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夕暮れの公園で、お姉ちゃんとバドミントン。~は~、ラケット使えるようになったとは・・・ため息
最近、発達障害育児に取り組んで5年になって、以前よりは、発達育児の段階的なことが言葉にできるようになりました。
今の私は、げんちゃん教育を、オーケストラにたとえることが好きです。
げんちゃんが、小学校2年生くらいまでは、ひたすら、1つ1つの楽器が弾けるようにがんばらせてきました。幼児期は、まずは、運動でした。いつも感じるのは、一つ一つの段階を飛び抜かして、成長することはなく、0歳児の運動機能の子が、いきなり3歳児にはならないということでした。赤ちゃんが一番先に延ばしてくるのは、生きるために必要な感覚、運動、そういう原始的な機能です。
そこを、すっとばして、幼稚園児、小学生児に求められる知的活動など、出来るわけはないのです。言葉も同じです。食べるところが言葉より先です。離乳食のようなものしか食べられない子が、うまくしゃべれる訳はないのです。
だから、ひたすら、げんちゃんに、体を使わせ、運動、運動と追い立てていたのです。
歩くのが長くなってきたら、今度は走ることを、次は、自転車。下半身の次は上半身・・・
エジソンの鈴木先生が言う
「能力のちょっと上、ちょっと上・・・」
と、少しも休むことなくやってきました。
あまりに、厳しい私の姿を見て、親戚や、親から、げんちゃんがストレスを感じてると、バッシングを受けることもありましたが、できるだけ意に介さないようにして、やるしかありません。
だって、成長の段階を1つもオミットできないのなら、1つ1つの発達段階を、時間短縮でいくしかないじゃない!
と、私は、思っていたのです。げんちゃんの1年は、他の子の2年分・・・、そんな感じでやるんだから、げんちゃんにだって、ストレスがあって、あたりまえじゃん! 何言ってんの。ストレスなんか、織り込み済みだよ!
と、私は、心の中で絶叫してたかな~・・・
(誤解のないように書くと、私は、ばりばりさせるだけでなく、脳が、がんがん、シナプスを紡ぐので、その材料になる栄養も、サプリでがんがん与えました。体が作ろうとしてるのに、栄養が足りてなかったら、すごい無駄が生じます。もし、がんがんがんばらせるママがいたら、是非、脳が必要なものも、がんがん補って、体質も良くして下さい。腸内細菌も、吸収が良いように改善してくださいね~。酸素も必要です。ちょっとそれてすみません。)
鬼のような母に見えたこともあるでしょうね~・・・(笑)
でも、そのかいあって、げんちゃんは、ほぼ、オーケストラの楽器が、へたくそにしても、ほぼ、まあまあ弾けるようになりました。おおむね・・・ってやつですが。
今からは、オーケストラの演奏をするために、1つ1つの能力(楽器)が、コーディネートしてハーモニーを奏でなければなりません。今のげんちゃんは、まるで騒音なのです。
ソーシャルも、まだまだなのは、ソーシャルが、楽器1つ1つではなく、ハーモニーであるからなのではないかな、と考えます。
でも、ハーモニーの練習の時、私という指揮者は、げんちゃんのオーケストラの何の楽器が、足を引っ張ってるのか、見極める必要があって、ハーモニーを奏でるのがだめなのは、その他に何が必要なのか、というのを知らなければならない、と感じてます。
そこそこできてきてるのに、色んなところで、完成度がすこぶる低い、なんか、どれもばらばら、なのはなぜか。
げんちゃんが、時に必要なのは、1つ1つの楽器にもどって、もう一度レベルアップする。つまり、ステップバックです。
先日、おもしろいことがありました。げんちゃんは、勉強するときに、足を、テーブルの前の椅子に持ち上げます。お行儀悪いからやめて、と言ってもやめません。
灰谷先生に愚痴ったら、
「げんちゃん、左右の統合ができてると思ってるけど、その前の上下の統合がまだいまいちなんじゃない。頭を下にして、姿勢をキープするのって、人間はけっこう難しいんですよ。」
と言われ、上下の動きがある体の動きを練習することをアドバイスされました。
実は、なんか、バドミントンがいいかな~、と思っていたとこだったので、でっかいラケットのバドミントンを始めました。
