ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

理解して出力するまでの、気の遠くなる時間

>
割り算九九にいどみだしたのは、4年のいつ頃からでしょう。何十枚やっても、10分を切れず、やっても何もかわらないような日々でした。だから、しばらく、やらなくなって、何ヶ月ぶりに取り組んだら、10分を切ってました。やっと最近、やるのに意味があるというか~。回数をこなしていくと、少しタイムがあがる、という割り算九九にになってきました。回数こなせば、習熟する、と簡単に言えないげんちゃんの算数です。でも、これをクリアしないと、5年生の算数は先に進めないのです。まあ、これがはやくできたからといって、なんというか、普通の子の理解にたっしているといえないので、あぜんとすることが続出します。しょせん、げんちゃんの算数障害そのものの頭はかわらないのでしょうかね。算数地獄と戦うのも、もはや、限界に達している私です。

  先日、 げんちゃんとの車での会話を通して、げんちゃんの脳が見えるようでした。
げんちゃんの脳はやはり、相当操作性が悪いです。簡単に言ってしまえば、頭が悪い・・・色んなことができてきてるのも、この操作性をおして先になんとか突き進んできてるということで、その努力たるやすごいものなんだな~と改めて思いました。

「おかあさん、ルートって知ってる? 高校生が習うんだよ・・」
と得意げに言うげんちゃん。
「うん、知ってるよ。げんちゃん、意味わからないでしょ。意味おしえてあげるよ。」

「ルート4、というとね、実は、2のことなのよ。2を二回かけたら、ににんがし、で4になるでしょ。ルート4というのは、同じ数を2回かけて4になる数で2のことをさすんだよ・・・」

まあ、こんな会話がはじまったわけです。高校講座をチラ見したげんちゃんは、ルートという言葉を覚えたのでしょう。私は、ちょっとうれしくなって説明してみました。

この会話のあとに、たくさん説明して、具体的に問題もこなしてみて、
「だから、ルート9って何?」 と聞きました。
「・・・・・」 かたまってしまうげんちゃん。
やれやれ、まだ、だめか・・・
「それは3なんだよ。さざんが9で、3を二回かけたら9になるから・・・・」
と、ありとあらゆる例題で彼に教えました。

「あー、そういうことね。」
とげんちゃんは言う物だから、ルート4は何?とか言う質問をします。なんとかクリア
「ルート16は?」 なが~い沈黙がきます。
「・・・」
やれやれ、まだだめか・・・
「2にんが4,2でもないね。じゃあ次はさざんが9・・・、3でもない、じゃあ3の次は、何をためす?」
げんちゃんは、考えながら
「さんし12・・・・」
と口をついて出てきます。

どっと疲れますね。 4×4と行けません。3×3の次は、3×4・・・のパターンしか出てこない。
さっきから、何度も、同じ数と言ったのに。

やっとのことで、「ルート16は、しし16で、4」・・・にたどりついた時は、ふえ~。こっちの声も大きくきつくなってました。

さんざんそういうやりとりをして、今度は、
「おかあさんに、問題出して?」
と言いました。もちろん、ご丁寧に、たくさんの説明と例題で前振りしたあとです。

でも、彼ときたら、
「ルート2、・・・ルート3?(汗)・・・」
結局意味わかってないじゃん。それじゃ、整数で答えられないよ。・・・・やっとルート36と割り切れる整数を出してきたときには、車は目的地についてしまいました。

所要時間35分。すごいな。この子の頭って・・・・操作性というか、理解力というか、なんかもう、普通じゃないな~・・・それに、また、明日になったら、また一からやるはめになるのは、わかってます。1回くらいで入るわけがないのです。悲しいけど

ちなみに、割り算九九は、2年がかりで、5分を切れるまでになって、最高新記録は3分ちょっとになりました。まあ、書けば簡単だけど、血を吐くような努力でした。それでも、日によっては、5分かかります。

もういいかげん、今回の2×2、3×3,4×4、・・・
みたいな抽出が、できてきてもいいんじゃないかな、と思うのは、私が甘いのでしょうか。

でも、気をとりなおして考えると、

3×3,の次は、4×4,5×5・・・・といかず、3×4、3×5・・・・とどうしても出てしまうのって、なんかピアノを思い出します。

げんちゃん。つい先日までは、楽譜の途中からはひけませんでした。ここの一節から練習して、なんてことが、なかなかできない。すらすら最初からひいても、そのパターンをくずすのが難しい・・・

