ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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自分の立ち位置をしっかり把握させることは、とても大切

 > 高等特別支援学校三年生の発達君のママと話しました。

彼は、福岡の、職業訓練に特化した学校に行っています。

(軽度の知的障がいのある高校生段階の生徒たちの学校です。職業的自立を目指した教育を行っていて、高校ではなく、高等特別支援学校です。)

彼は、この春、就職です。コロナで、募集が少なかった(障害者枠)ので心配しましたが、スーパーに就職が決まったようです。4月から使用期間ということで、まずは一日5時間程度の労働から始められるそうです。

たぶん、その時間を超えると、会社側も、社会保険などをつけてあげなくてはならず、福利厚生費を最低限にしたいのではないでしょうか。(バイト待遇ですね。)
また、それだけではなく、障害のあるお子さんなので、長時間拘束も心配ですから、もちろん配慮もあるのかもしれません。

でもとにかく、彼は、今春社会に出ます。

親ごさんとしては、もっとばっちり正社員と言う感じの、安定した身分がほしかったかもしれません。しかし、ママは、社会に出る足掛かりができただけでも、よしとして送り出すつもりのようです。

そんな中で、彼女からこんな話を聞きました。

学校の同級生たちの多くに、
「なぜ、自分は、障害者枠などという理不尽なポジションで就職しないといけないんだ!」

と憤慨して、就職をさける子がけっこういるらしいです。彼らは、決して、普通の就職枠で、そん色なく働ける能力があるわけではありません。知的なものは、比較的高い子もいるでしょうが、ばりっと最初から普通でいけるんなら、そもそも、そういう学校には行ってないと思います。


しかし、自分の立ち位置というものを、平気で勘違いしている子がたくさんいる、と彼女は言うのです。

彼女の主張をそのまま書けば、そういうお子さんの親に限って、子供をとても甘やかせている、といいます。小中、あるいは、中学から支援クラスに所属してきたような子のはずですが、それでも、自分の立ち位置をはるか高いところにおいて、自分には、普通の待遇がふさわしいのに、と思っているというのです。

ちょっと、私はびっくりしてしまいました。
そういうお子さんは、就職をさけ、専門学校に進んだりする子もいるそうです。彼らは、その分野を勉強したいから、というのではなく、社会に出たくないから、と言う理由が主で進学を決めているそうです。(もちろん、進学が悪いわけではありません。)
しかし、もし、彼らが普通の職を得てついたとしても、自分の立ち位置の把握と、実際の能力の乖離ゆえに、つとまらないだろう、と彼女は言っていました。

なんか、考えさせられてしまいます。障害を持つお子さんは、謙虚に自分の能力を把握し、立ち位置の誤認さえしていなかったら、案外、素敵な子になる可能性も高いです。自分の立ち位置ゆえに、もっとがんばろう、という前向きさが全面にでているような子は、普通の人より、輝いたりしてるかもしれません。

しかし、その真っ逆さまだったら、ほんとに大変だな~と思いました。
何もできないのに、プライドだけ高い。みんなにお世話になっていることも、まったく意に介さない。・・・やれやれ、わが子なら、最悪の成長スタイル!!

でも、そういうお子さんがけっこう多いというのでびっくりします。


 げんちゃんも、ここんとこ、彼の立ち位置の修正に必死こいていました。げんちゃんは、昔より、ずいぶんできることも増えてきたので、平気で、自分を高いところ(自分は結構普通なんだよ。)においてしまっていて、本気でがんばる、と言う気持ちをぜんぜん出していませんでした。

表面では、がんばらないと、と思っているようですが、心の底では、逃げる気持ちがぬぐえず、ま、これくらいでいいだろう、と、上手に、本気モードを回避していました。外側を適当に作っていれば、自分はできるということなんだ、なんて、自己都合の理論を展開していました。

私はあきれ果て、そこを修正するために、ほんとにエネルギーをついやしていたこの頃・・・

立ち位置感覚、(自分は、できないことだらけで、必死で努力すべきだという認識)は、しっかり正しくつけなくてはならない。
都合の良い時だけ、自分は普通、と、プライドをふくらませる。
そして、都合が悪くなると、障害児、というのを前面に逃げる。長いこと、げんちゃんを通して彼らを見ていると、そういうずるい使い分けが見透かされることがあります。

友達のママが、甘やかしている・・・と表現した親御さんは、子供に、ずるい使い分けを、図らずして、許してしまう結果になってしまったのかもしれません。

げんちゃんのような子であれば、相当なエネルギーを使って、圧をかけ続けないと、立ち位置認識の誤認は、なかなか改められませんから、親ごさんのせいだけでもないかもしれませんけどね~・・・

考えさせられるできごとでした。

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  1. robo_223 より:

    本当に考えさせられる記事でした。ありがとうございます。

    私も実は立ち位置の把握について考えるところがありまして、その内容に関連しています。

    例えば、クローズドで健常者の方々と全く同じ働き方をする人や障害者枠で健常者の中に入って就労する人は自分の現実や立ち位置を完全に把握し、自分の課題を自ら補う力が必要です。

    しかし、今回紹介して下さった方のように時短の障害者枠で働いたり、特例子会社や就労移行支援施設で働く場合は、どこまで自分の立ち位置を把握しているべきかという点です。もちろん万能感などを持ってはいけないし、自己過信などがあっては、職場でスタッフの指示に従って働くことは出来ませんので、ある程度の自己認識が必要でしょう。

    しかし、親御さんの中には現実をそのまま認識させることを躊躇する場合もあるだろうなと思います。自分は今出来ないことだらけの存在だけれども、頑張ればある程度何でもできて健常者と肩を並べて働ける!と思うのはいいのですが、なかなかそれが叶わぬ現実がありますので、そのように考えさせるのも躊躇しますし、かといって、色々出来ないから一生謙虚に周囲の指示に従っていなければならないと考えさせるのも躊躇すると思います。本当に難しいと常々感じているところです。

    ただ、私の場合は、結局、どんな場合でも現実をそのまま把握させるようにする方です。私自身がなるべく現実に対して脚色なく把握したいタイプですし、roboもそれに耐え得るタイプだからです。

    しかし、親御さんやお子さんによっては、それが辛そうな感じの方もいらっしゃるので、考えてしまいますね。 2

  2. robo_223 より:

    でも、げんちゃんママさんがおっしゃる通り、自分の立ち位置をしっかり把握し、謙虚さを身につければ、魅力的な人になれるというのは、本当にそうだと感じます。やはり、そうであってほしいですよね。全くの共感です。 2

  3. nikon_leica より:

    お知り合いの方のお子さんの就職。
    現在のコロナの状況も踏まえますと、たとえバイト待遇であっても就職内定は親御さんも安心されたのではないでしょうか。おめでとうございます。
    「社会に出る足掛かりができただけでも、よし」と前向きなお考えも素敵で、これから更に一歩前進されるであろうことが伝わってきました。

    自分の立ち位置問題。
    丁度今、杉山登志郎という方の著書「発達障害の子どもたち」という本を手に入れ、読んでいます(会社の近くに日本語の中古本屋があります)。
    その中でも書かれていた問題で、私自身もとても気になっておりました。
    そして、お子さん自身で今の自分を理解する事の難しさを想像していました。
    我が子はまだ、自分、他の人、という世界そのものが理解できていないのですが、将来この問題に陥らないようにしなければと考えてたところに今回の記事。

    「親御さんは、子供に、ずるい使い分けを、図らずして、許してしまう結果」という一文が胸に刺さり、このような結果にならないように、と心引き締まる思いがしました。 1

  4. 夏みかん より:

    大変参考になるお話しをありがとうございます。

    そういえば息子にずっと何年も一般的な感覚や価値観はこう、あなたの感覚や価値観は一般的なものからズレている、歪んでいるということを話してきました。特に去年の前半は今までで1番多く伝え、指摘をしてきました。
    それが去年の後半から急に社会性の育ちが出てきたと感じられ、それが年を明ける頃には確実に今、社会性の成長期に入った!と確信が持てるような状態がみられています。通級の先生も全く同じことを同時期に感じておりました。
    でも何が成長に繋がったのかあやふやで捉え切れていなかったのですが、げんちゃんママさんのお話しで腑に落ちました。立ち位置を把握しつつあるのだと思います。今後も立ち位置を見据えて関わりを続けていきたいです。ありがとうございます。

    げんちゃんの逃げの話から、ふと、シュタイナー 教育の気質の話を思い出しました。人間には4つの気質があってどれか1つが強く出ているらしいですが、それぞれ問題解決法が違うんだそうです。
    逃げる、戦う、納得する…あと1つ守るだったかな、状況によって変化はあるもののそのどれかで解決する傾向を生まれつき持っているという話でした。シュタイナー の気質から見たら逃げるを選択しやすい気質なのかもしれませんね。
    私は間違いなく納得するを選択するタイプだなーと思いました。

  5. ゆうママ より:

    とても考えさせられる記事でした。
    今まではとりあえず高校に進学させることに焦点をあててきてしまいました。冷静に考えてみると、なかなかやばい状況かもしれないと思いました。
    息子は周りにお膳立てしてもらうことに慣れてしまってるような気がします。
    コメント欄に書かれた「親御さんは、子供に、ずるい使い分けを、図らずして、許してしまう結果」にもドキッとしました。息子は勉強を自分のためではなく、私に言われるからやってやってると思いながら勉強をしていたような気がします。
    そしてシュタイナー教育の問題解決の仕方、息子も間違いなく「逃げる」です。
    息子は立ち位置を意識してるのかな?ぼくはみんなに可愛がられて助けてもらえる立場だと思ってるような…。振り返ってみると、先回りして手取り足取り甘やかしてきたのだと思います。今まだのやり方ではダメだなぁと思います。難しいです。

  6. glow-gen より:

    ロボママさん
    ロボママさんの現実をそのまま認識させる、ということは、私も同じです。
    小さなころから、カミングアウトなどという言葉は我が家にはなかったです。
    「そういうところが発達障害と言われるところだよ。」なんていう厳しい言葉をかけていました。げんちゃんと言う子は、このようにかなり厳しく自分の現実をつきつけても、自分は、大丈夫。関係ない、と平気で捨ててしまうような子なので、対等に扱ったりしたら、おそろしいことになりますから。
     だから、まわりには、厳しい母親と思われたと思います。しかし、立ち位置認識をすぐに、勘違いして、誰よりも高いところに行ってしまうのでしかたありません。
     この立ち位置をしっかり把握させる、ということはほんとに大事です。ロボ君のすばらしいとおもうところは、自分の立ち位置をしっかり把握できるとこです。
    げんちゃんは、まだまだ私たちの圧がないとするするとタコのようにあがっていってしまいます。

  7. glow-gen より:

    Naoさん
    杉山登志郎先生。
    そうですか~。私にとって初期のエポックになった本の作者です。彼の本は、とても参考になるし、励ましももらえますよね~。そちらの古本屋さんにあってよかったですね。世界的にも知られている人かもしれませんがどうなのでしょうね~。
    太陽君は、自分と他人の境もまだなのでしょうか。げんちゃんも、ずっとそうでしたから。今は、少しよくなっていますが、自分を自分事ととらえないところはまだ完全ではないです。自分の思いを、まあいいか、と放棄するところがあって、ゼロ点から修正してやらねばならないところがあります。

    自分のことを正確に把握するのではなく、自己都合の調子のよい世界にいて、都合よくいろんなことをとらえていたりします。その修正には手を焼きます。

    調教するような立ち位置というのが、げんちゃんには、合っていて、それくらい落としてやって、やっと、自分を見ようかな~というありさま。
    げんちゃんの特殊性です。成長も見られているので、精神的には一から普通の人のようなことを教えて行くのですが、その過程で、自分の立ち位置どこにおいているの? とあきれることもしばしばです。

    普通のお子さんのように、あたりまえなことを感じ取りにくいげんちゃんは、立ち位置を正しくとらえることは、自力では無理なのかもしれませんね~。 1

  8. glow-gen より:

