすい。つまり、必ず成功体験ができるようなシステムでやっていくことが大事なのです。
ドッツを使った計算にしても、計算の答えを、2~3枚のカードからとらせる。というようなやり方をすれば、難易度は下がります。わからなくて迷えば、あたりのカードに誘導する。なんでもないことのようですが、この成功体験というのが大事なのです。
高速フラッシュに関して言えば、やっぱり、脳の活性化にもなり、ただ覚えさせるというようなものでもないようです。
げんママが色々やってきたこと、ソロバン、ピグマリオン的な入力のしかた、どれも、脳のシナプスを作る上では、無意味ではないようです。考えてみれば、私たちでも、あることを理解するのに、まったく違った方向から、ある時すっと入ることがあります。或る時、まったく違ったことを体験したとたん、今まで、ぼんやりしたことが、すっと理解できたりします。これぞ、脳のシナプスの樹状性というか、縦横無尽さです。
でも、やっぱりフラッシュははずせないアイテムのようです。
げんちゃんは、あらゆる方向から入力されてるわけですが、成功体験をしっかり入れることをもっとしなくてはいけませんでした。難しいのを考えさせれば脳は育つのではなく、考えたくなるような状況を作ることが大切なんですね。一つをじっくりではなく、同じようなパターン問題をスムーズにこなすことで、彼は、考え、推測し、そのことによって、短期記憶、理論的思考を組み立てていく回路が、ついていくようです。つまり、彼が、成功体験の心地よさから、だんだんはまりこんで考えていくようになるシステムが、眠っていた脳本来の使い方を巡回し、目覚めさせていくわけです。
ここんとこげんちゃんは、フラッシュをして、ドリルをして計算に取り組んでいますが、この法則にしたがって、とにかくリズミカルに、正しい答えに、さっさと導いて短時間でたくさんの暗算をするようにしてます。
学校のふたけた引き算さえ、どんどん、解法を誘導して、本人がやってるというより、ママがやってるのにつきあわせるような感じの時もあります。
とにかく、楽しく集中して、脳をフルに回転させれば、シナプスが進化するのです。
昨日2週間ぶりに行った塾の個人レッスンで、「今までできなかったことが、できるようになってるものもあり、びっくりしました。」と書いてくださいました。この先生は、長期の休みになると、優秀な子供たちの、合宿やら冬期講習やらで、レッスンがお休みになります。休み明けは、ちょっと「どや~」・・・みたいな気持ちで送り出してるママです。暗算すらすらというわけではまったくないし、やれやれという日々ですが、なんとなく、進歩してるんでしょうね。
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「考えたくなるような状況」かぁ。その状況をつくるにはやはりこちらのテクニックがものをいいますね。
最近、学習系がおろそかになっています。
げんママのブログで気合を入れなければ(汗)
素晴らしい考察に、感謝感激です!!!
「楽しく学習する」のが重要だ、と分かっているのに、、、
今日は、自分のイライラのせいで「地獄の特訓〜」みたいになってしまいました(涙)。
冷静な、大人な、頑張るお母さんのブログ読むと、クールダウンできます。
ありがとう!
遊びと学習のバランスの取り方で、揺れています〜。
遅くなりましたが
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。(^-^)
成功体験の積み重ね
分かっているんですがついつい期待をのせてしまってそこが疎かになってしまいます。
それにたまに出来る簡単な事ばかりやってていいのか⁇
みたいな感情もあります。
やっぱりその辺りのバランスって難しいですねぇ(^_^;)
まぁでも
地道にやるのがきっと近道だと信じてます。
今年もお互いに頑張りましょう(^-^)
かけママ。何かに力点をおいてやってると、これがやれてない~、とか、やりたいことだけてんこもりですよね。
げんちゃんは、あいかわらず、なかなかですが、学習の習慣がついたのはたしかですね。スパルタでやってしまうときもあるしね。日々の積み重ねですね。
じゃはんさん。げんちゃんに関して言えば、足し算フラッシュはあんまりぱっとしません。フラッシュでは数量感覚ができない感じです。
フラッシュやってると、ただ、耳に残っているようなかんじててきとうにやろうとします。考えようとしない。フラッシュで足し算を入れようとすると、てきとうに、あてずっぽに答えるだけになってしまうので、他の入力方にやはり力をいれてます。
umiさん。私も、けっこうばりばり根性学習みたいな、スパルタになりますよ~。
できてきたらやっぱり期待するしね。日頃の愛情はわかってくれてると思うけど、たまに罵倒してしまうのなんか、げんちゃんの心の傷になってないといいけど・・・と思います。
まあ、打たれ強いげんちゃんです。昨日のホームスクールもやってしまった。でも、元気に学校に行ったけなげなげんちゃん。(笑)まあ、期待の愛情がだれよりまさっているから、時々なってしまうんですよね。
虎パパよくわかります。
>それにたまに出来る簡単な事ばかりやってていいのか⁇
みたいな感情もあります。
エジソンでは、フラッシュやお歌などが全面に出るけど、やっぱりあの手この手ですよね。
地道に試行錯誤してます。日々そう、試行錯誤。そうすると、前使ってた教材は、もういらなくなって次に、ということもありますね。それも、あとから気づく、というように、まったく少しずつの変化ですね。
小さな積み重ねで大きく変化させていきましょうね。今年も。よろしくです。
こんにちは、毎回とても参考になってます。 4歳ですがお勉強関係はまだまだです。日々観察して本人の興味を引いた時期を見逃さないようにして少しづつインプットしている感じです。 数量感ってホント教えるのが難しいですね^^;
健常児の子育てにも「成功体験の積み重ね」ってよく言われますよね。発達育児には必須ですね~。 地道に一歩一歩、たまに走り出して自爆しちゃいますが。
Uさん。ありがとうございます。それいいですね。カードなくても遊べますね。
やります。車の中とか。
二人以上で動物の名前を順番にいっていく。前のひとからのぶん、全部覚えて言う。言えなかったら負け。
短期記憶がやはり悪いですね。ほんと、メモ帳に書いたのなくすかんじだもの、理論構築までいけないんでしょうね。
それでも、前よりずっとましになってます。やっぱりきたえれば上昇するんだと思う。
さかさまに言葉を言わせるのも、もろ記憶いるのでさせてます。やまなし。さかさまで、しなまや・・・。これも、4文字から間違い出します。でも、昔は2文字しかすらすらできなかったので、やはり上昇です。
gurifuroママ。自爆・・・わかるわかる。私もほんとすごい炸裂です。
きっと、げんちゃんに将来言われると思う。お母さんひどいよね・・・みたいな。だから、他人も、時々参加して先生してくださるのがいいんでしょうね。
うちの学研の先生は、げんちゃん遊びに行くみたいに、嬉嬉として行きます。良いことです。
4才はげんちゃん、数を教えるのほとんど進まないように見えました。まだ他にやることあるんだ、という感じでね。
チンジンさん曰く、脳は、小脳とか延髄とか下位がができてきてから上位らしいです。げんちゃんも、運動が先だったな。~
ほんと地道ですがやれば、先にいく。そんなかんじですね。