ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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サッカー教室、ママの憂い

 > 今日は昨日に続けて、昼から休みをとっていました。
サッカーが特別にあったので、また連れて行きました。(3回目)・

 一人プレーの練習。とくに浮かずにやってました。(しゃべらなければ、そこまで浮かない)
 ま、うまいとは言えないけどね。試合練習になると、そこそこ走ってました。ゴールキーパーがキャッチして、投げようとかまえたボールを、何を思ったか、しつこくけろうとしてる、とんちんかんなげんちゃん。なんか、キーパーをけりそうで、ひやひやして、あわてて声をかけます。

 とたんに、げんちゃん転んで、手をすりむきました。

 「げんちゃん、だめじゃない。・・・」
とママがなじりました。
「キーパーが持ってるの蹴っちゃだめじゃない。おにいちゃん怪我するよ。そんなことするから、すりむいちゃうんだよ。ばち当たったんだ。」
げんママは、げんちゃんの、とんちんかんで、勝ち負けに固執したりする性質が、そういう行動に走らせたような気がして、言ってしまいました。
「ひどい。バチとかひどい・・」
げんちゃんが、パニックになりそうになったので、あわてて訂正。

 傷を手当てして、落ち着かせて、チームにもどしたら、先生が、げんちゃんのとこに駆け寄って、やさしく、

「げんちゃん、キーパーがボール持ってるときは、蹴っちゃいけないよ。」
と言いました。げんちゃん、どうなるかと思ったけど、素直にうなづきます。 そのあとは、いきなり、怪我でなえたのか、疲れたのか、昨日のように、傍観者的に動いています。

 昔なら、すみっこに行っちゃうか、他の遊びでも始めたでしょうけど、一応外には出てきません。

 終わって、げんちゃんは、
「僕走れなかった・・・怪我したから。」

 と言いました。走らないといけない、と思ってたのだとわかって、ちょっとうれしかったママです。

 でも、色んな場面で、空気読めないので、3回しか来てないけど、チームメイトは、
「ちょっとこいつおかしいぜ!」
と思っている様子。

 しかし、終わっても、げんちゃんは、ボールでまだ遊んでいました。同級生の発達の早い男の子に、ボールを蹴りましたが、完全に無視されました。
上の子がそれを見て、
「あ、完全無視した!」
と横で言いました。

 あー、なんかね。親としてはつらいですね。一人しかいない同級生は、いわゆる、できないヤツが嫌いな、激しいタイプみたいだしね。

 ま、でも、当のげんちゃんは、まったく気にならないらしく、それより、ボールをバスケットボールみたいに投げて、ゴールの網の上に載せるゲームに興じています。乗ったら、網をちょっと引っ張ってボールを落とす。真剣にやってます。

 相手にされてなくても、そんなことおかまいなしで、ボールと戯れてます。ある意味すごい。

 先生にまた、
「大丈夫ですかね~。」と聞くと、先生は、にこやかに、
「僕は特別な子とは思いませんけど・・お母さん心配しすぎですよ。」

こんなことを言われると、さすがに、鵜呑みにはできないけど、心の傷が癒えます・・・しかし、発達障害素人の先生なので、どう出るか、まったくわかりません。

ただ、とってもいい先生なんだそうです。チームのすごくできる子を例にとり

「ここではな、うまい子もぜんぜんいばってないだろう。できる子は、率先して、できない子を教えてあげるんだぞ。」

なんて訓戒をされてます。サッカーチームの中では、かろうじて、げんちゃんが所属できるところかもしれません。怒声が飛び交う所もあるらしいからね。

 げんちゃんは、サッカーが気に入ったみたいです。(今のところ)

帰りに図書館で本を読みました。機関車の構造の絵本があって、ママが
「火で水をたくと、蒸気・・・うーん、煙みたいなのだけど。それが出て、車輪を動かす力になるの・・・」
と言ってると、
「沸騰するってこと?」
と聞いてきます。

「え?」
 こういうすごいことを時々、ふっと言います。絵本は本当によく見てます。読んでるのかさだかではないけどね。でも、音読は、かなりうまくなってるのは確か。げんちゃんより、下手な子は、クラスにけっこういるんじゃないかと思うほどです。算数は悲惨なほど遅遅としてますが、こっちは、得意なのでしょう。おしゃべりも、そのうち、空気読んだこと言えるようになると信じましょう。

 げんちゃんは、まったく普通の子と違うところを見ているようです。他の子が、完全スルーするところに、彼はひっかかり、他の子がエネルギーを使うところを、簡単にスルーする。そんな感じです。

 だから、普通の子供たちの平均値の中では、浮いてしまいますが、げんちゃんの世界に歩み寄ってやれる、げんちゃんに好意的な大人は、げんちゃんが面白く感じるようです。

 時々、この子もしかしたら、本当は賢いんじゃないの?って思う場面もありますが、それは、瞬間的なもので、総合評価は、やはり、問題だらけです。特に団体では浮きますね。

 サッカーは、思うに、時々付き添う程度がいいかもしれません。付き添っていると、つい手や口を出したくなる。

 げんちゃんは、げんちゃんで、あほな子と思われながらも、やっていくのかもしれません。ストレスで、つぶれそうだったらやめさせればいいし。第一、げんちゃんには、サッカーという運動が、今必要だと、私は判断しています。3回のサッカー見学で、運動能力が伸びた~、なんてのんきに思ってた自分が甘かったことを思い知りました。
 とにかく、筋力、体力、瞬発力、柔軟性、どれをとっても、まだまだ、アベレッジには遠かった。今やらなきゃいつやるの・・・って思うのです。

 心配は相当残りますが、ま、虎の穴に放り込んで見ましょう!

 

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公開コメント 承認後公開

  1. nanoka より:

    げんちゃんの行動、うちの子に本当ににています。うちの子も
    自分の世界で生きてます。
    私は子供も自分も傷つくのが怖くてなかなか一歩が踏み出せません。

    本当にげんママさんはすごい。いつもこちらのブログを見てげんちゃんとげんママさんに希望をもらってます。
    私も頑張って一歩踏み出そうと思います。

  2. げんママ より:

    nanoka様のコメント読んで、不安いっぱいながらも、なんかなぐさめられます。
     やっぱり、似てますか・・・この普通からずれる感じ・・・って文章で表現しにくいんですが、集団で見てると、へんなのは一目瞭然ですもんね。は~

     でも、サッカーもママが最初見学に来た瞬間、無理って思ったのが、こういう流れになっちゃったし・・・流れのある時は乗る・・というだけのことなんですが。

     心の底では、かなり心配ですよね。

     でも、やってだめなら考えればいいですよね。修正もよくありますし、ひょうたんから駒が出ることもあります。

     子供の育児はばくちみたいだねー。

  3. かけママ より:

    集団さえ入らない息子ですが、げんちゃんのサッカーの様子、げんママさんの文面から目に浮かびます。げんママはホントに凄いよね。正直全く予測不可能のなかの見学は勇気がいる事だと思います。

    機関車の話。なんか凄いですね。げんママの説明が絵になって頭に浮かんでいるのかなぁ?とにかく凄い‼

  4. げんママ より:

    かけちゃんは、集団に入るのがいやなタイプなんだね。げんちゃんとたして2で割ったら二人とも、普通になるのにね。
     げんちゃんは、他人との距離がまったくわからず、だれかれにでも、いとこに言うように話しかけ、小さいうちは、かわいいですむけど、今は、各方面でうっとおしがられています。
     このころあい・・・というやつを教えるのほど、難しいと感じることはありません。
     幼稚なソーシャルスキルしかないのに、同級生に、対等に、がんがん上からいったりするので、そりゃあ、いやがられるよねー。

     ほんと、その現場を目撃するのは、ホラーですよ。ははは・・・

     もう精神力いりますよ。サッカーの翌日夢でうなされましたもんね。金縛りにあいそうです。(笑)

  5. かけママ より:

    私も、げんちゃんの得意な事を少しでも頂く事が出来たら、どんなにいいのか。と思う事があります。

  6. げんママ より:

    かけママ、ほんと、げんちゃんの鈍感さ、あげたいです。
    しかし、そのあたり、表現系はまったく反対だけど、脳へのアプローチは、案外いっしょだったりしたらおもしろいね。

     鈍感すぎるのと繊細すぎると、ともに、センサーの不具合だったりすれば、アプローチのしかたは、案外違わないかも。

     げんちゃんの体操教室に、まったく友達と話さない男の子がいます。その子は、他の子に害をおよぼさず、なんとなく集団に所属してる。だから、問題あるけど、嫌われてないです。でも、そういう子でも、だんだん話すようになっていくと、問題がおこってくるのかな。
     とにかく、問題の時期を早く通過させるために、研究しようと思います。

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