    夏みかんさん
    >一般的な感覚や価値観はこう、あなたの感覚や価値観は一般的なものからズレている、歪んでいるということを話してきました。

    ほんと、これ大事ですよね。発達の子に、発達の親、という組み合わせが世間にもあって、その場合、親にそれができないので苦しいですよね。とても深刻な状況が生まれることが想像できます。
     発達障害のわが子を育てるには、しっかりとした価値認識を持つ必要があるな、とかねがね思っていました。つまりは、こういうことなんでしょうね。言葉にできたような気がします。

     子供も親も、自分がこの世で修行する使命を持っていると思います。自分のぶんはしっかり自分で担わないといけません。たとえ、子供であっても、人の分は担えません。
     だからこそ、自分を自分が知る、立ち位置をわきまえる。ここからしかスタートできないのかもしれませんね。
     お子さんは、ママの働きかけで、少しずつ動き出せているのですね。賢いお子さんですから、納得すればすすめるのでしょうね。
    げんちゃんは、間違いなく逃げるです。あるいは、捨てるです。自分事も他人ごとです。

    難易度は、捨てる・・・と言うのが最も難しいように思います。ないものをもう一度拾ってきて、与えないといけない。自分が自分を捨てることはできないんだ。これは、S先生にたまに、言われている言葉です。
    自分の魂さえつかもうとしないのなら、幽霊とおなじでしょうからね~。そもそも人間の根源からげんちゃんは、ずれている子なんだと思います。
     まあ、よくやってきたな、と思います。納得させる、のかなり前にいますからね~。笑 2

  9. glow-gen より:

    ゆうママさん
    とにかく学校生活をなんとか送らせるには、どうしてもサポートもしてやらないといけないし、オミットさせてやったりすることもある。
    そういうことが、普通の子なら、自分ができないので、そうしてもらってる、と把握できるのでしょうが、げんちゃんは、ひたすらあたりまえ、となり、依存、ずる、などの温床になります。
     私はかなり厳しいですが、それでも、依存していると思われます。
     私は、仕事があまりに忙しく、げんちゃんにかまっていられないので、物理的に、ヤツと距離ができます。
    でも、ママが、しっかりそばにいることができるお子さんは、距離が縮まってしまうことも多いかもしれませんね。

    ちょうどよい距離、突き放すところ。担わせるところ・・・そのあたりの兼ね合いは、時々自分で冷静に見つめないといけないのかもしれませんね~。
    考えてみると、私は、仕事場がそういう場所になっているのかもしれないな~と思います。もっとかかわりたい、という思いが果たせないのがいいような悪いような・・・
     高校になったら、どのようにかかわるのか、ちょっとぼんやり考えたりしてますが、実際通いださないと、わからない部分も多いです。

    ほんと、第三ラウンド・・・みたいな感じですよ~。頑張りましょう。

  10. とんまま より:

    こんにちは。

    「なぜ、自分は、障害者枠などという理不尽なポジションで就職しないといけないんだ!」
    と思う子が多いのですか。
    びっくりしました。
    知的なものが比較的高いが故の結果ですかね。
    自分は支援クラスだけど、結構できると。
    親も親で同様に。
    それが親子揃って間違った方に立ち位置を把握してしまったという…
    正しく立ち位置を捉えるには、親がしっかり現状を把握し、幼少期からの積み重ねですね。

    とんちゃんは立ち位置すら(高くとも低くとも)把握できていませんね。
    でも都合が悪かったり、無理だと思うとすぐ逃げますが。

    本当に考えさせられますね。
    今後、我が家もこの問題は大きくのしかかります。

    お友達のママさんの気持ち、わかります。
    このご時世、働くところがあるというだけでもありがたいですものね。
    このママさんのお子さんなら、間違った立ち位置など取っていないでしょうから、謙虚にコツコツ働くことが出来そうですね。
    あとは、よき理解者が職場におられるとよいのですが…

  11. glow-gen より:

    とんままさん
    立ち位置難しいですよ。このブログの彼も、ばっちりわかっているとは思えなくて、妹や弟がいるんですが、けっこう偉そうなんです。
    それで、あるとき、ママに
    兄弟に偉そうにしたらしっかり矯めておかないと、将来、この子のめんどうをみるのは下の兄弟なんだから、と言いました。
    とくに一番上が、発達のお子さんだと、下の兄弟になんか勘違いした態度をとることが多いので、しっかり立ち位置を彼らの下においておかないと、大きくなってとんでもないことになります。
     うちは、お姉ちゃんには絶対服従です。

    手に負えなくなった発達の兄弟が、他の兄弟に迷惑をかけまくることは、世間でもよくあることです。

    発達障害が、常識感がつきにくい精神疾患だと考えておく方がまちがいないな、と私は思っています。
    克服できれば、ユニークで素敵な人に育つ可能性もあるけれど、できなければ、家族に迷惑をかけまくる、心配の種になりますからね~・・・

  12. まーま より:

    そうなんですよね、立場を全く理解していない、分かります。

    うちの母は健康のためにプールへ行ってるんですが、そこで支援学校の生徒と支援員とよく遭遇するらしいです。
    母がジャグジーにいると
    「そこ、どいてもらえますか?この子(生徒)そこじゃないと機嫌悪いんですよ」
    と支援員は言い、母は足が悪いので移動に時間がかかっていたら、生徒は早くどけよと言わんばかりの顔。
    さらに支援員は
    「私の付き添いの時はこの子大人しいでしょ?」と誇らしげだったそうです。

    その話をした時に母は
    「自分を特権階級か何かと勘違いしてるんじゃないの?本当に腹立たしいわ。我慢というものを教える気がないのね!」
    更に
    「Aちゃん(私の娘)とその子、昔は同じくらいの程度の障害かしら?と思っていたけど、今や Aちゃん、かなりまともだもの。全然違うわ。一生懸命改善して良かったわね~。逆にその子はどんどん酷くなってるみたい。」
    と言ってました。

    実際にその生徒や支援員に会ったことはないですが、障害だからと改善しようと努力しなければこんな風になることもあるんだと思い、ゾッとしました。

  13. glow-gen より:

    Mさん
    おっしゃる通り。
    支援の先生方は、支援学級の子をおもりしているような感じの人が多いです。そうすると、思春期がきて手が付けられない悪ガキとなることがあります。
    そうなれば、もう、絶対に社会に出せないし、かこっていて、やばいことしないように見張るしかない、そういった感じを受ける人がいます。たしかに。
    それと、意識障害である発達障害は、自分の世界観を作り、それを常識と勘違いしてしまうので、サイコパスになっていく可能性が、普通の人より高いと思っています。
     それをふせぐためにも、普通の子に教えるより、増幅した強さで、立ち位置をしっかり教えて行くことが大事だと思っています。
    とくに、げんちゃんは、自分の世界で、自分は大丈夫、えらい、くらいの感覚が強い子なので、もう、死に物狂いで、修正しなければなりません。周りの人から、どう思われようと、厳しい母親とか鬼母とか言われることがあっても、がんとして、正しいことを入れ続けないといけない、と思っています。
     おばあちゃんが、ただ甘やかせるだけなので、今は出入り禁止。そういうことまで徹底することが必要だと感じてやっているのですが、普通の人からは理解できないことだと思います。
    発達育児は、ほんとに孤独になりやすいと思います。 1

  14. みっちゃん より:

    はじめまして。
    三年ほど前から読ませていただいております。
    げんちゃんママさんは、沢山の知識、経験を総動員させていつも「意識を入れる」に重きを置いておられてました。私は、その意味をなんとなくで捉えていましたが、自身の意識と他人が持つ意識との乖離を知る、修正するという事だったんですね。
    我が子は現在中学2年、私立中学を2ヶ月で退学。
    情緒級のある学区外へ通っています。
    我が子の乖離はひどいです。幼少より厳しく言い伝えてきました。が、何も届かないのです。私は疲れてしまいました。思春期でより一層、げんちゃんとげんちゃんママのような指導が通るとは思えない状況です。やはり、げんちゃんにも明らかな程のママの努力、実力を兼ね備えているのもあると思います。私は、ずっと主婦でなにもキャリアがなく、なにもしていないおばさんとしか、息子には見えないのでしょう。

    我が子は、癇癪を起こします。家財めちゃくちゃにされるとか、私に日常的に暴力を振るうなどがそれほど顕著ではありませんが、年に1、2回ほど。
    ですが、その1.2回に抑えるための向き合い方ではなかったか…と気が沈んでいます。
    5年生まで、私はオリジナルの自主学習を毎日作り、書くのが極端に苦手な息子に最小限の「書く」で済むように工夫しながら夜中1人の時間に作成して丸付けして…と取り組んできましたが、事故で入院する事になり、そのホームワークは途絶えました。何より誰にも評価されるどころか「伸び伸びさせてない」という雰囲気、本人が何より喜んでいる様子…
    ぷつん、と放棄してしまいました。
    それから、いっさいの漢字を書けなく、書かなくなりました。
    気に入らなけば癇癪。あまりにも目に余るので指導で癇癪。でも、成績が普通なので高等支援学校に入れないらしいのです。普通に受験をするつもりでいます。ただただ未来が恐ろしく、どう責任をとったら良いのだろう…と眠れない日もあります。

  15. glow-gen より:

    Mさん
    状況想像できます、
    思春期の暴走、親を親とも思わない行動、たまには暴力さえ・・・
    そういう状況は、発達障害のお子さんの家庭では、起こりうるものだと思います。げんちゃんを見ていて、この子は心がもともと狂っている・・・と思ってきました。
     普通の人のような感じ方ができません。げんちゃんは、私が死んでも泣かないだろうな、と思っていました。
     やっと最近では泣くかな・・・と思うようになりました。
    でもそれだって、娘に感じるものより弱いです。
     発達障害という障害は、肉体の障害に匹敵する障害と思っています。ときに、肉体の障害があって、心はしっかり普通の子たちより、むしろ厄介だ、と思います。
     人として大切な魂が障害を受けているんじゃないか、と感じるからです。私は、げんちゃんに対して、絶対に引きません。でもその私が、ほんとに手を焼いていますから、しょうしょうのママでも、彼らを矯めていくのは厄介です。
     まして、学習もできているということならなおさらです。
    げんちゃんの場合は、バランスよくあほなので、よくある知能の高いサイコパス風ではありませんが、そういう種は十分かんじます。
     私の場合、ラッキーなことに、S先生やK先生という大きな助っ人がいたので、ここまで来れていると思っています。
     私一人だったら、母や姑にも理解されず、ただ厳しいと言われ、夫も手伝わず、一人孤独に行き詰っていたでしょう。
     ほんとそれほど、困難ですよ。
    もし、簡単に乗り越えられた感がある人は、お子さんのタイプが全く違うと思います。
     でも、人間としての部分がある程度でき上る18歳までが勝負だと思います。彼らを、的確に指導できる人は、私は今までS先生しか出会っていません。本質を見抜き、それに対して、力をもって対処してくれる人といっしょに、なんとかお子さんの癇癪やわがままをしっかり教育できたらいいですね。
     そういえば、げんちゃんが小さいころ、私が入院したことがありました。もちろん、げんちゃんは、特に何も感じないようでした。ふつうは、ママを恋しがったりしますよね。だから、げんちゃんと心の交流をした感触がない親子関係でした。わが子でありながら、猫や犬の方が交流している感がありました。 1

  16. glow-gen より:

    Mさん
    一度精神病院に入院させるのはいいです。精神科に連れていくのもいいです。
    げんちゃん、何回か、中2の時、玄関先まで連れていきました。げんちゃんはあばれるとかそういう派手なことはしませんが、自分がおかしいと思っていないので、立ち位置を教えるためにです。
     しかし、それも、精神科の先生が、演出をしっかりしてくれないと目的を果たせません。今のところ、知り合いの精神科医がいないので、うまく演出ができないので、玄関先までです。自分は、くるっている、って、自覚をさせるのが目的です。
     精神科の先生が
    「君は、おかしいよ!」
    と言ってくれたらいいのですが、またまた理解を示されたり、甘やかされたりしたら大変です。とにかく、
    「お前はおかしいぞ!」と、彼に入る伝え方をしっかりできる誰かをたくさん集めるしかありません。チームを組んで、自覚を少しずつ促す。何度も何度も繰り返し働き掛けるしかない。

    ママだけが示しても聞かなくても、たくさんの方向から言われたら、少しは自分を顧みることができるはずです。
     でも、最悪のときは、S先生に指導してもらうのがいいかもしれません。私も、げんちゃんがあまりにひどいので、小6でヘルプミーでした~。きっと同じ思いをしていらっしゃるママいます。 1

  17. glow-gen より:

    Mさん
    深刻ですね。
    ご主人は、自分のプライドを捨てきれないと見ました。
    プライドが邪魔をして、ものごとの表面しかとらえられないのでしょう。本質を見れない。そうなると、価値観がずれますね。
    そのご主人とともにやっていくのは、ほんとに大変ですね。おつらいでしょうね。同情いたします。

    それから、前回書いておられた、意識のことですが、
    >自身の意識と他人が持つ意識との乖離を知る、修正するという事だったんですね。
    意識とは、自分そのものです。一言で言えないのですが、難しいですよね。
    でも、まともな人の自己意識とは、確かに乖離がありますから、違うと言えば違います。意識が高い人というのは、本質を捉えようとする心の思いが強い、と言えます。
    自分の感覚、思い、まわりの状況、それらを感じ、考える、そういう自己そのものでしょうか。その意識がぼけていたり、捉えようとする思いがなかったり、感情だけで、動物のように動いていたりすると、それらは、すべて意識障害につながるということです。
     例に出すと、意識の出方で、いくつかのパターンにわけられるかもしれません。もちろん、外側からの分類にしかすぎませんが。

    1・インプットを無視する。(心が動かない)
    2・過剰に反応して、ずれた行動につながる
    3・インプットは感じるけど、それを追及しない

    外から見たら、これくらいの区別しかできませんが、その後ろに、心の深い作用があるのでしょうね~。

    お子さんは、過剰にとらえて、ずれた判断になる、というところでしょうか。
    情緒が安定していないと、さらに大変なのかもしれません。
    このまま改善していかねば、薬でおさえて、外に害をおよぼさないように、という手段しかないかもしれません。
    でもそれなら、根本解決になりませんよね。
    ほんとは、家族みんなで同じ認識をもって取り組みたいですね。
    家族というものは、一人一人の魂をせいちょうさせるためにみがきあっていくために集まっているんだとか、S先生が言ってました。魂におよんでは、学歴など、まったく関係ありません。正しく生きる、と言うポイントにしぼって、家族がいっちできたらいいですよね。

    1

  18. glow-gen より:

    Mさん
    げんちゃんの意識障害は、発達障害の中でも、重症です。
    自分の世界観が強くて、自分で勝手に、物事を都合よく書き換えます。
    だから、自分をメタ認知してあとから反省することは、まだまだ苦手です。気の遠くなるような反復を続けたり、K先生とS先生に導いてもらったりしながら、やっと、外側だけは、前向きに作っているげんちゃんになったという感じです。
     ゲンちゃんと言う子は、ぼ~っとして、すべて、俺には関係ない、という高慢な気持ちを持っていますが、外側は、一見穏やかです。彼の長所は、激昂したしたことがない、ということでしょうか。自分の気持ちすら捨てているような子なので、怒るということがあれば、私たちは、むしろ大喜びしたかもしれません。

    お子さんは、激昂してしまうということで、ママの大変さは計り知れませんね。しかし、それは、自分というものの認識力も高いということだと思います。彼が、自分はこれではまずい、と改心したときは、向上するのも早いのかもしれません。
    しかし、ママ一人ではなかなか大変すぎますよね。
    良い協力者がいらっしゃるといいですね。
    しらね~、と言っても、他人なら、少しは耳を貸すでしょうから。でも、ママが、開き直って、がんばっていらっしゃるので、きっと協力者が出てくると思います。ご家族も、他人から、指導してもらったほうが、協力者になりやすいですよね。あきらめず、チャンスを拾いながら、こつこつがんばっていきましょうね~。
    1

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