教えた通りのパターンから、ちょっと形をかえて出力することが、彼の中では、とてもむつかしいのでしょうね。

これぞ、頭の善し悪し・・・そういう部分ですね。前頭葉なのでしょうか。げんちゃんに向かっていると、なんかそういう、すこぶる操作性の悪さの中で、彼が一生懸命生きているのを感じます。

脳そのものを治したいな~・・・、いつものように、ため息混じりの思いがよぎります。何かができるようになった、とか言っても、しょせん、CPUの低いパソコンに、工夫して入力できた、という話じゃないの~・・・

でも、また気を取り直して考えてみます。ピアノも、最近では、ちゃんと途中からひけるようになっ
てきたし、改善してる!

めけずにがんばろう。
前向きに、どこまでも前向きに・・・(笑)
そう思う、週末でした。

公開コメント 承認後公開

  1. aki より:

    ルートって単語を覚えただけで私なら小躍りしちゃいますよ🎵さすがげんママさん(*^^*)ルートを説明できるのがすごい\(^o^)/

    話は変わりますが学習したことをねかせる時期って必要なのかな?と感じることがあるんですよ!
    正攻法の勉強では考えられないことですが…

    細く長く継続で学習に取り組んでいくには脳の整理の時間が私達とはちょっと違うのかなと

    ただ、寝かせてもできないわからないと振り出しってのもたくさんあるので…

    でもたまにあらできるじゃない!があるとほっとしますよね

    わり算九九、大正生まれの祖母に教わっておけば良かったと悔やまれます(。>д<)

    あの世代、かけ算九九と同じように覚えたみたいですから

  2. glow-gen より:

    akiさん
    ありがとうございました。なんか、メンタル病んでたので(笑)救われます。

    このブログ書いてから、げんちゃんときたら、グラフ読むのに、150のところを、100と200真ん中105と言ったのです。私的には撃沈です。

    そこで、また考えて、色々戦略考えてました。確かに寝かせる時間いりますね。
    それって、何なんでしょうね。とにかく、初回で入った試しはありません。ピアノの先生が、すごくいいこと言って下さったので、ふっと考えがまとまりました。ちょっと記事にできたら、と思います。

  3. glow-gen より:

    akiさん
    それと、割り算九九、ほんと大事ですね。算数の指南書に、かけ算九九だけではだめ。割り算九九が・・・とあって、なるほどと思い、その本にあった練習問題をそのまま写して、やらせてます。その本は、(ちょっと忘れた)普通の子向けなら、すごくいい本です。そんな本でも、げんちゃんには、通用しません。とほほ・・・

  4. aki より:

    数の概念は本当に厄介ですよね…うちも同じようなことがいっぱいです

    トムソーヤに出てくるハックが10までは数えてそれ以上は「いっぱい」といいきる場面があったんですけど、子供ながらに何言ってるんだ???と思ったことがあってハックと同じ感覚なんだろうなぁって
    そのハックの答えと論理にトムソーヤが困っていたんですけどね友達だからそれで済んでいいね~とふと絡みそうな気持ちになります( ´△`)

    子供は母親の役にたちたいと生まれてくるそうです
    きっと私達を成長させようと厄介な思考を持って生まれてきたんですよ

  5. aki より:

    ごめんなさい❗途中で2つも送信してしまいました!

    げんママさんにはいつも励まされています

    本当に行きつ戻りつでなかなかスッキリいきませんがお互い頑張っていきましょ🎵

    うちは今、漢字をやり直しすることにしました

    書き順をやり直そうと…

    下村式はお手頃価格なので書き潰していこうかと

    書き順がちゃんとわかっていればなんとなく手が動くようになるんじゃないかと期待して(^^)

    最近、裏切られる快感を覚えました(^-^)v

  6. glow-gen より:

    akiさん
    コメント消しときましたよ~。(^^♪
    >最近、裏切られる快感を覚えました(^-^)v
    ほう、良いほうにうらぎられる?ですか

    げんちゃんは、期待が大きいときは、悪い方に、
    そうおもって、しょげてると、いいほうに・・・

    モザイクの色が良いのと悪いの・・・そんなかんじなのかな~?
    漢字もくわせものです。げんちゃん、字はバランスがどうしてもうまくなりません。
    それで、また15分くらいでお絵かき練習はじめてみました。やることが多すぎますね~。

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました