ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
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【発達障害と受験】入試面接を前に、他人事のようなげんちゃんに不安

面接近づく
いよいよげんちゃんの入試面接が近づいてきました。支援事業所や先生方の協力を得ながら練習を重ねていますが、当の本人はまるで他人事のよう。親としての焦りや苛立ち、そして発達特性ゆえの難しさに改めて向き合う日々です。
げんちゃんの発達障害改善プロジェクト

げんちゃんといっしょに、冷凍していたソラマメで、ソラマメポタージュを作ってみました。味はいまいち!やはり、プロの料理人ってすごい!げんちゃんに届くはずもないけれど、低い目標では、到底上げることはできないと思う、やれやれげんちゃんです。

面接が迫る中で

げんちゃんの入試面接が、いよいよ迫ってきました。
自立訓練の事業所の方たちも、最近ではすっかり私たちの取り組みに、よく協力してくださるようになり、面接練習をしてくださっています。
また、ズームによる、会話練習をしてくださる、たけこ先生も、Zoomでやってくれています。

それなのに、本当に呆れることに、げんちゃん本人はまるで他人事のように暮らしています。

たけこ先生が「次回までに考えておきなさい」と宿題を出した課題でも、唖然とするほど何もしていないと、先生が嘆く始末です。

自分は何もしなくても通ると思っているのでしょうか。げんちゃんという、まったく常識の通じないやからは、普通の人間からは想像がつかないエリアに住んでいるようです。
ここへきても――本当にうんざりします。

夕食作りも他人任せ

日曜日には少しずつ夕食作りをさせていますが、「調理師学校に行く」と言うのがちゃんちゃらおかしいほど、すべて人任せです。
自分で何か工夫しようとか、冷蔵庫にあるもので新しいメニューを考えてみようという発想がまったくありません。
本当に意味不明です。調理師学校に行きたい、料理をやりたい、口ではそう言うものの、実際の彼の態度は、何がしたいのか、将来どうなりたいのか――おぞましいほどわかりません。

結果は気にしても、過程には興味がない、発達障害の大学生

友人である発達仲間のお母さんに愚痴をこぼしたところ、「うちの子もそうなのよ」と言われてびっくりしました。
彼はげんちゃんよりIQも高く、今は大学に通っています。
げんちゃんよりずっと物事を気にする性格なので、一つ一つのことを終えればすぐに忘れるようなげんちゃんのタイプではないと思っていました。

実際、大学受験のときも、彼は緊張していたと聞いたので、面接の練習なども自分から取り組んでいたのではと思っていました。

しかし、お母さんの話を聞いて驚きました。
「確かに、彼は色んなことを、げんちゃんよりは気にするけれど、それは“結果”を気にするのであって、“過程”には興味がないの。」
大學に落ちるのでは、と、不安になるくせに、事前に自分で対策したり、勉強したりすることはしなかった、というのです。

結局、お母さんが必死で取り組ませ、なんとか受験にこぎつけて合格を勝ち取ったそうです。
これは本当に驚きでした。

結果を気にしても準備しないという特徴

結果には怯えるのに、準備には一切整合性がない――。
もしかしたら、これはあるタイプの発達障害の特徴なのかもしれません。

S先生は、こんな風に説明していました。

「自閉症傾向の人っていうのは、つながりを見出せなくて、結果だけ追いかける。
やれた”、”落ちた”、”あ、だめだ”、で終わって、じゃあ次、っていうのがない。その辺の世界観は、普通の人では想像がつかないところです。そういう発想は独特です。欠落といったらそれまでですが、・・・・」

たしかに、調理師専門学校に行きたい。面接受ける。受かった。受からなかった・・・・終わり。そういうぶつ切り感覚であるような気はしますね。そういう子に、いちいちつながりを、細かく説明してやる。そういうサポートが、どの段階でも必要なんでしょうね。

なんて恐ろしく、めんどくさい連中であることか!

面接練習やる気が起こらない母

面接練習をしてくださる事業所の方は「型通りのことは言える」とおっしゃいますが、ちょっと内容が変則だと、応用がきかない・・・

まあ、そりゃそうだわな~・・・
人任せで練習してもらっているから安心しているのか、「緊張しないの?」と聞くと「緊張する」とは言うものの、なんか、こう、普通と違うんですよね。
甘えも相当にあるし、本気でがんばる、ということが、どういうことなのか、まったくわかってない、とも言えます。

仮に試験官を“だませて”なんとか合格できたとしても、4月からげんちゃんの能力でどうやって普通の人たちについていけるのか――そう思うと、こちらの方が憂鬱になります。

またあの中学時代のように、あらゆる手段を講じて、げんちゃんに“下駄を履かせる”ようなことを私がするのかと思うと、ある意味ぞっとします。
落ちればまた、成長させる居場所や環境づくりに奔走しないといけないし、受かったら受かったで、その環境を生かせるように。中学時代のような私の教官ライフが待っています。どっちにしてもぞっとします。

それでも前に進むしかない

調理師専門学校――気楽に自分事なら、なんて楽しそうなんでしょう。適当にやってる料理を一から学べるなんて、私が行きたいです!

どうせげんちゃんをサポートするうちに、私の料理の腕が上がっていく。
きっと、そんな展開になるんでしょうね~・・・やれやれ。

そんなのわかっていても、げんちゃんを伸ばす、オーバースペック気味の環境を捨てるわけにもいきません。あ~・・本当に、乗り掛かった舟・・・というか、厄介な息子を神様に押し付けられたものよ!迷惑旋盤!

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