>そろそろ、夏休みの終わりが迫ってきました。私も、少し夏ばてぎみか、体がなんとなくだるい。夏は、すごいエネルギーを持って日本列島を駆け抜けていきます。
げんちゃんの、今年の夏は、ほんとに、今までの夏とは違ってました。
算数ができない、とか、字が汚いとか、細部にわたれば、問題だらけなのですが、ざっくり見れば、彼は、子どもから少年になり、私の囲いの中から、少しずつ飛びだそうとしているようです。5年のある時あたりから感じ続けていた、ある停滞感・・・・げんちゃんの意識レベルがどうしても上がらない・・・そういう問題に、少しずつ新しい局面が出てきたように感じています。
知り合いのご主人で、セラピストをされている方がいます。げんちゃんのことにずっと関心をもってくださって、時々、友人として、げんちゃんをみて下さったり、アドバイスしてくださったりしていました。
でも、とっても個性的な方で、ちょっと、上から指導する、という感じなので、お話を伺うには、けっこう覚悟がいります。でも、たまに、的確なことを言われたりして、参考にすることもよくありました。
彼は、独自の方法で、ひきこもりの方や、精神疾患の方などを改善させている、という話だけは聞いていました。長年家族ぐるみでおつきあいしていると、とても良い方ということもわかりました。ま、個性的なことにはかわりないけど・・・・・・
たぶん、彼はげんちゃんたち側にいる、というか、右脳タイプの天才肌なのでしょう。凡人の肌合いとは違うだけなのね、と、最近は理解するようになりました。、
私が、げんちゃんの、突き抜けない意識について、悩んでいると話すと、自分がやってみましょうか、ということになりました。
まあ、素性はわかっているし、断る理由もないし、今は、彼のようなプロにまかせてみるのもいいかも、と思い始めていたので、思い切って、お願いすることになりました。
彼の計画書が来ました。
「二泊三日、イルカによるアクティビティーと、メンタル指導」
ということのようです。ほう! それはおもしろい。オフィスでセラピーするのではなく、その人の状態に会わせ、日にちをきめて、合宿のようなことをして、その間、ずっとマンツーでクライアントにかかわるのが、彼のやり方みたいです。旅費、およびセラピー料・・・イルカ施設費、なかなかの金額です。ちょっと悩みますが、そこまで、がっつりかかわってくれる他人というのも、そうそういないよな~・・・と思います。この夏の、メインイベントです。
ということで、今朝、二人は出発しました。げんちゃんは、彼になついているし、イルカと聞いて、うきうきとでかけていきました。
イルカ・・日南・・・ええな~・・・あたしも行きたいよ! 前日は、意識が飛びながらも、げんちゃんは、自分でなんとか用意しました。もちろん、私が横からアドバイスしました。ぐちゃぐちゃに入れてたり、時間がかかりまくったり、完璧とは言い難いけど、秋の修学旅行は、大丈夫だよね、と思わせるものがあります。
イルカイルカ・・・「広汎性発達障害とイルカ介在療法」論文や、イルカセラピーのホームページの写しなどを置きみやげに、彼はげんちゃんを連れて行ってしまいました。
私は、今日から、普段出来ない仕事の段取りをこなしながら、げんちゃんのいない開放感を味わってます。
そして、夜、電話がかかり、彼は、今日の道中でのげんちゃんの様子などを報告してくれて、最後に、すごくおもしろいことを言ってました。
「ママ、げんちゃんすごいよ。僕が彼を解放してあげてるので、すごいことがおこっているよ。8時半から1時間半、彼は、作文に没頭して、原稿用紙3枚いっきに仕上げてしまったんだよ。ぼくも、そこまですごいことがおこるとはおもわなかったね。日頃の抑圧が一切無いから、今日はチックもほとんどおこってないですよ。」
なんか、私が、よっぽどげんちゃんを抑圧してるみたいじゃない。もう!
ま、それはおいといて、確かに、彼の手法は的確みたいで、げんちゃんは、のびのびと、旅行中色んな輝きを見せているようでした。
なるほど、セラピストと言っても、精神科の先生みたいに、オフィスでカウンセリングするだけじゃそうそう、こういうことはおこらないのでしょうね。彼が、いっしょにげんちゃんと旅をして、その中で、げんちゃんの内面をどんどん出していく、なんて、確かに、あまり、普通のセラピストのやり方にはないようです。
明日は、いよいよイルカといっしょに泳ぐみたいです。どんなげんちゃんに仕上がって帰ってくるのでしょう。私は、母親としてというより、なんか、発達育児の観点で、すごく興味深いです。帰ってきたら、しっかりレポしますね。~
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イルカセラピー、今のげんちゃんにぴったりですね!特に、5年生くらいから思春期にさしかかり、ホルモンバランスの関係もあって、意識レベルが下がりがちなげんちゃんの意識レベルをぐっと高めてくれるかもしれませんね。
一般的な人は、他人に対して、耳に心地いいことしか言って来てくれませんが、このトレーナーの方みたいに耳の痛いことを言って下さる方は、有難い存在ですね。
私も先輩ママさんに、お一人、私に率直な意見を言って下さる方がいらっしゃいましたが、その方が結局1番roboの面倒をよく見て下さっていました。
男の子が2人いらして、当時まだ動物みたいで、どこにも出せないようなroboを、よく一緒にお宅で遊ばせて下さっていました。クッキー作りやパンケーキ作りをさせていただきました。
げんちゃんもその方になついていて、しかも、人間が2人きりで、あとは、イルカだけというのが、私はさらに効果的だと思います。普段げんちゃんは、否が応でもまわりと自分を比べて、精神的に苦しいこともあると思います。今回は、げんちゃんがありのままでいられる心地良さや解放感があると思うのです。
自分のままでいることを許される時こそ、深い集中の世界に入り、存分に自らの力を発揮できるようになるのではないでしょうか。人を意識するようなことは、やはり、雑念でしかないと思います。
ただし、費用を考えるとすごいものがありそうだなぁ、と思い、誰もが体験できるものではないですよね。たぶん、1回だけではなく、定期的に年1回とか受けた方が良さそうですものね。げんちゃんママさんがしっかり働いていらっしゃるおかげですね!
げんちゃんは、幸せだと思います。
いつも興味深い記事をありがとうございます。帰って来てからのげんちゃんの様子が楽しみです。
また、いつも、拙い私のブログも読んで下さり、楽しいコメントも入れて下さり、本当にありがとうございます。昨日のコメントへの返信は、2回に分けて書き、支援級から普通高校に進学する際の壁について記させていただきましたので、もしよろしかったら、お暇な時に読んで下さいね。
それから、「支援級から普通高校進学への壁」について、付け足しなんですが、高校受験に必要な成績(内申点)は中学2年生からなので、中学2年生から成績を取るために一般級に転籍する子が結構います。
でも、中学2年生の内申点より、中学3年生の内申点の方が倍になるところが多いので、3年生から転籍する子も多いです。
でも、げんちゃんは独自路線で歩んで行くのもありかな、と思うので、普通高校でまんべんなくより、サポート校で何か技能を身に付けながら、学ぶのもいいと思います。
調理が学べるところなんかもありますが、げんちゃんは英会話に特化したサポート校で学び、留学とかもいいですよね!高校からは、苦手なことにあまり時間を費やすのは、もったいないですからね。
今はまだ色々な可能性を残して、まんべんなく様々なことに取り組ませることは、私も必要だと考えていますが、高校からは専門的な方向もいいですからね。
私は早くも中学からは、もうまんべんなくを放棄しつつあります。あきらめ、でもありますが、あまり必要もないと考えているからです。それについては、また、ブログに書きたいと思っています。
げんちゃんママさんは革新的な方でもありますから、当たり前の殻を破って突き進んで下さる姿もちょっと期待しちゃいます!
roboは結局、平凡・地味路線を歩んでいますから
💧
ロボママさん
なるほど~・・・ロボママさんの解説を読んで、そういうことなのか・・・と、あらためてわかりました。
彼は、手厳しいことを言うというより、
たとえば、私が、料理を作ったとするでしょ。すると、最後に、ちょっと調味料を入れて味をよくして、味を治したようなことをして、まるで、自分が作ったかのように言うんだよね・・・それでカチンときます。笑
だから、今回も、げんちゃんが目に見えて、収穫があったら、障害児を自分のセラピーで治した、みたいに言うんだろうね~。ほんとユニークな人です。
「いやいや、今ここまでもってきたから、お願いしてるんだよ!昔のステージだったら、あまり効果は無いと思う。」
とか、言っとります。
でも確かに、彼が最後に味にパンチを効かせてるわけだから、悪くはないんですが・・・そういう風変わりな人なので、おもしろいセラピーで、治らない人が治ったりしてるんだと認識してます。
>自分のままでいることを許される時こそ、深い集中の世界に入り、存分に自らの力を発揮できるようになるのではないでしょうか。人を意識するようなことは、やはり、雑念でしかないと思います。
なるほど~。ほんとロボママさんって、セラピストみたいですね。
ロボママさん
支援クラスについての知識、教えて下さってありがとうございました。ゆうママさんのおっしゃるのも、まんざらうそでもないんですね。
そういえば、中学フリースクールに行った発達障害のお子さんのママが、行く高校がない、と言ってました。内申がないので、全部1になるそうです。ひどい話ですね。
でも、考えてみたんですが、私にしても、娘にしても、高校のカリキュラムって、あまり魅力的ではなく、もっと、学び方他の方法もあるだろうな、と思います。
げんちゃんに行かせたい高校ありはしますが、一日中好きでもない授業受けるのって、つまらないでしょうね~・・・
まあ、またその時出たとこ勝負でいいかな、と思いました。なんか、逆に少しわくわくしたりしてきました。
ユニークな道を行ってほしいです。
たくさんアドバイスありがとうございました。
げんちゃん、興味深いプログラムに参加されてるのですね。いろんな方向からのアプローチとその行動力にはいつも感心させられます。
作文に没頭。原稿用紙3枚はすごいです!どんな面が引き出されて帰ってくるのでしょうね。レポ、楽しみにしています。
そして、こちらのコメント欄をお借りしてすみません。roboママさんのコメント、とても参考になりました。どこを選ぶにしても、親がやることには変わりはなく、我が子の成長と幸せを実現させられるように、ぶれずにたんたんと育てたいきたいです。
それから、ご紹介してくれたさかなクンの本、読みました。面白かったです!素晴らしいお母さんですね。気負いもなく、楽しんで子育てされた結果ですね。げんちゃんママのユニークな子育ても楽しみです。
この場を借りて、げんちゃんママさん、私もスミマセン💦
ゆうママさんも私のコメントを読んで下さりありがとうございます。
例えば、こんなに素敵な取り組みをされて、著しく成長して来たげんちゃんが、ただ普通の枠にはまるだけでは、もったいない部分もあるかな、と思うのです。
ノーマルげんちゃんより、スペシャルげんちゃんを目指していただくことをやっぱり期待しますし、それが1番ママさんにとっても、げんちゃんにとっても本領を発揮できる道につながると思います。
それから、まだ、私はさかな君の本は読んでいません。すごく参考になりそうですので、今度読んでみたいです。げんちゃんママさん、ゆうママさん、ご紹介をありがとうございました。
ゆうママさん
ほんと、げんちゃんのおかげで、「こんなん出ました~。」
みたいな展開には事欠かず、苦楽しいのきわみですね。笑
作文3枚なんて、ありあえないので、今日みるのが楽しみです。げんちゃんに限らず、”普通”ではなく生まれてくるって、なにかしらのギフトがある、と思っていたけれど、ある条件がそろってくると、出てくるに違いありません。
電話でセラピストの彼に言うと、
「まあ、そんなにあせらないで。・・・」
と言われました。笑 ゆっくり見守るのです。・・・とも。
進路は、ロボママさんのメッセージすごく参考になりましたね。同時に、なんか、普通の高校に行かせなくてもぜんぜんいいわー・・・みたいな気になってきました。
考えてみれば、高校ぜんぜん楽しくなかったです。娘に聞いても、別に行かなくてもいいんじゃない・・・げんちゃん、もっとおもしろいことしたらいいよね~・・
ほんと、そうしましょう。そうしましょう。
ゆうママさん
さかな君の「一魚一会」おもしろかったでしょ。さかなくんは、そもそもソーシャルはよくて、人から嫌われない感じだし、IQもげんちゃんみたいに低くなかったので、早くから、才能教育、という感じの発想だったのでしょうね。
げんちゃんは、まず、社会生活がちゃんとおくれる、というところにおいて、ぜんぜんかすってなかったので、まずは、底上げ・・・でした。
でも、ある程度いったら、さかな君のママのような方向性にかえていくといいな~と感じました。読んで下さってありがとうございました。
ロボママさん
ありがとうございます。
「きみは、マイナス10からスタートしてる。それを克服すれば、プラス10になるんだよ。普通の人は、どんなにがんばっても、せいぜいマイナス1くらいだから、プラス1くらいになるのがいいとこなんだ。げんちゃんは、さいしょっから有利なんだよ。がんばって克服してみる~?」
なんてこと、合宿で言われているみたいで、げんちゃんは、モチベーションをあげられているようです。
デモ確かに、そういう考え方は遠からず真実の面があります。プラス1じゃもったいないですね。我が子たちは。
でもやはり、そのためには、大変な努力も必要だ、ということでしょうね。
げんちゃんがいないとき、娘と話していて、
「進学校で、医学部とか東大、とかは、そう言う人にやってもらえばいいから、げんちゃんは、まったく違う道をつけてあげないと、もったいないよ・・」
と話してました。我が家はけっこうみんなしておめでたい家族ですね~。笑 発達育児の第三ステージになるのかな~・・・ロボママさんも、すでにそっちに舵切りされているような・・・
げんちゃんママさま
いつも生きた情報をありがとうございます。今回もびっくりなトライをされましたね。二度見してしまいました。
こちらのブログのコメントにはゲンちゃんママさんをはじめ、他にも立派な先輩ママ方が経験談や子育ての考え、思いを教えてくださりとてもありがたいです。
話は変わりますが東京都立永福学園の体罰のような熱中症はショックでした。
都内の軽度な知的障がい児の親にとっては憧れのエリート校で倍率も高い学校でした。有名企業などに高い就職率(障害者枠ですが)と聞いています。
通常学校でもあり得ることですが、ハンディがあるのなら困ったとき誰かに相談したり、身体のSOSを感じ取る力も必要だと思いました。
特にわが子には弱そうです。教えることがいっぱいです。
itoさん
そんな事件あってたんですね~。ネットで見てびっくりしました。10キロ・・・なんて、相当調節してから、チャレンジするもので、ペナルティーでさせるものではないですよね~。しかも炎天下・・・10周くらいでも、厳しいな、と思うのに。支援学校でしょ・・・ため息。支援の子で、それをがんばれる子って、相当すごいお子さんですよね。なんとも言いようがないです。とにかく、命をとりとめて元気になってほしいです。わが子がその立場だったら、とせつないです。
軽度な知的障害の子にはあこがれの学校・・・そういう学校なんですね。こういうことがおこると、現場でがんばっている先生方は、極端にナーバスになったり、事件は、そのことにとどまらず波及するので心配です。
おっしゃるように、SOSを発することができる、という能力は、意外と簡単そうでむつかしいです。そういう脳力もつけなければならないですね~。確かにそうです。
僭越てすが、
げんちゃん、なんか私の少年時代にすごく
似ているんです。近親感がわきます。
未来は君たちの時代なんだ。
げんちゃん、焦らずがんばってね。
と、思います。
私は、某大学文学部出てトレーラー運転手
なんです。本当は声優になりたかった。
Hさん
コメントありがとうございます。へ~。げんちゃんと、小さい頃は似ていたんですね~。どうぞ、その頃のこと是非おしえてください。文学部を出られたとのこと、もしかして、げんちゃんみたいに、算数苦手がありましたか?
今は、立派に働かれておられて、しかも、技術のいる仕事、素晴らしいですね。色々アドバイスしてください!よろしくです。
有難うございます。算数や数学は、
あまり得意ではありませんでした。
考え方が分かっても、
簡単な計算ミスや、数字の書き写し間違いなど、
ケアレスミスが多発しました。
国文系ですが、不器用なので、
字が汚いですね。
私も含めて発達障害の人は、つい目先のことに、
注意が行ってしまう傾向です。
そして、大抵ストレスに弱い。
ストレスに弱いので、過敏性腸炎など、
併発しやすいそうです。
過敏性腸炎を放置しておくと、
パニック障害などを引き起こす、
原因になりかねないので、
注意が必要だそうです。
発達障害中年男さん
アドバイスありがとうざいます。
ミスが多い・・・というとこ、もちろんげんちゃんもすごいです。注意欠陥とか、ひとまとめで言われてしまうことのひとつなんでしょうかね。高次脳の障害の方が、目の前にあるのに、気づけない・・みたいなことを言われてたのですが、ちょっと似てるのかな・・と思ってます。でも、Hさんの場合、お仕事もすごく注意深くなければできない仕事だし、どうやって克服されてるのかな~と思います。
げんちゃんも、今は、自分の思考法のパターンを把握して、コントロールするには、どういうアプローチがいいのかな~とか、試行錯誤です。
まあ、あまり私の言うことはききませんが。
ストレスがあると、チックが出るようです。げんちゃんは・・・からだが丈夫なので、今は、ほとんど腸症状はありません。でも、確かに、自分の意識をコントロールできなくなるようです。
自分の意識の調節・・・というところを、今もさくしているところなのですが、何か、アドバイスありますか?
ありがとうございます。
私は、ストラテラを服用して、
何とか仕事をこなしてます。
不注意は、多少ありますが、
車の運転はもともと好きです。
友人たちにも、「お前は、ぶきっちょだけど、
運転だけは、丁寧で上手い」
といわれてきました。
発達障害の中年男さん
へ~、そうなんですね。運転がうまい、というのは、色んな
変化に対応できているということで、げんちゃんも、そうなれるといいな~と思います。
薬が、パニックになりやすい状況などを、とてもおさえてくれるとききました。自分でちゃんとコントロールして、いける、というのが、すごく成功しているんだと思います。
さらに、もともと普通にない大きな能力もあるから、そこまでをコントロールして出せていくと、才能発揮、、となるんだと思います。がんばってくださいね~・・・もっtもっとすごい能力があると思います。