> とうとう来週から夏休みが来てしまいます。やれやれ、なんて1学期が早いこと。・・・
あわただしく小銭貯金のような、地道な発達育児を繰り返す毎日ですが、先日は2泊三日の宿泊研修に、げんちゃんは行きました。ホームスクールの半日を前日の準備にあてました。小分けした袋にスケジュール表とにらめっこさせながら荷物をまとめたり、何度もシュミレーションしたり。
夜になったらすっかり二人とも疲れて、げんちゃんときたら、すべてがふっ飛んでしまったようなありさまで、しどろもどろ。
今日の半日は、なんだったんだ~?
あー、この子の頭って、結局さっぱりなのね。とがっかりしました。
でも、無事に宿泊をおえて(支援の先生が同行です。)帰ってきました。帰ったらすかさず、荷物のかたづけ。すると、なんと、友達の着替え一式が荷物から出てくる始末。まだまだ気長にこの子の頭に付き合わなきゃいけないんだな~と、しみじみ思ったのでした。
そういう感じで、成長したようでもあり、ぜんぜんぱっとしないようでもあり・・・こっちの期待度だけは、5年生になったのでしっかり上がってしまって、しら~っとした気分で毎日すごしています。
たのみは学研の先生や、いろんな習い事の先生です。私の自身のモチベーションが低くても、とにかくたんたんと、にこやかにげんちゃんをほめたり、ちょっときびしくあたったり、やることだけはしっかり進めてくださいます。
実は、1月に、去年から個人指導をしてくれていた体操の先生が続けられなくなって、細かい体の指導は中断していたのですが、6月から、もと有名サーカスのメンバーだったという友人に指導をお願いしてみたら、快く引き受けてくださって、また体操のレッスンを始めました。
彼女は、もとから顔見知りだったのだけど、まさかね~。サーカスの団員経験があるすごい方だったなんて、ぜんぜん知らなかったの。さっそく習い始めたら、なんと、彼女の発達に対する素養のすごいことといったら・・・
そういう子を教えた経験がないというんだけど、体を追及する仕事をしてということは、体の筋肉や感覚、ありとあらゆることを見る力がそなわっているようで、どのメニューもすばらしい!
それに、
「げんママえらいよ。よく、げんちゃんをここまでもってきたね~。すごい! そこまでするママなんていないよ。だから大丈夫。絶対大丈夫。」
彼女は、昔のげんちゃんも知ってて、今のげんちゃんを見て、しみじみそう言ってくれました。
なんか、気丈なげんママも、うるっとなってしまいました。なんか、こうやって、うわっつらだけの励ましではなく、発達育児がどれほど忍耐と気力を要するか、ちゃんとわかったうえで、こういうこと言われると、やっぱりじわっとなりますよね~。
毎週1時間半出張レッスンしてくださるようになりました。げんちゃんは、とりあえず、今までほんとにがんばって体を作ってきたので、今こそ、そういう細かいところをのばしていく時期になっていて、一生懸命がんばっています。
まあ、彼の良いところは、いつもがんばるところだよな~、と思います。土曜は、朝から、英語に始まり、ピアノ、体操、それから工作、と続くんだけど、へばりもせずに、がんばります。
なんの取り柄もないな~、とこぼすげんママですが、げんちゃんの忍耐力は、ほんとにほめていいんだろうな~と感じます。
まあ、だから、早く結果を出してやりたいものだ・・・と思うのだけど、最もついてほしい、大脳新皮質というか、前頭葉というか、いいわゆる賢い子供にある、なめらかに出てくる知恵や機転みたいなところ、いや、そんなたいそうなものじゃなくても、普通の考える能力っていうのが、なかなか出てきません。
先週の野球を見学してあぜんとしてしまいました。げんちゃんは、まだ、自分の打順に気づけず、毎回
「げんちゃんの番だよ。」
と言われてバッターボックスに立っていました。くらくらしました。
また、今朝のおきがえの時もあぜんとしました。げんちゃんに、パジャマの整頓を声掛けしてましたが、なんと、げんちゃんは、ずぼんをぬいで、たたんだかと思うと、いきなり隣の部屋へ、それをしまいに行って、また戻ってきて、今度は、シャツを脱いで、またおもむろに、隣の部屋に持っていくのです。
いっしょにまとめてやればいいのに、なんでそんなことをするの? なんて頭なんでしょう。
つまり、ものごとを関連付けたり、いくつかのことを段取り組んで組み立てたり、そういう能力が、ほんとにおいてけぼりのように、進化していないのです。
「そうはいっても、確実にのびてますよ~。」
ピアノの先生にかぎらず、げんちゃんは、一週間ずつ、確実に伸びてる、と言ってくださるので、その言葉にすがって、なんとかメンタルを保ってます。笑
もともとのげんちゃんを考えれば、確かに別人なのだけど、5年の今ごろは、私の中では、げんちゃんは、もっともっと賢くなっている予定でした。まったくも~。
逆に、私が思っているより、げんちゃんの脳は、まだまだ相当機能してないんだな、と思いました。
会話力はけっこうついてるし、いろんなことはどんどん進化しているように見えるから、地頭だって、そうとういけてると思ってましたが、そうでもなかったのでしょう。
一つ一つぶつ切りではよく伸びているけれど、物事を連携して組み立てていく能力は、今からやっと始まる、くらいのところのようです。
ならば、勉強がすらすらいかないのもあたりまえか~。期待外れと怒ってもしかたないのかもね~。と思いました。
げんママは、なおしたい、と情熱をもやしているけど、なかなかこの脳のトラブルは、手ごわいようです。
5年の1学期、まあ、日々やることだけは、たんたんとやっていますが、ちょっと気持ちはひいてます。
こいつの脳は、まだぜ~んぜんなんや~・・・ちょっと遠目に、ヤツの機能不良の脳を、ため息まじりに透視しているような感覚です。
それから、そうそう、げんちゃんは11歳になりました。発達育児は、もう6年目になりますね。
また今週末は、ピアノの発表会。めまぐるしく人生が展開されているようです。
私の人生後半ほんとに、こんなに必死になるテーマができて、うれしい限り・・・そう思うことにしましょうか~・・やれやれ
追伸
この時期、発達障害児にとって、気候は最悪でしたね~。げんちゃんは、特にそう感じてないけど、もしかしたら、ここんとこの低迷状態の原因にこれもあるのかもしれないですね~。
そう思って、また高圧酸素カプセルを1年ぶりくらいに再開しました。モチベーションが低いげんママとかいいながら、あいかわらず、やることだけはやめられない私です。笑
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続きます。
先生が何処まで本当に思ってくれたかは分りませんが、結果が出ると先生たちも変わってくれるかもしれないですね。夏休みは都道府県、ローマ字、漢字、理科や社会の復習。。。やらないといけない事ばかりです。全ての事が繋がらない。それは割り算でも明らかでした。かけ算も覚えてる。引き算もできる。数の量感もドーナツやキューブを使えば分る。なのに筆算の中で使いこなせない。。。これが娘なんですよね。デイサービスでの言語の訓練を受けているんですが、言葉の保持が4つまでしかできないし、はやがってんして途中までしか聞かないで動いてしまったり、衝動性もある娘は本当に生きにくいんだと思います。毎日怒らずに、学習もほどほどでにこにこして暮らしてもいいのかな。。。と思うのですが、今しておかなくては。。。という思いとの葛藤です。
ここあさん
すごい!
21問立て続けに割り算ひっ算とかすごすぎます。げんちゃんできないですよ。21問なんか、頭フリーズしてしまいます。
以前おあいした時から、彼女は、ものすごくのびてますね~。
ママの努力そのものです。すばらしいです。げんちゃんは、4年すごくのびました。だから、おじょうちゃんもぜったいすごくいけるステージがきますよ。楽しみです。
それにしても、支援クラスの先生方の意識もかえてしまうままの熱意と努力。ほんとにすごいです。
それが、どれだけ、忍耐が必要か、わかります。
ひたすら忍耐、忍耐ですものね~。だけど、ママの心が通じるから、子供もがんばるんですよね。ママにしかできないことだと思います。
えらい!
ここあさん
算数のことについて、まゆたんブログ(あずみのセミナーに参加してくださった鹿児島のかた)にすごく参考になる記事がありました。算数の記事を書いて紹介しようとおもっているけれど、なかなかまとめる時間がなくて、ここに紹介しておきますね。
http://blog.goo.ne.jp/annon-okiraku/c/80490948d0b5071646adfce7ed3698db
ブログのジャンル算数のところに、いろいろためになるお話がありますよ。
今度、まゆたんの住む鹿児島に旅行かねて、遊びに行ってきます。お会いしていろいろお聞きしたらまた記事にしたいです。
1番目のコメントが非公開になってました!すいません。
訳の分からないコメントになってしまって。。。
げんちゃんママからの励ましを有り難く頂きます。
鹿児島行かれるんですね!!近くにいてくださったら週1とかで娘をみてもらいたいです。フォイヤーは凄くいいと思うんですが。。。私が娘にするとイライラMAXになってしまうので(汗)全くしていません。ただワークショップで得た事は大きかったです。是非鹿児島でのお話を教えてください!!
娘の4年生の成長はどうでしょうか。。。げんちゃんみたいに本も読まないですし。。工作も絵も板書もなにもかもあれれ。。。。の状態です。やらなきゃいけない事が多過ぎて頭が痛いです。少しでも伸びてくれる様に祈って頑張ります!!
宿泊学習!昨年、二泊三日で行ってきました。やっぱり違う子の着替え、持って帰りましたよ〜。でもまあ、この辺は普通の男子でもやらかすことだと思いますよ。今年は4泊の宿泊学習があるんです…>_<…でも勉強以外は楽しむ子なので、なんとかなるかと思ってるのですが〜どうでしょうね。
5月頃からモチベーションが地の底まで落ちていたのですが、放課後デイに行くようになって、大人のサポートのもと同世代の子とからめるようになって、いい息抜きになっているようです。トランプやuno、百人一首なんかもやってるようです。そこの先生に「ママに叱られる」とかなんとか‥言いつけてるみたいです^^;
勉強時間が減ったのが痛いですが、それでもやることはたんたんとやってます。算数と理科はなんとか1学期の内容は不安定ながらも身についている‥ハズと思いたいです。
うちの息子も体操教室通ってます。ぎこちかなった体ですが、先生が「うわっ、体めっちゃ操れるようになってる」と言ってくれました。脳の中は見えないけど、まだまだぎこちない。でも身体が操れるようになったということは、きっと脳も操れるようになるのでは、と期待してます。
最近、気になる本をみつけました。「脳はいかに治癒をもたらすか」って本です。我が家、発達関係の本が溢れているので、購入は躊躇しているのですが、近いうちに図書館で借りてみようと思います。
それからご存知かもしれませんが、「コグトレ」もやってみたいと思っています。こちらは購入済みです。果たして時間がとれるかが問題ですが…
前のコメントの方も本の話をされていますが・・・。灰谷先生が最近本を出されてますがもう読まれましたか?実はうちも以前灰谷先生にお世話になったことがありまして、そういうご縁から今回出された本を読みました。「人間脳を育てる」という本ですがまさに今欲しかった情報でむさぶるように読みました。出版社は「花風社」さんという会社さんで発達障害関係の本を多く出版されていて今回灰谷先生が本を出されて初めて知った会社さんですが「自閉っ子の心身をラクにしよう!」「芋づる式に治そう!」という本もよかったです。身体のケアの方法が中心の本です。10年以上発達障害のお子さんと関わられた体操の先生の本でして身体を整えることで発達障害ならではの困り感を解消していくというものですが字が上手く書けないのは関節がつながってないからだ、など今までにない観点で面白かったです。発達障害がなくてもとても参考になるものでした。長々とすみません。灰谷先生の本を読まれたのであればげんちゃんママさんの感想を伺いたいなと思ったもので・・・。
こんにちは。
とうとう夏休みですね。
学校で受けた標準学力検査の結果が返ってきました。
国語(36点/全国平均67)
算数(62点/全国平均65)
算数は平均位ですが、やっぱり息子は国語が溝です。
夏休みで少しでもあげないとって思うのですが、相変わらず夏休みもサッカー漬けなので、なかなか難しいです(><)
ここあさん
あずみのを教えていただいたのもここあさんだし、フォイヤーシュタインも、私ぜんぜん知らなかったし・・・
ほんとによく勉強されてますね~・・・支援員をしてもらえる子供さんはほんとに幸せですね~。
鹿児島レポートしますね~。来週にせまってきました。
げんちゃんの夏休みは、私が仕事をしているのもあって、トレーニングづけで、あんまりよい記憶ないんじゃないかと思います。
賢くなったあかつきにはいろいろ思いっきりやらせてあげたいです。
ゆうママさん
よいですね~。同級生とゲームだなんて、げんちゃん今の環境では望めないです。支援クラスの子としか遊ぶ約束してきません。昼休みはすぐに、支援クラスに行くし~。
次の目標は普通クラスに放課後遊べるような人間関係を作ってくることかな。
しかし4泊なんて、すごく成長してくるでしょうね。楽しみです。
本の内容気になります。ぜひ報告してくださいね。
ロッタさん
灰谷先生は、ほんとによく勉強なさっていますよね。ブレインジムだけでなくいろんなことを知っておられるので、時々アドバイスいただきます。
でも、最近、もうげんちゃんは、理論じゃないな~。やることもうやったから、あとは、ひとつひとつがつながるのを待つだけかな~という境地です。それで、あんまり、本も読み漁るのがちょっとおちついています。
私は、まだ読んでいませんが、きっとよいでしょうね~。ぜひ教えてください。落ち着いたら読んでみたいです。
みかんママさん
わ~すごいな~。やっぱり、サッカーできるだけあって、能力たかいですね~。レベル低いこと言ってもうしわけないんだけど、げんちゃん、いまだに、実力考査的なテストは、受けるとこまでいきついてないんです。ちゃんと受けれるなんて、すごいな~。
まさに、これがほんとのグレーゾーンですね~。
知的な脳の働きができないと、サッカーのプレーを読めないですもの。げんちゃんは、ただ走ってボール追ってるだけです。
国語は、なかなか教えるのむつかしいですよね。げんちゃんも、会話がよくはなってきたけど、ちょっと本人にはむつかしいと思うような話題ふると、フリーズします。
お話を読んで、その絵を描かせて、説明させるという課題をやろうかな、と思っています。
Rさん
>支援から普通にシフトした例がほとんどなく、げんちゃんとげんママさんがどれだけ努力されたのかを再認識した次第です。
そうなんですか~。なんか、励まされます。シフトできたというより、今は、お試しな感じですけどね。第一、まだまだついていけないことだらけ。
でも、薄皮はぐように、少しずつ少しずつ進化してます。
指先ですが、げんちゃんより、ずっと先行ってますね。げんちゃんは、幼稚園の時、はさみも握れなかったですからね~。
今やっと、粉のサプリの開封を、指の先でできるようになりました。つまむ、というのが上手になると、いろいろ進化しますね。きっとげんちゃんより、スタートが高いからどんどん行ってくれると思います。
出費、確かにすごいですね。お姉が浪人でもしようものなら、ますますひっ迫しますね
それにしても、除去食を同じメニューで、なんて、すごすぎます。脱帽です。
Rさん
学校選びはなやみますね。支援クラスと普通クラス、グレーの子ならなおさらです。
でも、ママの能力があれば、どこ選んでも、ちゃんとバックアップできますよ。ただ、いじめがたくさんあるような雰囲気のところはいやですね。よいところが与えられるようにと思います。
pさん
ぜひ教えてください。ありがとうございます。ホームページアドレスがなかったです。もう一度書いてもらっていいですか。
よろしく~。
pさん
ありがとうございました。読んでみました。残念ながら、もう漢方も試してみましたけどだめだったし~。ネットにある情報は、げんちゃんにはあまり効果はなかったです。泣
Kさん
支援クラスの先生は、今までどのかたもよい先生でしたが、そもそも、何をするか、というのは、日本のシステムじたい遅れているんですよね。先生に丸投げです。
福岡市のあるママのお子さんは、算数国語以外は、理科も社会もないそうで、びっくりでした。だって、げんちゃんもそうですが、社会理科が突破口になったりしてますもんね。国語算数はだめでもね。
とにかく、少なくとも、普通の子供たちと同じように、すべての機会を与えられるのは当然だと思います。それが、遅れがあるというだけで、チャンスも与えられない、となると残念ですよね。
げんちゃんはホームスクールをかませることで、うまく支援クラスの内容もいかせているのではないか、と思うけど、両親共働きどころか、片親のお子さんもいるわけで、親が、かかわれなかったら、能力開発がまったくできない、というのでは子供さんの将来をつみとるようなものですね。
もっと、国全体の支援クラスの体制が進化するといいですよね。
Tさん
お~・・・コメントありがとうございました。
S市ですか。とっても近いですよ。ぜひお会いしましょうね。
ほんと、いきなりびゅーんをめざしてましたが、だめですね。
でも、周りから見ると、これでもびゅーん、なんだそうですよ。笑
新しい学びが始まったのですね。前向きなことって、必ずなにかを生みます。がんばってください。
闇の一年・・・そうですね。発達障害が発覚した時は、私もショックでした。わ~、こんな子いらんけど~・・汗・・・ははは・・・そんな感じでした。
でも、今は、ほんとに手がかからなくなって、(家庭では)かわいいもんです。子供も親を選べないけど、親も子供を選べない。神様が育てろ、と言ってるんだから、神様ちゃんと責任とってくれよ~。ちゃんとサポートしてくれよ~。と思ってます。でも、考えてみれば、多くのサポートがいつもありますよね。こういう子は、やっぱり、特別に祝福されてるのかもしれませんね~。