ラケットを使ってボールを打つ操作も、最初は、ぎこちなかったけど、すっかり様になってきた頃、げんちゃんは、足を前の椅子に乗せる頻度が少なくなってきました。育ってくるステップとして、前後、上下、左右・・・でしたっけ。ピアノもけっこうひけるようになったし、ブレインジムのクロスクロールもできるから、左右もクリア、と思っていたら、そうでもないことがわかりました。
体の動きが、いまいちぎこちない、というのも、思いっきりもどって、考える。というのが良いようですね。
それから、ほんとに、久しぶりに、カモシカパズルをやりました。げんちゃんが小学校にあがって、幾度となく(ほんとに、何回させたことだろう。取り組んだピグマリオンのすぐれものパズルです。さてげんちゃんは、できたでしょうか・・・・
結論を言うと、できました。が、しかし、彼は、一生懸命考えながら、ゆっくり完成しました。
その姿を見て、思いました。他の子は、考えずに、やるだろうな~・・・・
もしかして、私たちが、簡単な計算を運動神経のようにして、考えずに答えを出しているのに対して、げんちゃんが、1つ1つ考えて、指を使いながらやってるのの違いのように、どうも、そのスタイルがちがいます。
やれやれ。自転車に乗ってスマホをいじれる人は、小脳で自転車に乗っているけど、必死で乗ってる初心者は、大脳皮質で自転車に乗ってる。
その違いなのではないか、と思いました。
もしかして、げんちゃんの「できる」、を、大脳辺縁系から、小脳に落としていくことが必要なんじゃないだろうか。ふと、そんな思いつきがよぎりました。
そうい言い方が、学問的に正しいかどうかは別として、「できる、」のできるが違うのです。
それは、自転車で言えば、反復と熟練の結果そうなっていきますから、げんちゃんも、できることでも、ひたすら反復と熟練を重ねる必要がある、という事なのだと思います。
今後のテーマだな~、と感じます。
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本当に、ためになるブログ、ありがとうございます。娘の発達障害がわかったばかりの、一年前の私に読ませたいです(その頃は、娘の事が嫌になって育児放棄寸前でした)
まずはひたすら運動頑張ります!旦那にトランポリンの購入を断られたので、旦那のベッドで今日からジャンプさせます。
質問なのですが、げんママさんは指先トレーニング、ピアノ以外で何かされていましたか?私自身が、折り紙やあやとり等、子供の頃興味なくてやっていなかったのを今すごく後悔してます…私も勉強しなきゃですね。
右手の中指と小指だけを立てて、息子に見せて真似させてみました。できませんでした。薬指と小指を立てたり、人差し指を立てたり、ひどいもんです。
メジャーな立て方は見せればすぐできるんです。ジャンケンのチョキとか、ウィッシュのポーズ(人差し指と小指)とか。でも中指と小指とか、人差し指と薬指とかの普段やらない組み合わせになると、目で見てもどれが立ってるのかよくわからないみたいです。
ボディイメージの未発達ですよね。この辺にも不器用さ改善の鍵があると考えて、毎日指立て練習をさせてみています。
Rさん
幼稚園時代の発達育児は、子どもの成長がまだまだ赤ちゃんみたいなとこばかりなので、本当に大変です。
こっちの言うことにのってこないし、指導者と指導される子、という立ち位置がまったくできないですよね。
とにかく、少しでも食いつきそうなものから、上げていく、のでいいと思います。三角を丸にする。バツはほっとく。やがて、バツが三角になります。
ビジョントレーニングは、私が思うに、目の追視くらいしかできないですよね。3~4歳くらいなら。
でも、今振り返ると、頭の骨のトラブルでそうなっているのではないか、と思うので、ソフトのトレーニングより、頭蓋仙骨みたいなハードの改善をすれば、早道のような気がしてます。
視力回復の世界に、目そのものを改善するノウハウがたくさんアップされていて、役にたちました。マッサージもそういうのを参考に考えました。ハードそのものの改善が効きやすい年齢です。運動も含めて、ハードの改善をひたすらやるのもいいですよ。
その頃から、色々取り組めたら、げんちゃんの年になったら、とっても進化してるんじゃないかな~。がんばってください!
目の検査ですが、博多でもっとも充実しているO眼科でも、せいぜい斜視くらいの診断しかつかないと思います。
でも、とりあえず、眼科でひっかかるような大きな問題がないか、調べるのはいいですよね。
小さな眼科では、もっと調べる目が粗いです。視力以外はほとんで役にたちません。
福岡なら、大島眼科にげんちゃんは連れて行きました。視機能検査士さんがいて、色々半日かかってやってくださいました。
めがね作る時に、近くの眼科で、発達障害の見え方を少し話してみたら、案の定、先生がむっとしてました。
まあ、眼科医はその程度です。視機能検査士さんの方がずいぶんましですよ。
しょうママさん
コメントありがとうございました。
げんちゃんは、指先のために、幼稚園の時に、色々やろうとしましたが、結局、腕が育って無くて、そこまでいけないとわかり、まずは、大きな筋肉からはじめました。ぶら下がることから始めました。小学校2年の時に、やや、ましになって、折り紙を始めましたがまだまだ悲惨でした。
ピアノは、細々ずっと続けてました。
とにかく、ビーズとか(大きめの)色々考えつくことをやりましたが、結局のところ、粗大運動が良くなったら、いっきに、指先が進化しました。3年の後半です。(やれやれ遅いですよね~)
でも、伸びる時は、ぐんと、一気のようでした。くいつくことしか無理なので、何でも、やりながら、食いつく物をまずは細々。粗大運動はがっちり、やったらいいと思います。ある時、花が咲くと思います。
Mさん
そうですか~、”ななめけんすい”やりたがりませんか~。
運動に関しては、げんちゃんの場合、能力に見合ったことをさせようとしてるのに、やりたがらない場合は、ほぼ、強制でした。(笑) 「あなたが選ぶ選択肢は、もともとないから!はい、やる。それだけ!」
まあ、鬼でしたね~(笑)
逆上がりも、いまだにできませんが、取り組む最初は、泣きが入ってました。とにかく、格好だけでも10回やれ、から始まりました。すごいげんちゃんのブーイングの中でやってました。
げんちゃんの幼稚園時代は、いや、今も・・・・やりたくない、とかいう選択肢は、ないかもです・・・・(汗)
あたしが、研究して、あんたのためにアレンジしてることだから、信じてやりなさい!つべこべ言うな~
怖い母親ですね~。すみません。アドバイスになってないです。きっともっと良いモチベーションの上げ方があると思います。
MTパパさん
へ~。なるほど。帰ってげんちゃんにもやってみます。模倣って、この子達下手な子多いかもしれませんね。
それこそ、固有覚の問題がひそんでいそうですね。
ネットでこんなの見つけてプリントしました。頭を整理するのによかったです
http://www.kagawa-edu.jp/takayo01/kyouikusoudan/siendayori_part3.pdf
Mさん
質問の件、サプリですが、幼稚園時代は、エジソンがアレンジしてくれてたのを飲んでました。
今は、アルファーGPC PS(ともにファミリーケアのもの)ミドリムシ、DHC,AHI両方入ったサプリ。エジソンのもの。
あと、最近また抑肝散を飲ませてます。ただ、今は、けっこう飲み忘れ多く、いいかげんです。
お金かかるので、さらにチョイスするとしたら、う~ん。アルファーGPCと、フィッシュオイル(DHC,AHI)ミドリムシかな~・・・ミドリムシは、体質改善にもよさそうで。私は、この2年飲んでて、花粉症が改善しました。ミドリムシは、栄養をおぎなうだけでなく、その成分のパロラミンが、重金属などの排出も助けます。もとはユーグレナが作ったミドリムシを、色んな形で各社出してるので、どこのものでもいいと思ってます。私が使っているのは、腸内細菌も配合してます。
Mさん
ありがとうございます。ご連絡いたします。
Rさん
ほんとがんばってますね~。
ブレインジムは、どちらかというと、すべての楽器ができてから、使うもの、と考えた方がいいかもです。それぞれの楽器を練習する段階では、感覚統合の本の方がより使える気がします。げんちゃんは、やっと今それを使う時期、という感じです。
ブレインジム、感覚統合はかぶるとこも似ていて、考え方も、同じような気がしますが、ノウハウのところになると、まだ、統合がされてない初期の段階を意識してプログラムされているのは感覚統合の方だなと思います。
ブレインジムは、そもそも、学習障害のグレーゾーン的な人のために考え出された物のようです。
感覚統合は、障害を持つ子に対してを意識してます。げんちゃんは、灰谷先生のセミナーのあと、何年も、あんまり使ってませんでした。まだ使えなかったですね。
私もそうですが、結果を早く望むあまり、ちょっと子どもを追い詰めてしまいます。
ま、いいか~、というスタンスも必要だな~、と、いつも思います。
まだ、3歳だから、すごく将来が期待できます。お互い、がんばるとこと、抜くところ、がんばりましょう。私も、仕事があるのが、幸いしてる、ところが多いです。
みかんママさん
まったくその通り。時間がとにかく足りません。
私の理想は、学校で、もっとばりばり運動をやらせてくれること・・・運動、学習、ピアノ・・・・げんちゃんも、ある意味普通の子より、すごくタフな暮らしをしてます。
つい、睡眠が削られたりもします。もうちょっとして寝よ!とかね。
どうしたものですかね~。運動が足りないな~と思っていて、サッカーをもうひとこま受けられないかと、同じ先生がもう1つの違うグランドでもってるクラスを見に行ったら、上級者クラスだったので、だめか~と思ってたら、その帰り、横で野球やってました。たまたまお友達が入ってて、聞いたら、できない子でも底上げしてくれるような、ゆるいペースらしく、体験することにしました。
もち、げんちゃんは、いやだ~と言ってました。
まあ、体験だけしてごらん、と言ってます。
友達と遊ぶのもほんとに必要です。日曜日、教会で、いつも、小さな子と遊んでますが、同級生は、めったに遊べません。
近くにもいないし。だいたい、みんなお稽古後ととかで、忙しいですよね。
3年からは、同級生の友達が遊びに来ることはほとんどなくなってるので、お稽古後との妨害はないのですが、もし、お誘いがあったら、その日は、休ませる・・・でいいのかな、と思ってます。
GWはいとこと遊ぶのを楽しみにしまくってますよ。
Eさん
是非行かれて下さい。連絡してみて下さい!
そうですか~。今大変な毎日を送られていますね。
でも、げんちゃんより取り組める年齢も早いし、絶対大丈夫です。発達育児を趣味にして、研究と取り組み、がんばってください。
成果が出ると楽しいです。げんママも日々、あれこれやっては撃沈し、またあの手この手考えて取り組む・・・その日々です。まだまだぜんぜん改善してないと思うのですが、やっぱり、冷静に見ればすごい改善してます。
人とくらべていいですよ。私なんてしょっちゅうくらべてますよ~。比べた上で、戦略を立てて、取り組んで行けば大丈夫です。
将来を悲観・・・というのもわかります。でも、この子達は、周りをごぼう抜きして、オンリーワンになることもあります。私は、その確率に疑うことなくかけてますよ~。
そんなことあれば、めちゃ面白いです。悲観して、じっとしているのは最悪です。悲観しながらでも、日々、突き進みましょう!がんばって。彼らは、神様からのおもろい預かり物です。
たぶん、どこかに秘密のスイッチありますから~。
こんにちは、ブログ拝見しました。医療系とか研究系の人は時間感覚24時間ではない人多いですね、自分中心で待たされるの無理とか。
私は時計を20分早めています、しかし定型から見ると段取り悪いかも、何が重要かは本人が決めるので。
まずげんちゃんの遣りたいとこを先にさして
そして用件を伝える、勿論げんままさんの事ですから
先に行程を伝えるはやっておられると思います。
自転車の件はきっとげんままさんが怒ってたから
そっちにアテンションがいって、げんちゃんの中で
指示に従うのに時間がかかったのではと思います。
私は怒られたり、バカされると執拗に意地になることが多いので。伝え方を少し変えてみて下さい。
あくまでも私の私見ですけど。
無くて七癖さん
いつもいつも、すごく、すとんと納得できるコメントありがとうございます。確かに、親子で、私は怒る、子どもは、どつぼる・・・みたいな負の修羅場が多いですね~(汗)
翌日になって、仕切り直ししたらすっとできたりします。
先にやりたいことをさせる。これが小学校になるとなかなか難しくて、させてると、タイムアウトになっちゃって、今日はできませんでした~となったりする。
幼稚園時代は、けっこう時間がのんびりですが、普通の子でも、小学生は時間に追われます。
私が変なのと思うのは、ここで、そんなことをすると、あと修羅場が待ってるでしょ。って同じ事をくりかえしても、ず~っとぐずぐずしたりするとこなんですよね。
毎回毎回おなじことのくりかえし。こっちが、やさしく言ってるうちは、決して動かず、いつものパターンまで持ち込みます。
ほとほとどうしたものか、と思います。
でも、行動原理を教えていただいたので、今度から、そういう視点も入れて見てみます。ありがとうございます。