ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

こてっこての発達障害

 >げんちゃんが、ボーっとシャボン玉の中にいた頃は、あまり目につかなかった攻撃性が、ここのところ本当に顕著に現れています。
はっきり言って、げんちゃんは、本当に立派な”広汎性発達障害 ”です。
 学習障害、全体を見る広角レンズをもたない狭い発想とこだわり。運動機能の進化不足、それらがすべてあいまって、社会不適応。

 う~ん。まるで教科書通りではないですか!

 しかたがないので、げんちゃんプロジェクトがスタートした頃に買い集めた発達障害の、わりと陳腐で常識的な本をぱらぱらめくってみました。
「その子を良く観察して、その子にあった治療法を選びましょう・・」と書いてありました。

 ふ~ん、治療法ねー・・・。げんちゃんは障害なのか~・・・へー、知らなかった・・と改めて思います。(笑)
ママにしてみれば、げんちゃんは、障害児ではなく、個性的な子、なんだけど、こうもソーシャルスキルのなさを見せ付けられると、障害だったのかー、とあらためて認識するわけです。

 今日は職場にお泊り。職場からげんちゃんに電話をします。
「今日はS君をたたいたりしなかった? 昨日おばあちゃんをたたいたんだってね。」
「・・・・」
がちゃ!(電話を切っちゃいました。このやろー!)
げんちゃんは、電話の向こうで脳の回路を閉鎖。

そうです。げんちゃん、昨日おばあちゃんを平手でたたいたようです。理由はというと、げんちゃんは、テレビで見たディーゼル電車を見て、
「僕、この電車に乗ったよ。」
と言ったそうです。でも、それはげんちゃんの勘違いで、実際は乗ったことがなかったそうです。それで、おばあちゃんが、
「げんちゃん、違うよ。これは乗ったことのない電車だよ。」
と言いました。すると、いきなり怒りくるって、おばあちゃんの頬を平手でバチンとたたいたのです。
あまりに、唐突で、しかも激しかったので、おばあちゃんはショックを受けました。

おばあちゃんは、いつもおだやかで、げんちゃんに優しく接してくれます。げんちゃんの神経を傷つけるような無神経なことも言いません。それなのに、いきなりパチンです。それも、すごい力だったそうです。

こういう被害は、ママ以外の家族は経験しています。ママは、かなり厳しく制しているし、ママにかかってくるなど、100年早いぜ!という迫力だからか、私にはそこまでの乱行は出てきませんが、普通はこんなもののようです。

 どうしたものでしょう。
診療所に来られる、アスペルガーの子供さんを持つお母さんとお話することがありますが、彼女も本当に悩んでいます。アスペルガーの子も、かなり社会性には悩むところが多いようです。お勉強ができない、ということより、これは深刻のようです。

 ま、陳腐で常識的な本によると、
「おこるのではなく、ロールプレー(なりきり練習)をやれとか、根気良く説明する、とか、だる~いことが書いてあります。

 げんママ、読みながら、やれやれ、だるいよね。なんか特効薬はないのかな?と思います。

 とにかく、叱るんではなく言って聞かせろ、だとか、表に書いて教えろだとか、面倒くさいことばかり書いています。野獣のようになるげんちゃんを、単に野放ししとくわけにもいかないし、こうもかったるいことばかり書いてある本も、いまいち見る気にならないし。あーもう!そんな腫れ物にさわるみたいに育てられません、って。
 普通の子だって、ソーシャルスキルってけっこう難しいでしょうに。どうするべー・・・

 わっかりましぇーん。

・・・おやすみ。明日考えます。
 

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

公開コメント 承認後公開

  1. TTmama より:

    同じような幼少期を過ごしてきた息子(広汎性発達障害)がいる者として、わが子も保育園のころ(年中)を思い出してみると、周囲が心身の発達を遂げている中で、自分のできなさや周囲(親や保育者)からのプレッシャーで子ども自身もストレスを感じていたかも知れません。出来ないことには絶対拒否(プライドもあるからか)でしたね。「電車に乗った」というのも、「うそ」と決めつけてしまえばそうでしょうが、それはお子さんの脳の中で「乗りたい」という希望だったり、以前別な電車に乗ったという経験がその電車と結びついてイメージの中で「乗った」という想像と現実の区別のつきにくさであって、本人がうそを言っているのではないということ。逆にいえばそれだけ想像力豊かなお子さんなのです。そういう時に大人の方が子どもさんにどう言う言葉かけをしていくか、むすろこちら側が問われるのだと思います。障害、個性というよりも、その子どもの持つ脳の神経回路の「特性」なのだと思います。

  2. げんママ より:

    TTmama様、本当に素晴らしいコメントありがとうございました。脳の中で「乗りたい」という希望、イメージがあるのでしょうね。でも、他の人の意見も何もまったくうけつけないというのは、どういう扱いをしたらいいんでしょう。
     すみません。良い方法を教えてください。神経回路の特性・・・この言葉は、すごいです。ほんと、そうやって言葉にすると、問題点が明らかになりますね。

     そうなんだ。私は彼の神経回路の特性を変えたいと思っているんだ・・・

     それができない、ということを前提に書いてある本ばかり。それに寄り添いましょうみたいな・・・
     私は変えたいよー!

     素晴らしいアドバイスありがとうございます。

  3. かいすみ より:

    私もTTmamaさん同様で、げんちゃんは想像の中でその電車に乗ったんだと思います。
    もしかしたらそのシートの感触もリアルに頭の中で体感?してるのかもしれないくらい。
    会話力が上がってきたとはいえ、まだ言葉が足りないのかもしれません。
    うちの息子によくあります。
    私もよく言葉どおりうけとってカチンときたり情けなくなったり…
    そんな時は
    「頭の中で電車に乗ったんだね」
    「電車にのったお話を考えたんだね」
    と、その状況を言葉にしてあげると、次回からそう表現できるかもしれません。

    あと手がでてしまった時は

    そのときの気持ちを代弁してあげる

    叩かない!というより解決するのが早いと思います。

  4. glow-gen より:

    かいすみ様。うーん。納得です。
    げんママ人間ができてないんです。げんちゃんなみに、むっとしてしまいます。
    療育の先生が、げんちゃんをおこらせる場面を作って、うまくのんびり対処してました。
    ママだけではなく、まわりもまきこんでやらなきゃ身がもたない、と最近思います。

    気持ちを代弁・・・なるほどだね。ほんと言われてみれば納得。やってみます。

  5. glow-gen より:

    R様、そうですね。ほんと言われることうなづきっぱなし。
    鈴木先生も技術でもいいからほめろ、って言われてましたね。
    ゆっくり、というのは大切です。げんママは、ゆっくりと、というのが人生もっとも苦手。せっかちおばさんです。かったるいのが、なんでも苦手なので、忍耐をまなべ、という神様のお達しなのかもしれませんね。

     お風呂の中で、は鈴木先生の原点、やっているようで、やっていなかったかも。
     
     ありがとうございます。ま他がんばるぞ、って元気が出てきました。

  6. glow-gen より:

    双子ママ様。すみません。コメント反映されてませんでした。毎日いやになります。
    って、わかります。
    なんだか、お近くにいたら、みんなで励ましあいたいです。

    なんか私も穴を掘ってます。

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました