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すごい本でした。
発達障害イコール 「発達でこぼこ + 適応障害 」・・・・発達でこぼこがある子供たちは、能力に峰と谷がある。
峰を伸ばせば、天才的な能力を発揮する未知なる可能性が秘められている。 しかし、日本の教育、とくに障害者教育のシステムは、谷を埋めようとすることに力をそそぐ。 そのため、時に、谷が、いつしか削られている。
筆者杉山登志郎さんらの著書は、大きな問題定義で始まり、峰をのばすための欧米の教育システムが日本より先進的であるか、と言うことの現実を紹介していました。
この杉山登志郎さんらの 「ギフテッド 天才の育て方」、という本は、私が手当たり次第に取り寄せた本にしては、あまりにも本質的な教えを、私に与えました。まさに、まず、すごい結論をいただいた感じです。衝撃的でもあり、大いなる希望でもありました。
もし、発達に問題をかかえた子供さんをもっていらっしゃる方や、教育現場の方、いや、普遍的にすべての人が読むべき本だと思いました。
あまりに色々教えられたので、頭がまだ整理できずにいますが、特別支援教育のありかた、また、発達でこぼこの考え方は、多かれ少なかれ、一般の教育現場にも、もっとも必要とされていることなのです。病的でないにしろ、私たちも、能力にでこぼこがあり、それらの峰をのばし、最低限、谷をうめるノウハウは、誰にも役に立つことであり、発展していけば、たとえば、老化による、能力の衰えにも応用することができうるのです。
つまり、ハンディキャップの研究は、人類の未来ににも通じる、という、かなり壮大な見方ができるということです。
そして、私における個人的な世界で見れば、げんちゃんの能力は、非常に未知数の、すばらしい可能性がある、ということでもあります。
ハンディキャップの診断が正しくできうれば、今の教育システムで、良いとされていることが、まったく効果をあげない子供たちもいて、そこを、すばやく診断し、的確な教育システムを与えることによって、世界にはばたく人材育成すら可能なのだ、ということも書いてありました。
とにかく、この本に出合えてよかった、と思える本でした。
げんちゃんは、ママのきらきらした目で、原石のように見つめられたのでした。(笑)
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